Brendaナイト2006年10月01日

 30日、BBAでKISS、Aerosmith、Bay City Rollersのセッション、Brendaナイトが行われた。特別ライブには、新ヴォーカリストを加えたストーンズのコピバンBrian Lunch(これを機に新しい名前にしたそうだが、忘れてしまった)の演奏もあった。

 例のごとく子守があるので、開演の7時には無理と思っていたが、何とか間に合うことが出来た。会場はすでに満員、KISSの出演者はすでにメイクまでしている。私もKISS出演者だが、今からメイクしている雰囲気ではなかったので、素顔時代のキッスと言うことにしておいた。

 今回私がエントリーしたのはドラム。土曜日のイベントは、なかなか開演時間に行くことが難しいので、出演を躊躇していたら、ギターはアッという間に埋まってしまった。ドラムエントリーがMFCオーナーとTOMさんだけだったので、それじゃあと、思い切ってドラムにエントリー。ところがTOMさんが、やっぱり叩けないとリタイヤし、ぼじおくんがエントリーしてきたので、上手い人に挟まれて、夢にまでうなされる状態になってしまった。幸いBrendaさんが、遊びだからいいのよと言ってくれたので、気楽に出ることにした。

 気楽にとは言え、ドラムなど高校時代からまともに触ったことがない。高校時代には家にもらったゴミのようなドラムがあったので、それで2〜3ヶ月練習したことはあったが、一曲通してバンドでやるのは、初心者セッションに次いで二度目。前回はその場で飛び入りだったが、今回はちゃんと仕込まなければいけない。音源に合わせて家でエアドラムよろしく練習するが、やはりぶっつけというのは危ないので、当日の昼スタジオRAGで、初めてドラムの個人練習に入った。スタジオで本物のドラムを叩いて思ったのは・・・「足ダル〜」、一曲もまともに叩けなかった。エア・ドラムでの「何とかなるさ」と言う訳の分からない自信は、ことごとく崩れてしまったまま、スタジオを後にした。

 ブライアン・ランチwith Brendaのタイトな演奏が終わり、Aerosmithからスタート。みんな卓越した演奏の中、印象に残ったのがSallyさんの歌った「Dream On」。後半のシャウト部分、Sallyさんがシャウトする姿と声に、とても味があって良かった。それから世界の料理ショーのような、カネルとうちゃんの「Walk This Way」。あの早口の英語の歌詞を、よどみなく歌うのはさすがネイティブ・アメリカン(インディアンではありません)。しかし外国人は得だ。立っているだけで絵になる。グラサン掛けるだけでCIA、喪服を着ればMIBだ。

 今回Aerosmithではエアロさんが、BCRでは皇帝が、KISSではs@moさんが、それぞれVシェイプのギターを持参。みんな変形ギターもってるんだな〜。極めつけはエアロさんのポール・スタンレー・モデル。カッコええ〜!!ほしい〜!!

 そして、私がエントリーしたBCR。「Rock'n Roller」を叩くが、構成めちゃめちゃで、見事にみんなを迷宮に誘ってしまった。途中Brendaさんが何度も振り向き「チャウチャウ」と指示を出してくれたが、元に戻らず。その他の曲は、ぼじおくんが叩いたので、何とか無事終了。ろくまん曰く「あいつら(BCR)の演奏やから、軽い軽い」と言うことだったが、やってみると、以外と難しいことが発覚。「レコードは、本人がやってへんさかいな」と言う結論に至った。Brendaさんが会場に「黄色い声が足りないわよ」と呼びかけたが、よたろう皇帝、ろくまん、私と、ヴォーカル以外が髭面のおやじ達では、失禁どころか尿漏れがいいところだっただろう。次回があれば、お面でもかぶるか。

 新生Brian Lunchのパワーアップした演奏が終わり、いよいよKISS。MFCオーナーの「You want the best, you got the best, the hardest band in the world, KISS!!」のアナウンスで「Detroit Rock City」が始まった。この曲で私はヴォーカルにエントリー。事前にカラオケで練習したときに、あまりの出来なささにガックリ。オクターブ下げて歌おうと思っていたが、Sally親方のシャウトに感激し、負けていられない!と、シャウトしてみた。自分の声が全然聞こえなかったので、音程が合っていたかも不明だが、とても気持ちよかったのでヨシとしよう。

 皇帝の渋い歌も終わり、いよいよのこり2曲。そのトリのドラムを勤めさせてもらった。と言うか、最初到着時間が遅くなると言ってたので、後に回されただけだったけど。でも、トリと言うことで、責任重大。まずは「God Of Thunder」s@moさんとTOMさんがきっかけなどに気を使ってくれるが、なかなか飲み込めずに終了。途中びびってドラムのおかずも押さえ気味にしてしまった。さて、最後の「Rock'n Roll All Nite」大盛り上がりで終わろうと、ドラムからスタートするが、イントロの一小節飛ばしてしまい、ちょっとこけた感じのスタート。ギターのエアロさんとりゅうへいくんが上手くカバーしてくれた。ヴォーカルのよっしい☆もノリノリで、何とか乗り切れたかな?しかし、足疲れた。

 大盛り上がりで終わったBrendaナイト。終わってみて、KISSとAerosmith聴いてみようかなって思ったが、二週間後にロジャバリン・ナイトのQueenが控えているので、そちらに切り替え。

 終わってから、ぼじっちーにツインバスなどのアドバイスを受け、さらに磨きを掛ける決意をするのであった。しかし、今回ドラムをやって思ったのが、かなり冷静でないと出来ないな〜ってこと。ギターだと、プレイに入り込むとかするけど、ドラムでそれやってたら、すぐどこ叩いているのかわからなくなりそうだ。だから、常に進行を気にしてやらなければいけない分、熱くなりにくいパートなんだと思った。バンドをやる上では、他のパートで演奏するのも、なかなか勉強になるもんだ。それから、出だしのカウントが結構緊張する。これも慣れれば関係ないのかな。まあ、ドラムはバンドの骨だと言うことがよくわかった。これからも牛乳飲んで、たまに骨太ドラムを叩いてみたいなぁ。