セマナ・サンタ2008年04月05日

KKKではありません
 イースターネタ、やっとアップです。ただ、ネタと言うほど中身がないですが。

 スペインの復活祭はセマナ・サンタ(聖週間)と言います。イースターと言うと、きれいにペイントしたイースター・エッグを隠すイメージがありますが、スペインでは卵を飾ったりしませんでした。セマナ・サンタの間、街中でプロセッシオンと呼ばれる祭壇の巡航があります。それを先導するのが、とんがり帽子をかぶった人たちナサレノです。目だけしかない姿は、初めて見るとかなり異様ですが、顔全体を出した子供なんかは、とってもかわいいです。地区によって、衣装の色も様々です。私がいたグラナダでもたしか30くらいの巡航があるそうです。

 祭壇は幅2〜3m、長さ4〜5mと結構な大きさです。スペインでは、マリア信仰も強いので、キリストの像以外にもマリア様の像も多くあります。祭壇は、神輿のように街中を練り歩きますが、普段のスペイン人らしい乱痴気騒ぎはなく、厳かに進みます。大きな祭壇の下は、四方を織物などの布で覆われており、その中には数十人の人が入って持ち上げています。下から見ると、たくさんの足が並んでいますが、スペイン人らしく無く、きちんと整列しています(笑)。変なところで、信仰心の強さを感じました。

コメント

_ 那由他 ― 2008年04月05日 16時22分39秒

なんか不思議な格好ですね。
初めて見ました。

巡行するというところは、祇園祭の鉾を思い浮かべました。
このトンガリ帽子(?)から、長刀鉾を思い出したからかなぁ。

イースターまで受難節に入る前に、カトリックの国では、カーニバルをしますが、スペインでもそうですか?

どこの国でもお祭りは、歴史や伝統、風習など、興味深いです。
珍しいイースターを紹介してくださって、ありがとうございました。

_ 忍者 ― 2008年04月05日 18時37分31秒

那由他さん
遅くなりました。変な格好でしょ。なぜこのカッコなのか、調べてないんですけど・・・

>巡行するというところは、祇園祭の鉾を思い浮かべました。
そうですね。この祭壇も結構重いようですが、大体が人が持ち上げて動かすようです。巡行は朝から晩まで続くんですよ。

>カトリックの国では、カーニバルをしますが
スペインでも仮装してやるようです。私は、ちょうどその時期に旅行に出かけてました。偶然カーニバルを見たのはベニスでした。また紹介しますね。

_ にゅーめん ― 2008年04月06日 18時18分28秒

まるで中世の儀式みたいですね。
スペインもかつては栄華を誇ってましたが、これも伝統なんでしょうね。
イースター、日本ではあまり馴染みがありませんが、キリスト教も奥が深いですしね。

_ 忍者 ― 2008年04月07日 10時03分23秒

にゅーめんさん
>まるで中世の儀式みたいですね。
魔女狩りじゃないですが、何となく拷問されそうな衣装ですよね。

>キリスト教も奥が深いですしね。
宗教はどれもそうですよね。でも、若者の間では、やはり信仰心は薄れているようです。でも、日本のそれと比べると、かなり熱心だと思いますけど。

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