鵜飼い ― 2005年07月24日
父親の古稀の祝いで宇治の鵜飼いを見に行った。
兄弟家族が集まるのは久しぶりだ。今回は、妹の子供達の初帰郷もあったし、ちょうどよい機会だった。鵜飼いは7時からなので、早めに、予約しておいた料理屋で食事をとった。料亭とまでは行かないが、普段行かないような、落ち着いたところ。今回は鮎三昧で、鮎のコース。鱧も食べたかったが、予算の関係で断念。うちの家族は、誰も酒を飲まないので、集まってもいまいち盛り上がりに欠けるが、この日ばかりはチビ達のおかげで会話も弾んだ。
食事もおいしくいただき、鵜飼いへ。皆で河原を歩いて、橋を渡り、塔の島の乗り場まで行く。大人10人、赤ん坊4人の団体で、一艘貸し切り状態にしてくれた。この宇治の鵜飼い、最近女性の鵜匠が話題になっており、シーズン始まった6月から、結構テレビなどでも特集していた。その鵜匠、結構美人で、鵜飼いよりそっちの方が楽しみ。
7時を過ぎて、舟が出たが、まだまだ明るい。しばらくは舟はあっち行ったり、こっち行ったりしている。食後に舟に揺られてのんびりと過ごすのも、結構いい気分だ。しかし、うちの怖い物知らずの娘が、水面が気になるようで、舟から身を乗り出しては、手を伸ばして水にさわろうとする。水深が1mほどで、流れがないとはいえ、皆気が気ではない。一人舟の中をちょこちょこ走っては、大人達をヒヤヒヤさせていた。
そうこうしているうちに日も落ち、鵜匠の登場。最初に鵜飼いの歴史や方法などを説明、しかし、暗くて顔がよく見えない。まあ、メインはそっちやないからとあきらめ、鵜飼いを楽しむことにした。皎々と燃えるたいまつに魚が集まり、そこを鵜が捕らえる。目の前でやってくれるので、観賞には問題なかったが、全体としては結構暗い。鵜も黒いから当然か。そんな目前で見ていても、潜った鵜が魚を捕ったかどうかはわからない。しかし、さすが鵜匠、魚を捕った鵜をたぐり寄せ、見事に吐かせていた。
輪になった舟の中心で行われた鵜飼い、ちょうど2周したところで終わり。結構地味な感じで、川岸からも十分見られたが、舟に揺られながら見たことが結構好評だった。よかった。ただ、子供達は鵜飼いが始まっても、なんのこっちゃわからずで、結構退屈していたみたい。まあ、子供の見る物じゃないわな。
昨今、アトラクションと言えば派手さを競う傾向にあるが、こういうのんびりとした時間の過ごし方をするのも、また贅沢かな。京都にいて、京都のことは何も知らないし、行ったこと無いところの方が多いが、身近にいい物があるんだから、もっと目を向けないともったいないなあ。
メロン記念日 ― 2005年07月24日
この日、札幌の友達が送ってくれた「夕張キングメロン」が届いた。このメロン、枝につけたまま完熟させるので、届いてから遅くとも3日以内に食べないといけない。早速古稀の祝いから帰ってきて、みんなでいただいた。切っただけで部屋中に甘い香りがたちこめ、食べずともおいしいことがわかるくらい。子供の舌は正直だ。双子の甥と姪も、ぱくぱく食べていた。もうおしまいと言うと、二人揃って突っ伏して泣いていた。ゆるせ、もう一玉はうちの家族の分だ。
昔はメロンというと緑だったが、今は赤のほうが高級感があるなあ。子供の頃は、網目のあるメロンなんか食べた記憶がない。マッカ(マクワ?)はよく食べたけど。今の子達は幸せだ。
それにしても、北海道にはおいしい物がたくさんある。一般にフルーツは南国のイメージがあるが、メロン用意されたんではたまらん。雪に閉ざされる期間が1ヶ月ならすぐにでも住みたい。住まなくても、年に2度は行きたい。でも、行けない。行けないなら来てもらおう。北海道のおいしい物プリーズ!
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