拾得2008年04月30日

 29日、拾得へ行った。磔磔と並ぶ老舗のライブハウスだが、行くのは初めてだ。この老舗ライブハウスで、よたろう帝國がライブを行った。対バンが森村泰昌かと思ったが、そんな訳ない。森本昌彦と言うギタリストだった。

 薄暗い客席に座り、ライトで照らされた四畳半ほどのステージを見ながら思った事は、「あ〜、河島英五はここで幾度となくライブをやったんだろうな・・・」演奏中も、そんな事を考えたりしていた。さっき知ったが、英五のソロ第一弾「信望」に収録されているライブ音源「人間の祖先」は、ここ拾得で録られたそうだ。街は景色を変えて行っても、このライブハウスの中は、当時と変わってないんだろうな・・・なんて感慨にふけっていた。

 そんな昔の思い出(拾得にはないけど)にひたりながら、ぼんやりとステージを見ていて、よたろう帝國、大丈夫か?と言う不安が沸いて来た。それは・・・「全員ステージに立てるのか?」。よたろう帝國は7人の大所帯。だが、結構余裕で立てたみたいだ。この調子なら、七福神よろしく、船の上でも出来そうだ。

 今回は「月影の錬金術師」と言う「ガラスの仮面」と「鋼の錬金術師」を足して2で割ったような題名のハードな新曲も披露された。全体としてはウーララに続いて、耳に優しい音量でバランスが良かった。特にISSIさんのギターがよく聴こえた。衣装のテーマはしゅごキャラか?その出で立ちで、メカニカル&スピーディなフレーズを紡ぎだす。よくあんなに弾けるな〜。終演後、偉そうにも「腕上げたんじゃないですか」と言う失礼な質問に「いつも通りですよ」とサラッと答える。「いつもは皇帝のギターがでかいから、下げてくれって6年経ってやっと意見できるようになりました」って、じゃあ来年殺されちゃうかな??あと、えりたん♪は相変わらずおもちゃみたいでおもしろい!

 それにしても、拾得のスタッフ、みんな若かったな。老舗だから、頑固店主なんかがいるのかと思ってたけど、全然違った。お金があったら、今度玄米定食食べてみよう。