交換条件 ― 2016年06月16日
ちょっと前に、北海道で子供を置き去りにした出来事があった。私も小学生の頃、言うことを聞かないので、帰りの山の中で弟と一緒に置き去りにされたことがある。渓谷で、細い吊り橋があり、のんきな私は、その辺散歩して戻ろうとしていたら、父親が血相変えて探しに来た。それを見て、しまった!心配かけてしまったと、申し訳ない気持ちになったことを思い出した。母親もこのニュースを見て「あんたも放っていかれたな〜」と、今では笑い話になっている。
世間では、この出来事がしつけか虐待かと言うことで話題になった。いろいろ考え方もあるだろうが、しつけと虐待は紙一重のような気がする。私が思うに、子供のしつけって、基本的に脅迫と恫喝だ。言葉にすると怖いが、「○○しなかったら、△△してあげないよ!」ってのは、立派な脅迫だし、「コラ!!」ってのは恫喝だ(笑)。
本当は、うまく説明して、納得させられればいいのだが、手っ取り早いので、ついやってしまう。また、大きくなってくると、屁理屈や詭弁等も使いだすので始末が悪い(笑)説教と言っても、坊さんのように説ければいいのだが、つい感情が先走る(爆)
頭に上った血は、ひと呼吸置かないと、簡単に虐待になってしまう。しつけとは、子供だけじゃなく、自分自身にも同じことを言っていると感じられる冷静さを残さないとダメなのかもしれない。
そういえば、小学校や中学校の参観日の授業には、道徳の時間が組まれていることが多い。人権についての参観なんてのもある。これって、子供より親に向けての授業なんじゃないかと、最近思う。ひねくれた見方かな?(笑)
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