失敗じゃないよ ― 2007年03月01日

二週間ほど前に、妻が無農薬、ノーワックスのグレープフルーツを近所で買って来た。ところが大きさがみかんほどしか無い。絞ってジュースにするしかないかなと思っていたら、今日マーマレードみたいなものにしてた。汁が多かったので、かなり緩め。先週弟家族が旅行で行った済州島の土産の蜂蜜を入れて、ホット・ハニー・グレープフルーツにして飲んだら、結構いける!と言うことで、今うちに来ると、高級チョコとホット・ハニー・グレープフルーツセットが出てきます。
沈丁花 ― 2007年03月02日

数日前、実家の庭で保育園から帰って来たチピラが「あっ、いいにおいがする!」と言って庭の奥へ。隣の夕飯の香りかと思ったら「チピラの花が咲いてる」と駆けて行った。そう言えば、ほんのり甘い香りが。もう沈丁花が咲く季節なんだ。「いい匂いがするね〜、かわいいお花だね〜」と嬉しそうに眺めていた。
ひな祭の宴 ― 2007年03月03日

今日はひな祭なので、ちらし寿司を作ってみた。妻が小さいが安かったので、アワビを二つ買って来た。エビ風味の蛤の潮汁に、豚しゃぶサラダ。ちらし寿司にはイクラをたっぷりかける。ヨースティーはイクラだけつまんで食べてる。チピラもイクラは大好物。赤ワインを買ってから、なぜか日本酒に合う物ばかり続く。アワビは料理酒に使っている酒を飲んだ。もともと料理酒用ではなく、清酒なのでなかなかいける。満腹になって、ひな祭の歌を歌った。
ストーンズ、まだ何にもできず。明日はリハ・・・。
昨日のごちそうと頭痛菌 ― 2007年03月04日

昨日のちらし寿司&アワビ。アワビは小さいけど、ちゃんと味してた。まあ、味憶えてるほど食べた事は無いけど。
朝から調子が悪い。また急性副鼻腔炎になったようだ。ヨースティーが、中耳炎になりかけなので、先週から医者に行っているが、その菌が移ったのかな。まあ、よだれベタベタの食べ残しを処理するから、移らない方がおかしいか。あ〜、アタマ痛。
悪魔を憐れむ歌 ― 2007年03月05日

母「♪た〜こ〜た〜こ〜、あ〜がれ〜」、チピラ「それはお空のタコでしょ!これは海の中にいるタコ!!」などと突っ込まれたが、糸を付けるとそのまま空に舞い上がりそうな、見事な伸されっぷりのタコ。海外では「悪魔の魚」なんて敬遠されているが、ここまでペチャンコになったら、哀れとしか言いようが無い。
海外でタコを食べないのは、見た目のグロテスクさもあるだろうが、旧約聖書の影響が大きいそうだ。ところが、敬虔なカトリックの国スペインではタコは大人気。北西部のガリシア地方の名物料理にもなっている。5年前に、マドリードのプラサ・マジョールの角にある、ガリシア料理屋で、タコ定食を食べた。柔らかいタコに白ワイン・リベイロがよく合う。店主に聞くと、5時間くらい煮ているそうだ。
写真のタコはイイダコ。はさみで細かく切って、炊き込みご飯にした。甘い香りがとてもおいしい。
「悪魔を憐れむ歌」は、10日にBBAで行われる「The Who & The Rolling Stonesセッション」での担当曲。バージョンがいろいろあり過ぎて、どれでやるのかもめている。昨日リハがあったので、だいたいの方向性は出た感じはするけど。でも、もっとリズムに乗って弾けるようになりたいな。
The Who & The Rolling Stonesセッション ― 2007年03月11日
昨夜BBAで、今年初のプロデューサー・ナイト「フー&ローリング・ストーンズ・セッション」が行われた。先日そのリハがあったが、その時に「フーは本番で見よう」と思って見なかったのだが、よく考えると土曜日は8時以降しか到着できない。バカバカ!
と言うことで、子守りを終え到着したのが8時ちょい前。ちょうどフーが終わり、次のストーンズまでの休憩タイム。この時間は、前もって告知された「昔の恥ずかしいorいけてる写真」の見せ合いっこ。私は引っ越しの荷物がまだ片付いていないので、思った写真を探し出せなかった。仕方が無いので、10年ほど前の写真を二枚持参した。しかし!みんなミニアルバムでもって来たり結構な枚数もって来てる。どれもステージのカッコいい写真が多い。今とあまり変わらない人、変わり果てた人。歴史を感じたな〜。
言う間もなくストーンズ・タイム。今回の総合プロデューサーは、ふぁっつん。そしてフー・サイドはよたろう皇帝。ストーンズ・サイドはKeithさんであった。よたろう皇帝は、ひと仕事終え黄昏れ、いや、満足そうな表情を浮かべて座っている。これから出番のKeithさんは、かなりハイ・テンション。そのKeithさん、会場に入った時に、ようこそと握手しに来てくれたが、ん?顔が黒い。日焼けサロンにでも行った?いや、キース・メイクをしていたのだ。ただ、演奏が進むにつれ、汗とともに黒い化粧が流れて、ヤク中の様に・・・まさにキース!5弦のオープンGのギターを楽しそうにかき鳴らしていた。それと同じくらいハイテンションだったのが、じゃんぴんぐ・じゃっくさん。まあ、どっちも名前からストーンズ好きは容易にわかる。
一方ストーンズのラフさが嫌だと言う、ビートルズ派のキハチさんも、楽しそうにソロを弾きまくる。ばっちり決まったソロは「ラフにできるからといい加減なソロを弾いては、ストーンズの思うつぼだ」と。恐れ入りました。やっぱり違うな〜。ちらさんも2曲に参加。でも、エフェクターの調子が悪く、歪みを通り越して発信したような音だった。「ストーンズやるのに歪ませようとしたから、これは絶対にストーンズのたたりだわ」と悔しがっていた。しかしその音が、今回初参加のヴォーカリスト罍(ライ)さんのデス・メタル魂をよみがえらせ、若干デス入りに仕上がったのは面白かった。
今回私は「Wild Horses」「Jumpin' Jack Flash」「Let's Spend The Night Together」「悪魔を憐れむ歌」の4曲に参加。しかし、静かに聴かせる曲の「Wild Horses」のギターソロでやっちまった!今回はキハチさんのストラトをお借りしたが、ギター変わるだけでポジション間違うなんてあかんな〜。ちゃんと音考えて弾いて無いの丸出し。でも、楽しく弾けたからいいや。特に今回の4曲は、名古屋から参戦のマコさん、ロジャバリンさん、BBAマスター、MFCオーナーと全部違ったドラマーだったのが楽しかった。ロジャバリンさんも、他の人たちと遜色無い叩きっぷりだったし。やるな〜。
それから、我がFOREFINGERの現ベーシスト揺れ名人ならぬ、昨夜は滑り名人(スライド・ギターね)もカッコ良かった。この前のライブで「スライドは雰囲気のもの」と言ってた意味が分かった気がする。なんか景色が見えた感じがしたもの。そして前ベーシストのshinちゃんは、レス・ポールで参戦。二人ともギタリストの私よりいいギター持っているし・・・。ラストの「悪魔を憐れむ歌」では、皇帝とジョージくんと一緒だった。おお、FOREFINGERのファースト・ステージのメンツだ!いやいや、なかなかいけるでないの?
あっという間に10時。名古屋からわざわざ参戦してくれたマコさん、じゃんきさんともうひとかた、お疲れさまでした。同級生のイムイムも楽しんでくれたんだろうか??まあいいや。
まだまだ残っていたかったけど、今週は何かと忙しい。確定申告にセッションの準備、月・火と子供達が保育園を休んだので、子守り・・・。と言うことで、行きも帰りもか〜や号に同乗させてもらい、早々に退散した。さあ、次は東京で本家フォリナー観戦だ!!
FOREFINGERがライブに行った。 ― 2007年03月16日

13日の火曜日。東京厚生年金会館で行われたフォリナーのライブに行った。今回の来日公演は、実に12年ぶり。私自身は17年ぶりか。なぜだか東京二日間のみ。現在のフォリナーの人気具合からして、二日やるなら東京と大阪にしとけばいいのに・・・なんて、要らぬ心配したりした。手に入れたチケットも最前列だし。普通なら喜ぶべきところが、逆に心配になったりもした。まあ、入りが少なければ、その分盛り上げてやるさ。
今回参戦は、FOREFINGERからルールーさんとMFCオーナーとの三人。二人とは会場で会った。結構行列が出来ている。ロビーではグッズを売っていた。「4」のTeeと、新製品の「プロウ゛ォカトゥール」の2007ツアーTee。ツアーTeeを買おうかと思ったが、4も捨てがたい。悩んでいるうちに、ツアーTeeが売り切れた。いいや、ネットで買うもん。グッズ売り場で悩んでいると、すぬっちさんと3年ぶりの再会!すぬっちさんは、K.C.Rhyeと言うクイーンのコピバンをやっているが、実は筋金入りのフォリナー・ファン。今回もセンター2列目をGet!、とチケットを見ると「22列??」。入り口でチケットを落として拾った時に、別の人のとすり替わったらしい!大丈夫??と思ったが、後で元気に2列目から手を振っていた。
ステージはモノ・トーンでまとめられたシンプルなもの。正面上に「FOREIGNER」のロゴ。アンプのキャビネットを隠す様に和紙のような質感のついたてが左右に分かれて置いてある。そこには薄墨でプロウ゛ォカトゥールのジャケット・デザインの「F」が。そして1mくらいのひな壇の上には、上手にドラム、下手にキーボードがセッティングされている。ドラムの胴はクリアーだ。なんか久々に見るな〜。それぞれの後ろには、同じく和紙のようなついたてに薄墨で「4」のジャケット・デザイン。センター後ろには丸井の「O」?いや、フォリナーのロゴの「O」だった。舞台前には警備員、そしてロープが張られている。果たして、今日のライブにそんなもの必要か?だって客層は、やっぱり我々世代が中心みたいだから。後ろを見ると、7割くらい埋まっているかな。でも、2階席は解放してなかったようだ。それに、結構招待券も配っていたみたいだし。
オープニングはやっぱりくじ取らずの「Long, Long Way From Home」だろうか?それとも・・・などと話していると会場が暗くなった。意外にも、歓声が響く。彼らの過去のヒット曲の短い、走馬灯のようなメドレーがSEとして流れ、照明が輝くと「Double Vision」のイントロが。それとともに会場総立ちになった。前で座って観ようなんて企みは打ち砕かれ、そして最後まで腰を下ろす事は無かった。いや、彼らが座って観るなんて事許してくれない、そんなパフォーマンスだった。ヴォーカルのKelly Hansenは、ハイ・トーンもよく出ており、声質も昨年発売されたライブ盤よりルーに似ていた。MCでも「隣の人と肩を組んで」とか「みんなの協力が必要なんだ!さあ、よく聞こえない、もっと!!」と言ったり、なかなか盛り上げ上手。それともう一人、長い金髪をヘッド・バンキングで振り乱し、すごい形相で会場をあおっていたベースのJeff Pilson。彼にもかなり乗せられた。幸いうちのベーシストは金髪ロン毛(ヅラだけど)。次回のライブではヘドバン必須だな。
二曲目は「Head Games」。このイントロ、レコードでは大好きだが、ライブではいまいちだと思っていた。でも、今回のイントロは良かった!どう違うか説明は難しいけど。我々の目の前には、サックス、フルート、ギターのTommy GimbelとベースのJeff Pilson。Mick Jonesは舞台の反対側。でも、最近のでかい会場と比べると近く感じる。それに、前に誰もいないって言うのが、めちゃくちゃ気持ちいい!Mickは黒のレス・ポール・カスタム、Tommyはレス・ポール・ゴールド・トップと言う、見た目にも'80s。Mickのカスタムはリイッシューだろうか。昔から使っているものより新しそうだ。三曲目は、舞台袖からキーボードが出て来て「つめたいお前」。曲の終わりにはJeff Jacobsの長いキーボード・ソロ。その時ヴォーカルのKelly Hansenが客席に降りてきて、真ん中の空いている席に立ってみんなをあおったりと、サービス満点。そして「蒼い朝」。この曲あたりになって、新生フォリナーはコーラスがかなりしっかりしている事に気づいた。それは後に、もっとわかりやすい形で見せてくれたのだ。
次あたりから、記憶がかなり曖昧だ。「隣の人と肩を組んで」と、そのまま「Waiting For A Girl Like You」へ。この曲もエンディングのシャウトまでフェイク無しに歌いきる。すごいぞKelly!ここでMickが黒のカスタムから、初お目見えの白のカスタムに!Kellyが「今のは男性達に、そして次は女性達に」と「Dirty White Boy」が始まった。それが終わると、一瞬舞台からメンバーが消え、目の前にもう一本マイクが立てられた。Sax用のマイクかな?と思ったら、ドラムのJason Bonhamがタンバリンを持って、ピョコンと片足を後ろにして飛び出して来た。強面だけど、けっこうおちゃめやん。Mickはアコースティック・ギターとJeff Jacobsのキーボードだけの伴奏で「Say You Will」が!これには驚かされた。Pilson、Gimbel、Bonhamの3人が演奏の代わりにばっちりコーラスを決めている。常々、コーラスに重点を置いてやりたい!と思っているが、今後は絶対やる!!って決意をしたのであった。
Mickがメンバー紹介をする。Jason Bonhamが自分の紹介の時、突然「Rock'n Roll」のイントロを叩き出した。メンバーが「演るのか?」と身構えた時に、ハイおしまい、と切り上げ、会場を沸かせていた。Mickが「僕はなかなか歌う機会が無いけど、この曲は歌います」と静かにフルートで始まったのが「Starrider」。アコースティック・ギターを弾いているのに、ソロどうするんだろう?と思っていたら、途中でエレキに持ち替えた。これまでの曲は、歌メロも演奏もかなりオリジナルに忠実だ。でも、このソロ終わりのディレイまでは再現しなかったな。私ならやるぞ!
そしてKellyの「ファースト・アルバムの曲だよ」と「衝撃のファースト・タイム」が。短いキーボード・ソロとドラム・ソロの後「Urgent」へ。このSaxソロが、最初レコード完コピ!それから自分のアドリブに。カッコいい!これまでサイド・ギターに徹していたTommy Gimbelも、この時ばかりはステージを転がっての熱演だった。ここまでベースのJeff Pilsonは、あっちこっちへ走り回り、ピックをぴゅんぴゅん投げている。しかし、なかなかMickがこっちへ来てくれない。ワイヤレスなんだから、もっと動けよ!そう思っていたら、やっとここになって我々の前まで来てくれた。そして、ピックをさっと投げたが、そのピックはひらひらとMickの手前1mに力なく落ち、最前列にさえ届く事は無かった・・・。ああMick・・・。
そしてラスト「Juke Box Hero」を、声のかすれも無くドラマティックに歌う。最後に引っ張って引っ張って、一瞬の間の後決めのフレーズ&ポーズのMickがメチャメチャカッコ良かった。アンコールは「Long, Long Way From Home」。「みんなの助けが必要なんだ」と「I Want To Know What Love Is」。途中演奏が小さくなり、客席大合唱。ラストは「Hot Blooded」。演奏が大きくても大合唱。メンバーが集まってお辞儀の後、Kellyがまたまた客席に降りて来て、最前列の人たち全員とハイタッチ。Mickや他のメンバーは、ピックを両手いっぱい持って来て、会場に撒いていた。私はTommy Gimbel、ルールーさんとオーナーはMickのピックをもらう事が出来た。メンバーが引っ込んでからも、スタッフが箱を持って来て、ピックを豆まきの様に撒いていた・・・。もうちょっと拾えば良かったな。Mickはソフトのピックを使うのは知っていたが、Tommy Gimbelも同じソフトだった。音色を合わせるために同じものを使っているのかな?
新生フォリナー。ライブでの実力は、去年発売されたライブ盤で知ってはいたが、これほど満足できるとは、実は思っていなかった。終わってみれば、喉が痛い痛い。歌も演奏も、ドラムのフィル・インに至るまでオリジナルに忠実。究極のトリビュート・バンドって感じで、Mick以外のメンバーに対して「お前らキャリアあるのに、それでいいのか?」などと聞きたくなるくらいだった。だって、スタンスとしては我々と変わらないんだから。しかし、これは逆に今後への期待を大きくさせてくれた。これから作り出される、彼らのフォリナー。今回はオリジナルに近い演奏のクラシック・ヒッツ・ライブで昔のファンを満足させ、さらにパワー・アップした新生フォリナーへ引っ張って行く布石なのかもしれないと。彼らでの新作が期待されるところだ。そうじゃなければ、FOREFINGERでもMick Jonesさえ入ればFOREIGNERを名乗れてしまう・・・とは言い過ぎだな。
終演後はvoltyと合流。mixiで呼びかけていたわにさんと一緒に祝杯をあげた。また一人フォリナー・ファンと知り合えた、貴重な夜でもあった。
観世会館〜動物園 ― 2007年03月19日
読み返してみると、去年も同じ様に寒波が訪れていたようだ。今回の舞台は、囃子や謡に子供が入ると言う、普段とは違い、かなりかわいい舞台だった。鼓を打つ子など、からくり人形のようでかわいかった。その中でも一番年上であろうジュニアは、ここ3年ほど見ているが、やはり毎年レベルアップし、余裕のようなものも見えてき始めている。ただ、前ほどのダイナミックさは、ちょっと薄れて来たかな。
うちは家族で行った。チピラは最初、物珍しそうに見ていたが、そのうち飽きて来たようだ。ヨースティーも、みんなが拍手していると、合わせて拍手していたが、あちこち遊び出した。ジュニアの出番まで後二人。このままでは騒ぎ出すかもと思い、いったんヨースティーをつれて外へ。ジュニアの出番が来たら、再び中に戻った。それまで大人の舞台だったが、子供が出て来たとたんに、チピラはちゃんと見出した。子供が出ていると、気になるようだ。ヨースティーは、鼓や太鼓の音が気になるらしく、前の席の背もたれをトントン叩いていた。結構あっという間に終わってしまったジュニアの出番。もう少し見ていたかったな。能面を着けて出られるのは、いつ頃なのだろう。それまで続けていてくれるといいな。
終わってからロビーで二人が遊んでいるが、結構うるさくしていたので、かなり迷惑だっただろうな。ヨースティーは眠たくて機嫌が悪くなり、その上頭打って大泣きするし。tokoさん、YKさんと話もしたかったが、とてもそんな状況ではなかったので、挨拶もそこそこに会場を後にした。気温は低いが、時折日も照るので、そのまま動物園へ行った。ヨースティーは到着前に寝てしまったが、チピラは昼寝もせずにがんばっていた。7月に子供が生まれるキリン。お腹がやや大きい。しかし、言われないとわからないくらいだ。自然界に生きる動物は、妊娠中も身軽に動ける様になっているのだろうか。
午後からは食事の時間らしく、あちこちで餌をやるところを観ることができた。まずはゴリラ。果物や野菜を与えられるが、リンゴだけをよって食べてた。それから草をワイルドに食いちぎっている。それからアシカ。飼育係が味をあちこちに投げると、そこめがけて足利泳ぎ回る。このアシカ、かなりでかい3mはあるだろうか。チピラが「お魚しか食べないの?」と訊くので「そうや」と言うと「タンパク質ばかりだとダメなのにね」と言ってた。この餌の時間に、魚を横取りしようと鳶がやって来た。あわやアシカ対鳶の対決が見られそうになったが、鳶が別のところに投げられた魚を上手く捕って逃げて行ってしまった。
次に、チピラお気に入りの猿山。飼育係の人が、上で餌の説明をしてくれた。餌はリンゴ、生と蒸かした人参、生と蒸かしたサツマイモ、煮干し、そしてバナナ。えさはそのままやると、強い猿ばかりが食べるので、大好物のバナナを強い猿に手渡しで与えて、その間に他の猿にも餌を食べさせるそうだ。人気メニューは蒸かしたサツマイモ。生の人参は、最後まで残るらしい。さて、猿山に入った飼育係。ボスざるアサタローにバナナを投げてやる。アサタロー、上手くキャッチ。他の猿も、おこぼれをちょうだいしにくる。去年4月に生まれた小猿も、負けずに取りにくる。アサタローは、投げられたバナナは取って食べるが、人参などは取らない。バナナと人参を一緒に投げると、バナナだけを取って食べる。バナナ一個と人参5個を一緒に投げても、その一瞬にバナナを見分けてさっと取る。野生の動体視力は半端じゃない。客からも歓声が上がった。
そして象を観に行く。象の檻の前には、触れる象の糞が置いてあり、チピラは興味津々。でっかいな〜を連発していた。干し草を鼻でつかんで食べる象。干し草が頭にも乗っかっているのを見て「お弁当付けてるな〜」。それから爬虫類館へ。以前載せたこの貼紙、ちょうど爬虫類館に飼育係がいたので訊いてみた。これは、あまりにワニが動かないので、剥製を置いているのじゃないかと言う人がいるので、そう言う説明書きをしたとの事。そんなバカな質問する奴いるんだな。5mはあるニシキヘビも、食事後なのか、しっぽの方が異様に膨らんでいた。鶏丸呑みかな?それはちょっと見てみたいな。
出たところでは、カバの餌をやっていたが、行った時はもう食べ終わっていた。それからシロクマのところへ。シロクマも肉ばっかりかと思ったら、結構果物や野菜を食べていた。ヒグマとライオンは、他と時間が重なったので見られなかった。
今回食事風景は、なかなか楽しかった。いろいろな説明書きも増えてたし、やはり他の動物園を意識しているんだろうな。がんばってくれ、動物園。
休みのような日々 ― 2007年03月21日
訳あってここ一週間子供達はずっと家にいる。自分の事はおろか、仕事すらろくに出来ない。まったく、人の心や気遣いを推し量れない奴と礼儀をわきまえない奴には疲れさせられる。
昨日は子供達を連れて銀行へ行った。支払い等があるので行かないわけにはいかん。普通に歩いて30分ほどだが、子供の足ではどのくらいかかるか・・・。また、寒風厳しかったので電車で行った。切符を自動改札に入れるのはチピラの係。でも、最近お姉ちゃんのまねが大好きなヨースティーがやりたがる。これから切符が一枚のとき困るな〜。二人も子供つれていると、周りは何かと優しくしてくれる。電車を降りるとき、ベビーカーで手一杯だと、チピラの手を取って一緒に降りてくれる乗客のおばあさんとか、狭いホームをゆっくり歩くので、道を譲ると「いいですよ、ゆっくり行ってください」と言ってくれるおじさんなどに出会うことができる。
しかし、この前近所のスーパーで、ヨースティーが激しくグズッた。床に寝転がって動かない。抱っこするにも大暴れだし。買い物カートを3mくらい手前の入り口に置いていたので、とりあえずそれを取りに行ったら、その数秒の間にカートを押したババアがヨースティーの前に来て「通れへん」などと抜かしやがった。ムカついたのでヨースティーを抱き上げ「すまんのう、ちょっとグズッとるだけやないけ」とにらんだら、その後近づいては来なかった。よく行くスーパーなので、あまりもめるのも嫌だが、ほんと、状況を見られない奴って腹立つ。
まあ、昨日はそんな奴とは遭遇せず、平穏に過ごせた。露天で干し果実を売っていた兄ちゃんに、試食の干しイチゴをもらって「甘いな〜、おいしいな〜」と喜んでいたチピラ。100g600円と、高級牛肉並のイチゴは、ちょっと手が出なかった。他にもいろいろ欲しいものがあったようだが、下を向いて我慢しているのがいじらしい。でも、買ってるとキリないしね〜。
日曜日に電車に乗った時は、最後尾に乗った。運転席が気になって「何これ」としきりに訊いていた。昨日は先頭に乗って、二人で運転席を見たり、前を見たりしていた。電車が進むにつれ「景色がどんどん大きくなってくるな〜」と喜んでいた。電車を降りて「電車にバイバイしような」と言うと、運転手さんが運転席から顔を出して「バイバイ」と言いながら手を振ってくれた。ヨースティーは元気に、チピラはちょっと恥ずかしそうに手を振った。そして運転手さんは、こちらを向いてバイバイしながら静かに電車を発車させた。全然前見てへんし〜!しかも片手やし〜!!でも、そんな他人のちょっとした事が嬉しかった一日だった。
春の名古屋、ARN観戦ツアー ― 2007年03月27日
25日の日曜日、名古屋へ「アート・ロック・ナイト(ARN)Vol.36」を観に行った。2月に詠時感で華麗なステージを見せてくれたマコさんのもうひとつのバンドZerosmith(エアロスミスのトリビュート)が出演するのだ。ARNはコピバンのイベントだが、いろんな人の過去の日記を読むと、かなりレベルが高いらしい。名古屋の人たちは京都に通って来てくれるが、こちらからは行ったことがない。ちょうどサモさんが車で観戦に行くので、同乗させてもらう事にした。一緒に行ったのはBrendaさん、よたろう皇帝。
名古屋到着は2時前。前日の雨もやみ、少し晴れ間も見えて来た。まずは腹ごしらえ。サモさんが検索しておいてくれたうなぎ屋で、ひつまぶしを食べる。なかなかまったりとした雰囲気の店内には、獅子の彫刻、打ち出の小槌、大きな観音様などが飾られている。そして目玉が、ジャイアント・パンだの剥製!う〜ん、鬼怒川の温泉旅館を思い出した。ひつまぶしは、おいしく、お腹もいっぱいになった。帰りには手羽先を食べるらしい。
お土産を買って、会場のアポロ・シアターへ。既に人が並んでいる。なかなか人気のイベントのようだ。開場を待っていると、詠時感のじゃんきーさんが。開場後もどんどん人が入って来て、開演前には、立ち見も含めていっぱいになった。200人は入っているだろうか。我々は、舞台正面のいす席を陣取る。ちゃぴさん、舞さん、はじめちゃん、まっつ&のむりんなど、知った顔が続々やってくる。彼らは最前列のスタンディングで盛り上がっていた。う〜ん、パワフルだ。ドリンクをもらうが、小さなコップに缶ビールを次いで渡してくれる。500円で缶一本分くれないんや!せこ〜!じゃあ二杯目は無し(せこ〜!)。
一番目はJuguts Pretzdo(ジューダス・プリーストのトリビュート)。革ジャンにロン毛ヅラとのギタリストが、それぞれ酒井くにおとおる、ますだおかだの片方ずつに似ている。お笑い系だ〜と思ったら、結構ネタまぜてやってくれました。
二番目はごくせん(ヴィクセンのトリビュート)。もちろん女性ばかりのバンド。今回のための寄せ集めだそうだが、骨太な演奏でした。詠時感のさーやさんがゲスト出演。前のおっちゃんの頭がじゃまだと言うこともありましたが、ベースがかわいかったので、そこばかり見てました。
三番目は赤まむし(ホワイト・スネークのトリビュート)。浜松から来たそうだが、メンバー6人のうち4人が外人。う〜ん、ステージに立っているだけで絵になる。反則だ!と思ったのは、劣等感からか。ヴォーカルのおっちゃんは最初ちょっと声の出が悪かったが、2曲目以降からはシャウトやヘドバンもバリバリ決める。ザック・ワイルド・モデルを弾いていたギタリストもステージ慣れしているようで、まとまった演奏だった。金髪ヅラと地毛の違いをまざまざと見せつけられたステージだった。
四番目がマコさんのZerosmith。エアロは聞いてなかったが、去年のBrendaナイトでいろいろ聞いたので、半分は知ってる曲だった。ジョー・ペリーが二人。どちらも違ったアプローチで雰囲気を出している。人が多すぎて、ドラムのマコさんまで見えないが、その音圧あるドラミングはしっかり届いてくる。ベースのお姉さんはエロ担当だそうだが、残念ながらこれもよく見えず。ヴォーカルは、曲調に合わせてか何度も衣装チェンジ。でも、調子が悪かったのか、高音の出がいまいちだった。ラストには、秋山仁似のキーボードさんと名古屋のジェフ・菅原洋一似・ベックさんがゲスト出演。熱いバトルを繰り広げていた。こういうおじさんたちが元気なのは非常に嬉しい。
五番目はStrutter(キッスのトリビュート)。本家の様にステージ前に幕を張りってスタンバイ。オープニングMCはなかったけど、幕が下りるとバッチリメイクした4人が。目の前にいたのが、ちょうどジーンだったが、ジーンと言うには、ちょっと体型がきゃしゃ過ぎたか。やはりろくまんくらいごつくてむさ苦しくないと似合わないな。噂では、ちゃんとギターから煙を出すそうだが、手羽先を食べにステージ途中で失礼した。
しかし濃い内容だった、ARN。さすが味噌カツ名古屋。どのバンドもレベルが高く、その上見せる要素もしっかり研究している。パフォーマンスどころ名古屋を見せつけられた夜だった。
そして我々は、はじめちゃんの案内のもと幻の手羽先屋山ちゃんへ。しかしいっぱいで入れず。ちょっと歩いたところの昭和食堂と言う居酒屋へ行った。そこでは我々と別に来ていたじゅごんくん、後からまっつ&のむりん、みやっち&彼女、ARNの打ち上げに来ていたマコさんと飲んだ。いや〜、楽しかった。帰りは酒を我慢してくれたサモさん運転で帰宅。疲れ様でした。しかし名古屋、癖になりそうだ。
そうそう、名古屋の手羽先を初めて食べたが、唐揚げとは知らなかった。ずっと焼き鳥の手羽だと思ってた。タレに揚げ浸しにするところもあるそうだ。次回は、是非幻の手羽先を食べてみたいな。
最近のコメント