火垂るの墓 ― 2010年08月15日
少し前、チピラが学童で「火垂るの墓」のビデオを見たと、帰りに話していた。戦争で家族や幼い子が死んでしまうと言うことが、よほど心に残ったのだろうか、「お父ちゃん、見た事ある?」と、少し興奮気味にあらすじを話していた。
2〜3日して、学校の図書館から「火垂るの墓」の本を借りてきた。映画と同じ絵を使った絵本だ。何度も何度も、読んでいるのか、絵を見ているのかわからないが、借りてきて数日は、毎日のように見ていた。ヨースティーにも「お母さんは死んじゃうんやで」とか「節子も死んじゃうんやで」と説明して、それからヨースティーも、何度もその本を見るようになった。
ヨースティーが「お父ちゃん、お母ちゃん、死んじゃうの?」と訊いてくる。「そうやね、いつかは死んじゃうね」と答えるとチピラが「でも、チーちゃんとヨーちゃんが大きくなるまで死んだらあんかんねんで」と言われた。そう言えば、母の日の手紙にも「ひとつだけやくそくがあるの、それはちーちゃんがおとなになるまでそだてること」と書いてあった。私が子供の頃は、そんなこと考えたことも無かったが、何か不安にさせるような事でもしただろうか(笑)しっかり育てなけりゃと、お盆と終戦記念日に、つい色んなことを考えてしまった。しかし、私には手紙をくれたり「お父さん大好き」とはあまり言ってくれないな〜。
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