喜ぶ顔2006年12月25日

パエジャとチピラ

昨夜、サンタさんがプレゼントを持ってくると言っておいたので、遅く寝たにもかかわらず、チピラはいつもより一時間以上も早く起きていた。だが、気づいてないのか、それとも部屋が散らかり過ぎか、なかなかツリーの下のプレゼントの方へ行かない。着替えをしてお母さんと何やら話をしている。いつ気がつくかな〜って思ってたら、「あっ!」っとツリーに駆け寄り、名前の書いてあるプレゼントをズリズリ〜っと持ってきた。「なにっかな〜、アンパンのブロックや」。チピラのプレゼントは、夏頃から欲しいと言ってたアンパンマンのおしゃべりブロック。テレビのCMを見て、これがいい!とずっと言ってた。もう一つの包みを見て「ヨーちゃんのは何かな〜」とズリズリ持ってきたが、ヨースティーに開けてもらおうねと我慢させる。ヨースティーも同じ種類のブロック。これは9月頃に、多分廃盤になったものを格安で売っていたのを見つけ、買っておいたものだ。そして、朝からブロックで遊んでいた。

今回買ったのは、バンダイのメガ・ブロック。これは幼児用にかなり大きなピースでできている。しかし、できるものが最初から決まっており、汎用性が無い。チピラはすぐに飽きるかもしれないな。ブロックと言えば、子供の頃ダイヤ・ブロックが大好きだった。いろいろな車や飛行機、それも合体できるものとか、結構凝ったものを作っていた。メカゴジラの頭も作ったな〜。あれは今でも傑作だったと思う。ダイヤ・ブロックは、自分でいろいろ考えて作る楽しみがあった。前にチピラに買ったダイヤ・ブロックは、作ったものの名前当てとかしたり、そのうちチピラも自分で作るようになった。そんな、創造性を高める要素がメガ・ブロックにはなさそうだ。まあ、子供は想像もしない遊び方を発明するから、それはそれでいいかもしれない。

そして、もう一つプレゼントを用意していた。ヨースティーには、大好きな電車のおもちゃ。ジャスコでプラレールの基本セットが、破格値で売っていたので、これをゲット。チピラには、やっぱり前から欲しがっていた「ふしぎ星のふたご姫」のドレス。そのドレスはおじいちゃん、おばあちゃんからと言うことで、実家に置いておいた。夕方、ケーキを取りに行った時に、そのプレゼントを渡した。包みを開けて「ファインちゃんのドレスや!!」と喜んだが、ビニール袋から中身を出さない。「着ないの?」と訊いても、しばらくハンガーに掛けて眺めているだけだった。「着てもいいんやで」と言うと「着る!」と言って、嬉しそうに鏡を見ていた。

帰りもそのままの格好で歩いて帰り、家でもテレビや本棚のガラスに姿を映しては「私お姫様になった?」とニコニコ顔だった。ご飯のときは汚れるからと脱がせたが、食べ終わったら早速着て、またガラスに映して見ていた。ヨースティーは、黙々とプラレールで遊んでいる。う〜ん、ブロックよりよっぽど安かったけど、こっちの方が喜んでるな〜。

寝る時に、光るクリスマス・ツリーを見ながら、「明日でクリスマス終わりやから、お片付けするよ」と言うと、やっぱり寂しそうな顔をしていた。「でも、もうちょっと出しといてもいいかな」と言うと、にこっとして「本当?わぁ〜うれしいわ〜」(なぜか標準語)と言ってきた。「でも、お正月になったら片付けるよ」と言うと、「何でお正月にはクリスマス・ツリーが似合わないの?」と訊いてきた。「お正月は、新しい年だから」と答えになってない答えを言い、寝かせた。と言うことで、我が家のクリスマス・ツリーは、年末まで光っていることになった。