アイ・ワナ・ノウ...11 ― 2010年08月16日

ヴォイス・オブ・フォリナー:ルー・グラムと再びタッグを組むことになったミック・ジョーンズですが、オリジナル・メンバーだったドラマーのデニス・エリオットと、ベーシストのリック・ウィルスが脱退。レコード会社もアリスタに移籍しました。
- 「ミスター・ムーンライト(Mr. Moonlight)」
- 1. ホワイト・ライ(White Lie)
- 2. レイン (Rain)
- 3. アンティル・ジ・エンド・オブ・タイム (Until The End Of Time)
- 4. オール・アイ・ニード・トゥ・ノウ (All I Need To Know)
- 5. ランニング・ザ・リスク (Running The Risk)
- 7. ビッグ・ドッグ(Big Dog)
- 6. リアル・ワールド(Real World)
- 8. ホール・イン・マイ・ソウル (Whole In My Soul)
- 9. アイ・キープ・ホーピング (I Keep Hoping)
- 10.アンダー・ザ・ガン(Under The Gun)
- 11. ハンド・オン・マイ・ハート (Hand On My Heart)
- 12. クラッシュ・アンド・バーン (Crash And Burn)
アルバムは全米136位。シングルは「White Lie」「Until The End Of Time」「Under The Gun」がリリースされましたが、チャートに入ったのは42位の「Until The End Of Time」だけでした。しかし、ヨーロッパでは人気があり、「Unusual Heat」は、全英56位。スイスでは8位。「Mr. Moonlight」は全英59位、ドイツ21位、スイス17位を獲得しています。
このアルバムもほとんど聴き込んでないのですが、しょっぱなの「White Lie」は大好きです。これを聴いて、おお!フォリナー復活だと思ったのですが、後の曲が続かなかった・・・。中には「Big Dog」と言う、実験的な曲もあるんですが、その他は普通って感じですね。これがリリースされたのが1995年。80年代に隆盛を極めていたハード・ロックバンドはことごとく無くなったころですか。しかし、黄金コンビ復活で、再始動したフォリナーですが、突然の不幸が襲ってきたのでした。
1996年、大阪梅田のライブ・ハウス、ヒート・ビートの柿落しをフォリナーが勤めることになっていました。ところが、日本へ出発の前日、ルー・グラムに脳腫瘍があることがわかり、急遽来日公演はキャンセル。幸い腫瘍は良性のものでしたが、手術で脳下垂体に損傷を受け、長いリハビリ生活を強いられました。その影響からか、かなり太ってしまい、声にも影響を及ぼしてしまいました。しかしルーは、1999年フォリナーに復帰。2002年までツアーを続けました。
余談ですが、ドラマーのデニス・エリオット。フォリナーをやめた後は、工芸作家として全く別の道を歩んでいます。
デニス・エリオット公式ページ
ミュージシャン時代から、工芸、主に木工作品も制作していたようで、数々の賞や個展、美術館などで作品展示もされているようです。それも、スミソニアン博物館で展示会を開催したり、モンデール駐日大使公邸へ、木のボウルを貸し出したり、スター・トレック・ヴォイジャーのセットの壁の彫刻をしたりと、かなりの成功を収めているようです。鶴太郎は芸術家と呼びたくありませんが、デニス・エリオットは芸術家と呼んでもいいです(爆)
コメント
_ ルールー ― 2010年08月17日 08時36分46秒
_ 陰陽師 ― 2010年08月17日 08時47分34秒
_ 忍者 ― 2010年08月17日 09時09分49秒
>わたしも杮落としのライブに行く予定だったのに・・・(涙)
私も直前まで迷ってて、当日に「行こう!」と大阪まで行ったら中止でした。
>けっこういい曲もあるんですよね。
「White lie」はいいですよ。
陰陽師さん
お疲れさまでした。
>で、エド・ガリアルディの消息は???(爆)
フォリナーやめてから、アル・グリーンウッドと「SPYS」と言うバンド組んで、アルバムを2枚出しましたが、その後は・・・ナイト・スクープに頼んでください(爆)
_ てりい ― 2010年08月27日 23時37分42秒
FOREIGNERのライヴを見たことがなかったし (youtubeで最近見たとこです)、レコーデイングではプロデューサーのいいなりに叩いてるようなドラミングで、JEFFやSIMONやSTEVE SMITHのようにドラマーの僕を感嘆させるようなプレイは殆ど記憶がない。
でも、ライヴを見るとやっぱりプロだあ~と思わせるプレイでした。
ドラマーにせよ、アーチストにせよ、一芸に秀でるにはセンスも大事ですが、血のにじむような努力が必要なんですよね。
デニスは、実はそういうヒトだったんだと思います。
エドの途中まではわかりました。
リック・ウィルスはなにしてるんでしょう(笑)
_ 忍者 ― 2010年08月28日 02時31分25秒
デニスは地味な印象でしたね。でも、バンドでは一番ひょうきんものだったそうです。初期からコージーばりのツイン・バスで、あれはいつ鳴らすんだ?って思ってました(笑)
>一芸に秀でるにはセンスも大事ですが、血のにじむような努力が必要なんですよね。
プロって基礎の出来具合が違いますよね。その土台の上で、どんな表現をするかによって、また評価が変わりますけど。
>リック・ウィルスはなにしてるんでしょう(笑)
この人も、ロキシー・ミュージックやスモール・フェイセズ、ギルモアやフランプトン等ビッグ・ネームと絡んでますよね。リックはフォリナーをやめた後、バッド・カンパニーに入っていたそうです。その後は単発的に活動しているみたいですね。
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このアルバムも全然聴いてませんでしたけど、けっこういい曲もあるんですよね。(今さらですが)