ねないこだれだ ― 2007年01月12日

去年Book offに、ほとんど新品の「はらぺこあおむし」という絵本があったので買った。そのとき一緒に「ふうせんねこ」という絵本も買った。作者はせなけいこ。ちぎり絵のような作風は、何となくほのぼのする。だが、話の内容はほのぼのとはかけ離れた結末に。何でも嫌だと膨れっ面の子猫。ついに膨らみすぎて空へ飛んで行く。そしてそのまま帰ってこない。
妻が子供未来館で、せなけいこのビデオを見つけてきた。「ねないこだれだ」というオバケのビデオ。このビデオには「はんしろう」「きれいなはこ」「こわ〜いはなし」「ねないこだれだ」の四話が入っている。「きれいなはこ」は、喧嘩をした犬と猫が、オバケにされて、そのままオバケの世界へ連れて行かれる。「ねないこだれだ」は、夜遊んでいる子供がオバケにされて、そのまま連れて行かれる。どちらも何とも怖い結末だ。その結末に、子供はおののき、大人もおどろく。ラストシーンの、オバケに連れられて空に飛んで行った子供のシルエットが手を振る場面で、必ずチピラが「おかあさんとおとうさんにバイバイってしてるな〜、あかんな〜」と言う。
この人、オバケが大好きらしく、オバケシリーズの絵本も出している。ちょっと揃えてみたい作品だ。
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