声の魅力2011年03月30日

当たり前だが、ラジオからは声だけが聞こえてくる。太い声、細い声、澄んだ声、だみ声。そして、その声を聞き、その人がどんな風体をしているのだろうと想像するが、これが結構外れる。声はきれいなのに・・・って(笑)まあ、勝手に思い込む方が悪いと言えば悪いのだが、クリストファー・クロスが出演したミュージック・フェアを見たときの衝撃ったら(爆)リック・アストリーも、絶対黒人だと思ってたし。

歌声はもちろんだが、話し声が魅力的な人ってうらやましい。人によって、好みはいろいろだろうが、私は結構、倍音成分の多いと言うのだろうか、そう言う声が好きだ。例えば、増田明美とか、荻野目慶子とか、南佳孝とか、ちょっと古いか?・・・最近の人はよく知らないな。私はもこもこ声なので、そう言う声にはとても憧れてしまう。

声と言うのは、その人を印象づける重要な要素のひとつである。そして、2年ほど前に、一瞬にしてKBS京都の聴取者の話題をさらった声の人がいる。日本道路交通情報センター京都の「やまかみしょうこ」さんだ。初めて彼女の声を聞いたときは、いつもは聞き流す交通情報に釘付けになった(笑)まず、声がミックス・ヴォイスだ(爆)そう感じるほど高い。素っ頓狂とまではいかないが、それに近い。そして、原稿の読みかたが、緊張からか、棒読みと言うか、小学生が作文読んでいるみたいな感じで、一生懸命さが伝わってくる。彼女の交通情報が終わると、すぐに番組に「最高!」「すばらしい!」と言うメールが殺到した(笑)その高い声での、ぼくとつな交通情報は、癒されるという言葉がぴったりだった。最初は緊張していたから、ああいう読み方なのかと思っていたのだが、2年経った今でも、ほとんど変わっていない。去年から、週一くらいで奈良も担当するようになり、一瞬異動か?と、ひやっとさせられたが、まだまだ京都でがんばっている。交通情報は、日替わりなので、やまかみしょうこさんの声が聞けた日はラッキーデーと決めている(爆)

バンドもまた、複数の人で集まっているにも関わらず、その顔はヴォーカリストである。いや、ヴォーカリストの声という方が正しいか。ヴァン・ヘイレンのように、タイプの違うヴォーカリストに変わっていっても、次々とヒット作を生み出すバンドはむしろ稀で、スティーヴ・ペリーの亡霊に取り憑かれたジャーニーや、やっぱりルー・グラムに似た声を探したフォリナー。しかし、呪縛から逃れられていないのは、むしろ聞き手の方で、やっぱりペリーでないと、ルーでないと、という思いがそうさせるのだろう。ヴォーカルと言うのは、それほどの力を持っている物なんだな。

話は違うが、6月にイギリスでジャーニー、フォリナー、スティクスのジョイントライブがあるが、7月からジャーニーとフォリナーの全米ジョイントツアーが決まったようだ。たしか1999年頃に一度一緒にやった。そのまま日本へ来てくれないかな〜と思った物だが・・・やっぱり来ないだろうな、この組み合わせでは。