火祭り2008年03月19日

上にぶら下がっているのが爆竹です。
 隣の庭の桜が満開になった。その向こうの家の紅梅はまだ二分咲きなのに。日本で春を告げるのはやはり桜だが、スペインで春を告げるのはバレンシアの火祭りだ。いや、もしかするとそれを感じているのはバレンシアだけか?じゃあ、セビージャの花祭り?それも地域限定だから、やっぱりセマナ・サンタ(イースター)かな。ん?行事だから、日本ではお水取りか??とにかく、今日はバレンシアの火祭りの日なのだ。

 バレンシアは、地中海に面したスペイン4番目か5番目の都市。オレンジのバレンシア、パエジャのバレンシアである。だが、やっぱり火祭のバレンシアである。ちなみにリンク先は火祭りのホーム・ページだが、下の方に昼の花火の模様がYouTubeで貼ってある。決して戦争や暴動ではない。お祭りだ。いかにもスペインって映像だ。

今年の作品色々
大物作品
子供向けの作品

 バレンシアの火祭りは、「ファジャ」と呼ばれる人形が、町の広場や交差点などにに作られる。その数は大小併せて200を超える!小さなものでも2mほど。大きなものは15mを超える高さだ。それらのファジャは、19日の夜0時にいっせいに焼かれてしまう。それが「火祭り」たるゆえんだ。一番大きな市庁舎前のファジャは、炎が30mも上がると言う。小さなものでも、炎は4〜5mも上がり、熱くてとても近づけない。近所の家では、樹脂製の雨戸が融けたり、電線が燃えたり。だけど、建物自体は、さすが石の文化。日本だったら、町中焼けるな。

 この火祭りはまた、闘牛シーズンの始まりでもある。これから半年、マドリッドの祭まで、闘牛は各地を回る。19日は楽日とあって、有名闘牛士がでる。それについてはまた別に。

 そんなわけで、久しぶりにスペインのネタでした。