眺める音楽 ― 2011年07月16日
アナログ。テレビでは、ほとんどの地域で後一週間で無くなってしまう。時計は、一時デジタルブームだったが、今はほとんどアナログ表示に戻った、だが、そんな例は稀で、音楽を聴く媒体も、アナログ・レコードからCDになり、今やデータでのやり取りとなってしまった。指紋がつかないように、宝物のように扱ったレコードやCDも、今や過去のもの。大きなジャケットに見とれたLPから、小さなCDになったときも、そのアルバムの価値すら四分の一になった気がしたが、実態の無い「データ」となった音楽には、もちろんジャケットもなく、何か味気ないものになってしまった気がする。
レコードは、ジャケットを並べるだけでも楽しいものがあったが、やはりそう言うものを集めている人もたくさんいる。もちろん当時のものなので、骨董とまでは行かないが、珍しいものはそれなりの価格はするようだ。レコード・コレクターのuemuraさんの日記を読むと、一枚数万円〜数十万円はざら。中には百万円を超えるレコードがあるそうだ。それも、ほとんどはレコードそのものの価値ではなく、ジャケットに対しての価値である。基本音楽なのだが、集める基準はそこには無い。ジャケットやスリーブの少なさが一番である。どちらかと言うと切手収集に近い。そんな日記を見ていると、リサイクル屋に言ったときなど、ついついレコードなんかも見てしまう(笑)もちろん、レアなレコードを格安で手に入れ、コレクター(uemura氏)に高値で売りつけるつもりなのだが(爆)、そこには当然お宝など無い。だいたい、どれがお宝かもわかってない(爆)
先日も、リサイクル屋に行ったとき、無造作に置かれているレコードを見てみた。ほとんどが昭和50年代の歌謡曲や演歌のレコード。洋楽は、LPはあっても、シングルはほとんど無い。それらのレコードは、ほこりだらけで、触るだけでてが汚れる(笑)そんな中、ささっと見てみると、財津和夫のシングル「Wake Up」があった。そう言えば、透明のレコードがあったな〜、と何気なく中身を見たら、「!」透明やん!!価格は100円。う〜ん、ちょっと迷って買った(笑)
買ったからと言って、音を聴くわけでもなく、ただ眺めるだけだが、ちょっと嬉しい。
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