志摩のプライベート・ビーチ2008年08月03日

水もきれいで、気持ちいい!
 到着後、誰もいないプライベート・ビーチで海水浴。水が結構冷たい。それでもチピラとヨースティーは大はしゃぎ。ヨースティーも水を舐めて「辛い、しょっぱい」と言い、みんなに舌を出させて、順番に指をつけて海水をなめさせていた。実は4〜500mほど離れたところに、ちゃんとした海水浴場があるが、駐車料など取られるので、うちの前の浜で泳いでたらいいと、宿の主人が教えてくれた。そこはアサメと言う、ワカメと昆布の間くらいの海草を採る船が数隻停めてある。浸かっている間も何隻か帰ってきた。海女や船頭もかなりの高齢。採ってきたアサメを堤防に天日干ししている。おいしそうな昆布の香りが漂っていた。このアサメ、油で炒めて食べると言ってた。翌日買おうと思ったが、売っているところが見つからなかった。残念。

 高浜のようにアサリはいなかった。代わりに白いフナムシのような小さな虫がぴょんぴょん跳ねていた。足に着くと、かむのかチクチク痛い。水が冷たいので、あまり長く浸かっていられず、砂で川を作って水を流したりしてはまた浸かるの繰り返し。アンパンマンのビーチボールが風に飛ばされた。すぐ届きそうなところにあったが、追いかけていくとどんどん逃げていく。妻が泳いで追いかけたが、後数センチのところでヒュッと逃げていく。そのまま泳いで追いかけるので「もうやめとき」と諦めさせた。普段運動してないところに冷たい水。足がつって溺れても、助ける自信は無い。アンパンマンはみるみる沖の防波堤まで流れていった。ヨースティーは「アンパンマン、バイバイ」と寂しそうに何度もつぶやいていた。

 夕食は豪華伊勢エビ三昧!造りとマヨネーズ焼とフライの三匹構成。鯛の姿造りといさきの姿造り二匹。普段食べているのとは、ちょっと違ったもずくと、イサキの皮の湯引き。ツバスよりまだ小さい、それでも20センチくらいの煮魚5匹。食べきれなかった。花火をして、部屋でゴロゴロしていると、ヨースティーが「さぁ、自動車乗ろうか」。どうやら帰るつもりらしい。泊まりの旅行は初めてだからね。今日はここでねんねするよと寝たが、夜中にちょっと泣いてしまった。

 前日9時に寝たので、翌日は5時過ぎから起きていた。6時過ぎ頃散歩に出た。海はもやがかかっている。爽やかと言うより湿っぽい。今日も暑くなりそうだ。防波堤を見て、ヨースティーが「アンパンマン、バイバイしたな〜」と言ってる。もう向こうの浜に流れ着いたのだろうか。アサメをまとめている漁師さんに散歩コースを聞き、甲賀港の方へ歩いた。海岸ではチピラが、落ちている貝を片っ端から集めて来る。

 道ばたには、甲羅が4〜5センチのカニがあちこちにいる。結構すばしっこくて、捕まえるのは無理。でも、道路のあちこちで車に踏まれていた。カニに次いで多く踏まれていたのがムカデ。当てずっぽうで歩いていると、道に迷った。知らない間に、高台にいる。見当つけて歩くが、深みにはまるばかり。チピラは「お父ちゃんが悪いんや」と言い出す始末。歩いてきたおばさんに道を尋ねると、それは隣村だと驚かれた。無事たどり着いたが、距離にして一キロあるかないか。それほど驚く距離でもなかった。まあ、子供と一緒に歩いているから、そんなに進むわけも無いし。ただ、帰りは二人ともおんぶだったけど。

 そしてその日はパルケで夜まで。ああ疲れた。