ブランク・ながい2008年01月01日

ネズミです、一応
 明けまして、おめでとうございます。
え?手抜き?使い回しじゃありません

 去年も、ライブやセッションなど、結構人前で演奏する機会に恵まれ、また、辛抱強く見守ってくれる方々のおかげで、楽しく過ごすことが出来ました。周りには、同年代の凄腕ミュージシャンがたくさんいて、みんな好きでやって来たんだな〜って思うが、結構ブランク後の復活って人が多いことに気づいた。私も、その復活組の一人だ。その復活のきっかけとなった人物が二人いる。

 初バンドは高校生。文化祭だけの活動で、卒業後はメンバーの進路に合わせてバラバラに。大学時代も特に何もせず、就職は東京へ。それから29歳までCDすら買わずに過ごすが、ある日大学の同級生voltyから突然の電話が。「今度東京へ転勤になった。バンドやりたいから、playerのメン募にGとBで申し込んだ。今度の日曜にスタジオで顔合わせ」。卒業以来、初めての電話がこれだった。そして、10年ぶりにバンド活動を始めた。

 そのバンドでは、モトリーなどのメタル系を中心にコピー。ライブも二度やり、東京での音楽仲間もちょっとずつ出来たりした。しかし、1年もせずに私が京都へ戻ることに。そして、また音楽の無い生活が始まった。

 よく「音楽の無い生活なんて考えられない」という人がいるが、私は全然平気だ。家でも無音で過ごすことも多い。あんまり音楽には向いてないのかもしれないな。それはさておき、再び活動を始めるようになったきっかけ、それはインターネットだった。

 MFCオーナーとは、ニール・ショーンの応援ページの掲示板で知り合った。当時彼は茅ケ崎に住んでいたが「一度スタジオでフォリナーを合わせましょう」とゴールデン・ウィークの最中、そのためだけに車でやってきた。その後、都合よく彼が大阪に転勤になり、しばらくしてバンドを組もうと言うことになるまで、前のバンドから7年が経っていた。

 あれから5年。それまでステージ回数たった7回だった私も、ちょっとはましに人前で演奏できるようになったかな。今では、演奏するのも観るのも、同じ楽しみを共有できる仲間がたくさん出来た。これからは、ブランクなど作らず、みんなと続けて行きたいな。だから、今年もよろしくお願いします。

汗臭い男のロックセッション2008年01月15日

 13日(日)にBBAで、今年最初の「汗臭い男のロック」セッションがおこなわれた。まるで私のイメージからはほど遠いお題だが、BrendaさんやMFCオーナーの「たくさん参加してください。」というありがたい言葉もあったので、早速エントリーをしようと候補を眺めた。Grand Funk、Bad Company、Free、Allman Brothers Band etc.・・・全然知らない・・・。不特定多数の人が参加するセッションでは、あらかじめ音源集などが配布される場合もあるが、それはプロデューサーが「あ〜、自分はよく知ってるけど、みんなあんまり知らないだろうな〜」と言う弱気から配られる場合が多い(と思っている)。しかし、今回はそんな気配もなかった。なぜなら、それらは我々の年代でロックするもののMUSTであると言う、プロデューサーの自信からであろう。

 年代の壁。常々私はそう言って反感を買って来た。40代の同世代での話のなかでも、コメットさんは九重祐三子では一致するのに、聴いて来た音楽ではまるで知らない話ばかり。実際は、自分の無知によるところが大きいのであり、masuyanに「忍者さんは僕より年上かと思ってた。」と言われながらも、自分はあなたたちより若いんだと言いたかったわけでは決して無い。

 元々私は70年代の音楽はあまり聴いてない。Led ZepperinもDeep Purpleもほとんど知らない。ところが80年代に精通しているかと言うと、そうでもない。私が聴いていたのは、産業ロックの3つ4つのバンドだけである。まあ、機会が無かっただけで、「汗くさい」「男くさい」「土くさい」「泥くさい」「うさんくさい」「ごめんくさい」これらの言葉とは縁遠いからと敬遠していたわけではない。新たに聴くのが「めんどくさい」だけだったのである。

 そして今回のセッション。結論から言うと、楽しかった。前から思ってはいたが、乱暴なくくりだが70年代の曲って、シンプルなのでセッションに向いている。アレンジがきちきちじゃない分、演奏の自由度が高く、それでいて原曲の良さが残せる。楽しく演奏できる曲が多いと言う点で、非常によかった。他の出演者たちも、緊張感少なく、楽しそうに演奏していたんじゃないかな。

 演奏曲は、知らない曲ばかりなので、自分の参加した3曲だけ書いておく。

We are an american band
Heartbreaker
Rockn' roll fantasy

 今回も、マコちゃん、ひろよん♪はじめ、名古屋から大勢参加してくれ、盛り上げてくれた。特にSpringsteenのナベサトさんの熱唱、弦を二本切るみ〜のるさんの熱演は、なかなか真似できないけど、ステージに立つ側として、見習わなければいけないな〜と実感した。あっ、二人とも若いな〜、クソッ!(笑)

雪とバラ2008年01月26日

 久しぶりに東京出張に行った。年の初めの出張の楽しみ、それは展示会できれ〜な女優さんを見ることだ。仕事は二の次。と言うか、宝飾展なので、それほど関係ない。22日に出発したが、いきなり新幹線に乗り遅れたり、23日は朝から雪。嬉しいが、あわてて出かけたので、コートを忘れて寒い寒い。そんな波乱含みの出張だった。

 東京で雪となれば、大幅な交通機関の乱れがつきものだが、この日はそれほどの混乱も無く、順調にスケジュールをこなせた。そして会場のビッグ・サイトへ。今年の受賞者は堀北真希(知らん)、加藤ローサ、中谷美紀、江角マキコ、風吹ジュン、阿木燿子、谷原章介(知らん)、松坂大輔だった。このメンツなら・・・やはり「加藤ローサ」一本狙いだ!!と言うか、かなり嬉しい。

 今年は、アパレルの展示会も別棟で同時開催してた。そこにお客さんが出展しているので、まずそちらへ挨拶がてら覗きに行く。その後、宝飾展へ。今回は、ちょっと仕入れなければならない物もあるので、知り合いの業者のブースは極力避けて、目的のブースへ行った。既に取引のある業者とは、こういう展示会では、ゆっくり商談も出来ないので、いつも挨拶程度にしている。商談するなら、事務所に行った方が落ち着くし、向こうも、展示会では新規の客を取りたいだろうから、会場では世間話程度だ。だが、今回はアパレルの展示会に行ったので、時間も無かった。だから、出来るだけスルー。そして目的のブースで、商品を選ぶが、入ると言ってた物が無く、どうしようかと思案。新しい物を色々選んでいたら、うわ!ローサ見に行く時間無くなってるやん。

 それからは急いで決めて、会場をうろうろ、加藤ローサを探す。なぜかと言うと、希望する企業は、受賞者に商品を提供する。受賞者は、直接提供元のブースへ行き、販促用に写真を撮ったりするのだ。だから、広いビッグ・サイト内を、あちこちうろうろしているのだ。例年なら、ぶらぶらしていると、結構出会う確率が高いのだが、今年は全然会えない。阿木燿子すら見ない。焦りとともに足早になり、目が泳ぐ。若手の人気女優が行くところには、人だかりが出来るので、遠くからでもわかるのだが、それすら発見できない。ああ、ローサ!何処へ!!

 そうしているとお客さんから携帯に、会場にいるなら会いましょうかなんて電話も入る。出来るだけ時間を後に設定して、会場をうろうろするが、やっぱり会えない。もう仕事どころじゃない。何処だ?何処だ??私の思いは届かず、とうとうタイムアップ。グァック〜ン!!

ロ〜〜サ〜〜〜!!!(秀樹風に)

 雪はいつしか雨になっていた。風が冷たい。何のために出張に来たんだ・・・。ガックシ・・・失望感とともに、東京を去るのであった。来年は、今年の反省をもとに、ばっちり決めてやる!それにしても、仲間由紀恵はいつ受賞するんだろう。

メタフィジカルロックの夕べ2008年01月29日

 26日、西院Ooo-La-Laへ「よたろう帝国Presents・メタフィジカルロックの夕べ」に行った。生まれて初めて降りる阪急・西院駅。出口がホームの片側しか無く、上下線のホームの階段がさらにひとつの階段にまとめられ、その先に改札がある、なんとも古さを感じさせる造りの駅。災害時は、かなりの被害者が出るだろうな。なんて考えながら、会場のOoo-La-Laへ。建物が低い分、空が広いな、なんて見上げると小雪がちらついていた。

 会場はすぐわかった。ガラスのドアを開けると、弧を描いた木製のドアがあった。よし!と、勢い良く開けると、人一人分ほどの極小のスペースに女性がちょこんと座っていた。「ウヮ!トイレ開けてしもた!!」と一瞬焦ったが「2500円です」と言われて、ちゃんとした入り口だと安心。中に入ると、もう満員だった。

 ぼじおっちーやcharlyさんやTOMさんが入り口付近にいた。前の方にみんな陣取ってるでと言われたが、それほど広い会場でもなく、音聴くのは後ろの方が良さそうなので、そのまま後ろに陣取った。

 去年のメンバー・チェンジ以降、以前からの脱却を意識しているのか、新生、新生という言葉が目立つよたろう帝国。たしかに衣装は変わった。マトリックス風ロング・コートのはじめちゃんに、ベレー帽にベストの皇帝と、ハードなイメージから、神主と巫女と後家と言う、私にとっては暗黒舞踏の衣装を思い出させる、これまた別の意味でハードな衣装。メタフィジカルと言うのは、どう言う意味かわからないが、曲にも衣装にもメタ(ル?)っぽさもフィジカルっぽさも感じられない。ただそこには、旧よた帝から流れる「和」っぽさは健在だ。衣装も今後、神主、巫女、後家から何が加わるのかも楽しみだし。私が忍者の衣装で、そっと皇帝にフルートを渡そうかな。

 新曲は「恐竜王」。副題に「ゴン」は付いてなかった。「メタルゴジラ」の巨大生物好きISSIさんの作かと思ったら、違った。えりたん♪がメイン・ヴォーカルのこの曲には、振付けも。しかし、えりたん♪には振付けがよく似合う。ドラムのさめさんまで一緒にやっている姿は、かなり微笑ましかった。ジョージくんはショルキー一台でこなしていたが、ステージが狭すぎるのか、ショルキーなのにいつもより動きが少ない。両手では弾きにくいだろうが、難なくこなしていたのはさすがだな〜。今回も、短くキャッチーな曲が多かったが、これからはまた変わって行くと言う。それも楽しみだ。

 同じ日、四条寺町でAttack!の♪会長♪とリーダさんのアコースティック・ライヴもあったが、こちらの予定をを先に聞いていたので行けなかった。ところが、ちらさんはじめAttack!に縁のある人たちは、みんなはしごして駆けつけると、会場を後にした。私も♪会長♪とは、Shakee'sで一緒だし、でも今一杯目を注文したところだし、Djamraにも興味あるし。で、結局残った。♪会長♪ごめんね。

 で、次のDjamra。しょっぱなからウワッって思う程、トム・ジョーンズもビックリのメキメキ、いやキメキメな曲が次々と出て来た。練習大変だろうな〜。いや、練習云々より、個々人に曲がしみ込んでいると言った方がいいかもしれない。聴きごたえのあったステージだった。

 ラストの荘園は4回目。相変わらずの超絶トリオだ。最初の方に、ギターの西尾さんがチョコッと、私なら毎曲数度はする様な小さなミス?調子悪いのかな〜って思ったけど、そんなことは無かったようだ。しかし嫌だね〜、同じ楽器をやってるだけで、そんなことが耳につくなんて。まあレベルが違うけど。そんなことより、もっと楽しまなくちゃ。でも、あれだけ弾けたらいいな〜。ほんと同い年とは思えない、色んな意味で。いや、それは向こうもそう思うか。中盤から終盤にかけて、2曲程スパニッシュなフレーズが織り込まれた曲があり、荘園は今スペインなんだろうかと思ったが、もしかすると古い曲なのかもしれない。終演後訊こうかと思ったが、訊けなかった・・・。

 打ち上げが焼き肉と言うのに心動かされたが、charlyさんと二人、会場を後にしたのであった。

あー・ら・ら、忘れ物2008年01月30日

 「よたろう帝國Presentsメタフィジカルロックの夕べ」で大切なことを忘れていた。それは、このイベントが「レコ発」だったと言うことだ!いや、今なら「シデ発」と言うべきか。あのmaetakiさんプロデュースで、4曲入りのCD-R「常世の門」がこの日発売されていた。帰り際に買おうとBrendaさんに声をかけるが、CDを持った皇帝の姿が見当たらない。「じゃあ、また今度。MP3で送っといてね。」と言ったが、当然のことながら送られてこない。またすぐ会うだろうから、その時に購入することにしよう。

 ちなみに一部店頭でも扱っているそうだ。よたろう皇帝徒然放浪記