おしえて2012年09月12日

最近、アルプスの少女ハイジネタのCMをやっている。私の中では名作アニメNo.1のハイジ。プロモーションにも度々使われている。記憶に新しいのは日産のCMだが、あのポリゴンのようなハイジたちは、インパクトとしてはよかったが、今ひとつ好きにはなれなかった。元のアニメそのものを使ったプロモーションでは、ファミリー・マートで点数を集めると、お皿などの景品がもらえるというものもあった。キャラクターを使った商品もあり、これらは集めてお皿もらったものだ。ただ、景品をもらうには数千円の買い物をする必要があり、普段コンビニなど利用しない私たちにとっては、かなりハードルが高かった。その後、ヤフオクで安く売っているのを見つけて、そちらで揃えた(笑)持ってる人は、かなりの数を持っていた様だが、景品引き換えの点数は、レシートに印字されていたので、レシート要らないという人の点数を、店員が集めれば、すぐにたまるな〜、そんな人が出品してるのかな?なんて考えたりしたものだ。

さて、最近のハイジCM、ひとつは家庭教師のトライのCMで、元のアニメ映像に担当者と思われる男性(家庭教師は大学生のイメージなので、たぶん会社の広報担当者)が描かれて、ハイジたちと一緒にアルプスを駆け回ったり、クララの家へ行ったりするものだ。そこで「おしえて」となるのだが、自分達では無理だから家庭教師をと言う設定。まあまあかな(笑)

もうひとつは、エースコック・スープ春雨のCM。ペーターが速水もこみちで、クララが知らない女の子。そしてハイジが朝丘雪路なのだが、これ最低!ユーモアのセンスのかけらも感じさせない。これで笑うやつ、いや少しでも面白いと思うやつなんかいるんだろうか?一体どこが面白いのかおしえてって感じだ。

このように、昔のアニメなどのパロディーCMは結構多い。正統派から奇をてらったものまでいろいろだが、本来取り込みたい年代が興味を持ちそうな題材でないと、意味が無いと思うのだが、何か外しているものが多い気がする。

例えば、auの巨人の星シリーズ。私より上の50代辺りの新規スマホ・ユーザー狙いだとしたらわかるが、どうももっと若い層狙いっぽい。おまけに、つまんない。他のCMであしたのジョーもあった気がするけど、これもつまらなかったような、記憶に残ってない。リチャード・ギアが寅さんに扮しているオランジーナのCM。これも意味不明。寅さんを愛する世代に、あの清涼飲料水を売りたいのか?第一、続きが見たいと思わない。 ブルース・ウィリスのダイハツ・ミライースは、駄作もあったけど、全体的には良かった。次見たいと思ったし。トヨタのドラえもんシリーズもいいな。ストーリーもあるし、特にジャン・レノのドラえもんは意表をつかれた。キャスティングの上手さは、朝丘雪路とは大違い。BOSSのトミー・リー・ジョーンズも長いな。最近ではソフト・バンクとコラボしているし。でも、どちらのCMもフ〜ンって感じ。

有名外国人を使ったCMは、昔からある。ウイスキーのサミー・デイビスJr.とか、大凧に乗ってる、フジカラーのユル・ブリンナーとか。スージー・クアトロの日本酒大関やカーペンターズの清涼飲料水ポップなんかもあった。有名なのは、マンダムのチャールズ・ブロンソン。アゴに手を当てて「ン〜、マンダム」は誰もがやったと思う(笑)私の一番は、大昔ハリソン・フォードがハリソン君として出ていた携帯電話のCM。ボケかました小芝居をやったのは、この頃からかな?関西限定だったのは惜しい。大物で、この2、3日にやっちまった〜ってのは、セリーヌ・ディオンの出ているエディオンのCM。ミドリ電化がエディオン・グループに吸収され、社名が変わるという告知なのだが、熱唱するセリーヌのオチが「私はセリーヌ・エディオン」だと?大丈夫かセリーヌ?イメージってもんがあるだろう!いくら本人がひょうきんな人だったとしても、世間一般のイメージは違う。やかん持って踊るシュワルツェネッガーなら、ひょうきんさも伝わるが、セリーヌ・ディオンのダジャレでは、オチというより落ちたな〜って感じしか伝わらないのだが・・・。この辺陰陽師氏に聞いてみたいものだ。

CMと言えば、音楽も重要な要素だ。ヒット曲や既存の曲が使われることも多いが、そのCM用に作られた音楽も多い。ケンとメリーのスカイラインのように、既存の曲の一部を商品名に替えたりしたものもある。いずれも短い時間の中で、インパクトを与え、好感を持たせなければならない。最近、私が思う失敗例と成功例を2つ。ひとつ目は、お菓子のCMでトリンドルが「クックック」だか「トットット」だか歌っているやつ。ダメダメ!全くダメ!もうひとつは、インテルのCMで、月面でスーツを着た虎が踊っているやつ。「ウルウルウルトラ、ウルウルウルトラブック。インテル」これは踊りと共にマスターしたい(爆)