TOM & MASUYANナイト ― 2006年06月15日
おなじみBBAで11日(日)に行われたTOM & MASUYANナイト。TOMさんはJanis Blancでは初のBBA。Bobさんが抜け1年あまり、ヴォーカルがまだ決まっていないので、インスト中心の演奏だった。ここの演奏は、まったく心配なく聴けるので、終始楽しく、TOMさん新兵器のマルチ・エフェクターもいい音していた。途中、去年RAGでできなかったブライアン・メイの「さくらさくら」をハーモナイザー効かせてと、新兵器大活躍。Janis Blancは元々TOTOのコピー・バンド。と言うことで、ラスト数曲はBrendaさんをヴォーカルに迎えてTOTOの曲で締めた。
MASUYANは、いつものCross Pointではなく、Bulldoxと言う別ユニットで参加。懐かしのフュージョンと楽しいMC中心に進んでいった。Brendaさんは、しきりに懐かしいを連発していたが、フュージョンになじみのない私にとっては、知らない曲ばかり。でも、こちらも演奏は問題ある訳無く、楽しく聴けた。しかし、どちらのバンドのベーシストも、使っているのは5弦ベース。ろくまんに、「どっちも弦多いな〜」と言うと、「そんな必要ないねん。」とキッパリ。だが、ダブルネックは欲しいらしい。
その後は、BulldoxにTOMさんとジャニスのキーボードさんが入ってチック・コリアの「スペイン」。この曲をやると言うだけで、いつも盛り上がるが、私はそんなにいいか?と思っている。確かに難曲だと聴いてもわかるし、それを演奏するのは凄いと思うけど。まず第一に、全然スペインっぽくない。違う題名だったら、印象も変わっていたかも知れない。
まだ少し時間があるので、セッションをしましょうと始まったが、Bulldox組とJanis組、お互い思い思いに弾いている、バラバラだ。すかさずMASUYANが交通整理、「Aのブルースで行こう。」と始まったが、やっぱりバラバラ。だが、キーボードさんは異常に楽しそうだ。もしかすると、私などには理解できないレベルの進行だったのかも知れない。収拾がつきそうにないので、MASUYANの「BBAが誇る2大ギタリストでした。」と締めの言葉。Brendaさんが私に「入ってへんで。」・・・鬼だ。そしてセッションは終了した。
今日はJun Greenさんの特別メニュー「カレー・うどん」があった。どこかの有名店のカレーうどんかと思ったら、Jun Greenさんが作る「Jun Green家のカレーうどん」だった。はじめちゃんに触発されたのだろうか?鰹だしベースにかなり生姜を利かせたルーは、「日本のカレー」と言う感じで、とてもうどんとマッチしていた。
しばらく残り、ろくまんと二人で帰る。「しっかし、みんな上手いな〜、なんであんなに上手いんやろ。」とろくまん。「やっぱり我々ブランク長すぎたからね、キャリアに対して、実働時間が短すぎたからかな。」「そうか〜、そうやね。」と才能や努力は我々もまったく遜色無いとでも言いたげに結論づけて、強引に納得することにした。
そこへ妻から電話が。「ヨースティーがボタン電池を食べたみたい、これから病院に行って来る。」
コメント
_ Jun Green @ 21世紀の失業者 ― 2006年06月16日 12時00分18秒
_ 忍者 ― 2006年06月16日 16時30分48秒
「スペイン」の詳細な解説、ありがとうございました。なるほど、スペイン・テイストは盛り込まれていたわけですね。次回からは、それを踏まえて聴きます。作られた背景を知っているのと知らないのとでは、印象もかなり変わってきますね。
>スペイン歴の長い
いや・・・実はそうでもないです。スペイン音楽に至っては、まったく知りません。フラメンコとかも聴かないし・・・。そう言う点では同じですね。
>でも日本人かて「中国」と言うと「ちゃかちゃかちゃんちゃん…」
全く。あと「パイ〜ン、パイ〜ン」っていうシンバルみたいな音と。でも、この音階は西洋人にも結構強烈な印象があるようですね。西洋人が日本も含めて東洋を感じる音使いのようです。「ガール・ライク・ユー」のサビのピアノに、ルーが東洋を感じたのもこれでしょうか?違うかな?
_ ロジャバリン ― 2006年06月16日 23時25分51秒
ボタン電池は危ないですぞ!
でも、こうやってBLOGの更新をしてることを思えば、大丈夫だったのかな?
_ 忍者 ― 2006年06月17日 03時08分51秒
ご心配、ありがとうございます。
無事取り出せ、元気です。
電池は、電力が残っている場合、一カ所にとどまると危険なようです。
もちろん、中身が漏れると数秒で組織が侵されるので、それも危険ですが。
でも、現在では経過観察で充分との意見も。その辺は追って書きます。
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これは原曲のイントロにロドリーゴの「アランフェス」を挿入したのと、スケールがパーフェクトハーモニクスマイナー5thピローの通称「スパニッシュモード」が「米国人の想像するスペイン」を作っているのどすね。日本人の想像するAm-G-F-Eみたいな「フラメンコ」進行と似た発想かも知れませんが「いかに自国のイメージを離れ他国を連想させるか」と言う発想からついた「表題音楽」どすもんね…スペイン歴の長い忍者様の指摘はごもっともどすなぁ…
でも日本人かて「中国」と言うと「ちゃかちゃかちゃんちゃん…」の例の「ピアノ黒鍵だけのメロディー」を想像しがちなだけに、チックコリアと同次元なのか(才能や努力は我々もまったく遜色無いとでも言いたげに結論)
うううむ、それでは今日はパコデルシアとロドリーゴを聴いて過ごそう!!