数えでやります7532009年10月10日

 10月6日、七五三の写真を撮りに行った。お参りは11月だが、8月を過ぎると「早撮り割引」なる広告が目につくようになる。要するに、写真だけ混雑を避けて早く撮れば、お安くしますよと言うことだ。今回は二人とも一緒に祝うので、写真も二人まとめて撮る事にした。撮りに行かなきゃと言いながら、伸ばし伸ばしにしていたら、チピラの歯が抜けた。しまった!いくらいい写真でも、歯抜けは間抜けだ。次の歯が抜ける前に、急いで探した。

 今までたくさん写真は撮ったが、私自身も含め、いわゆる「写真館」で撮影するなど初めてだ。いや、私は写らないので、私の初めてはまだまだ続くか・・・。妹はスタジオ・アリスでいつも撮っているようだが、値段を聞いてビックリ。そう言えば、結婚式の写真も5万円くらいしたもんな〜。これから先、何回見る事があるんだろうか・・・あの写真・・・。2年ほど前、チピラに結婚式の写真を見せたら「お父ちゃんは、別の人と結婚してたの?」って言われたな〜(笑)この前ヨースティーは「お父ちゃん、お姫様」って言ってたし(爆)

 しかし、一番かわいい時期を、プロの手で残しておくのもいいだろうと、できるだけ安い所を探した(笑)決め手は、安さもあったが、日本髪を結ってくれる事だった。9月の終わりに、衣装を選びに行った。ちょっと落ち着いたピンクの着物に即決「すごく気に入ったから、これ買って欲しいな〜」などとねだられたが無理。ヨースティーも、最初喜んで着ていたが、3〜4着目になると「嫌!」と着てくれない。なんとか、黒の羽織に金の袴に決めた。

 撮影当日、チピラは嬉しくてたまらない。「かんざし着けてくれるかな?」などといろいろ心配していたが、化粧もしてもらい、ご満悦だった。ヨースティーは、着替えるのを嫌がったが、なんとかなだめて着せた。着てみると嬉しいようだ。カメラの前では、二人ともやはり緊張で顔がこわばる。でも、カメラマンも慣れたもので、撮影中は、あ〜しようか、いいね〜などといろいろ声をかけながら和ませてくれた。ドレスに着替えてからは、リラックスし過ぎてはしゃぎ回り、撮影にならないくらいだった(笑)

 撮影は、立ってるポーズだけかと思ったら、椅子に座ったり、傘持ったり、正月飾りを置いたり、お琴を弾いたりと、頼みもしないのに次々と色んなポーズで撮影がすすむ。撮影後は、すぐにディスプレイでセレクト。最近はデジカメ撮影が多いが、ここはフィルム撮影だそうだ。ただ、同時にデジカメでも撮り、セレクトするのだそうだ。4〜50枚あっただろうか。最初は緊張しているのがよくわかる。笑顔も引きつってるし(笑)同じポーズでも、真面目な顔も笑った顔もいいな〜、なんて言うと選べない。でも、全部も買えないし。絞って絞って絞って・・・8枚選んだ。迷った候補は4枚だけ手札と言うサービス判にした。それでも1枚1500円もした・・・。500円くらいだったら、もっと焼くのに・・・。

 出来上がりは1ヶ月後。本人が一番楽しみにしている。今日も「11月まで後何日?」と訊いてきた。チピラは、着物より、後に着たドレスの方が嬉しかったようだ。でも、一番嬉しかったのは、化粧をした事らしい。帰ってからも、こっそりマジックで口紅を塗ったりしてたし(笑)そう言えば、今日ヨースティーが「チーちゃん口赤かったな〜。赤すぎやった」と言ってた。子供には口紅は結構印象に残るんだな。

 終わってからおばあちゃんが、葬式用の写真撮ってくれるのかな?などと相談していた。ただ、それには早撮り割引はなかったようだ(笑)

サイコキ行った2009年10月11日

 10月7日、かなり久々に、サイコキのライブに行った。折しも、台風直撃前で、電車内では「最悪、運転を切り上げる事もあります」なんてアナウンス。だが、四条烏丸は小雨で風もほとんど無い。嵐の前の静けさか?

 会場に入ると、予想通り人は少なかった(笑)台風来てるし、水曜日やしね。ちょうどサイコキの前のバンドで、2曲聴いたが、クリーンでアルペジオ、歌いながらミスなく弾くな〜って関心。リードギターは、終始バイオリン奏法っぽく、結構面白かった。だが、アンケートは拒否。

 サイコキを見るのは、1年以上、いや2年近く空いているかな?バンドとして、落ち着いてきた感じがする。Mojoは、ステージ前に柵があり、その上には、横に鉄棒があるようだ。HIROCKが、そのバーに掴まり観客をあおっていた。そういえば、六合の時もそんなのしてたな。でも、あんまりぶらぶらしてると、おさるさんに見えて来る(爆)

 次のバンドは、オーストラリアから来たバンドで、佐藤様☆曰く、イギー・ポップのようだそうだが、イギー・ポップのサウンドを知らない。まあ、何がいいかって、外人は見た目でかなり得だわな。まあ、バンドなんか、所詮見た目のいい方が得。日本人でも、美形だと言うだけで観に来てくれるし声もかかる。外人となりゃ〜、かなり下手でも見た目でカバー。いや、このバンドが下手だと言う訳でなく、一般論としてだけど。とにかく、外人のバンドと言うだけで反則である(爆)

 だが、このバンド・・・正直あんまりカッコ良くなかった。度の恥はかきすて的なハチャメチャなパフォーマンスは、確かにすごいのだが、今の時代それが受けるのか?と言う疑問が頭をよぎった。そうなると、もう冷めた目でしか見られなくて・・・。ギターも、どんだけシールド長いねん!ってつっこみたくなるほど、ステージに出てきてるし、ヴォーカルは、ほとんど酔っぱらいにしか見えない・・・。

 サイコキも、飛び跳ねたり転がったりするけど、私としては、そう言うのなくてもいいかなと思う。メンバーは、負けてられないと言ってたし、彼らのパフォーマンスだから、それはそれでいいのだが、ヴォーカルで勝負できるだけに、あそこまでいらん事は必要ないかなと思った。

 外に出ると、まだ嵐の前。彼らのパワーに、台風もそれそうな勢いだった。

怪奇と幻想の宴〜第二章2009年10月19日

 10月18日、新月。オリオン座流星群到来の闇夜に陰陽で行われた、よたろう帝國主催「怪奇と幻想の宴〜第二章」に行ってきた。折しも陰陽つながり?陰陽師やっさんのSSSライブが同日大阪であったが、【PR】来月14日に和音堂でやるので見送ってもよかろう(爆)

 世が闇に包まれる新月の夜。常世の門からはい出した魔物たちが、いかなる怪奇と幻想の世界に誘ってくれるのか。それは、邪鬼も逃げ出すほどの笑いにつつまれた世界であった(笑)暗い場内をつつむ笑いは、会場の「陰陽(ネガポジ)」も「根がポジ」に思えてしまうほどだった。

 出演は、去年とだいたい同じ。大体と言うのは、去年マドモアゼル・フルールと言うユニットで出演していた京極雪乃介氏が、今回はJ-Funk All Starsと言うバンドでの出演だったからだ。テナーサックスとトロンボーンが入るとかっこいいな〜。ギターも、カッティング、カッティング!最近、あんなのに憧れたりしてる。ナイル・ロジャースとか・・・ナイル・ロジャースしか知らないけど・・・それも一曲(爆)キーボードの人って、フルールさん?よくわからなかったけど、保育園の先生に似ていた(爆)

 続いて日比谷カタン。その世界観が、アングラ系と言うか、暗黒系と言うか、ステージより劇場。ハコより小屋と言う言葉が合う。その辺は、よた帝にも通ずるところがあるだろうか。そう言えば、上々颱風が昨日南座で公演だったんだよな〜。話はそれたが、日比谷カタン。アングラ、暗黒系に懐かしさを感じると思ったら、明日維新派とやるそうだ。納得納得。

 この2つを見終わって実感したのが「あ〜、リズムだよな〜」。見ている人を惹き付ける力。それがバンドでもソロでもリズムが重要なんだと再認識したステージだった。リズムがあり、それがグルーブを生み出す、そう言うところに引込まれる要素があるのかと。じゃあ、変拍子ならどうなんだ?それは、【PR】25日にMojoで行われる六合主催「凛音」で確かめよう(笑)

 さて、長くなったので、よたろう帝國のレポは割愛してもよたろう(爆)って、そんな訳はない(笑)Brendaさんの日記に、よた帝の世界観は、アレンジもさることながら歌詞にあると書いていた。それなら歌詞を配ればいいのにって思ってたら、今回ちゃんと歌詞カードが配られていた。さすがだ。歌詞カードを配ったついでに「みなさんご一緒に!」と振って欲しかったな(嘘)

 えりたん♪の前に陣取る。いつ見てもゼンマイ仕掛けのようで楽しい。日比谷カタンの後ではやりにくいと思うが、新旧織り交ぜてのオリジナル曲を、フロント三人の迫力で吹き飛ばした。この前は、日本だったが、今は中世ヨーロッパらしい。次はどこへ行くのか。世界遺産かNHKホールか。更なる飛躍を待つ事にしよう。

六合「凛音」〜もっと聴きたい2009年10月26日

 昨日25日、六合主催イベント「凛音」を観戦した。先週は「リズム」だったが、今週は「ビート」って感じのイベントだった。会場はMojo。当然椅子は無い(爆)先日のよたろう帝國のライブでも、ぼじおっち〜が宣伝する度に必ず「椅子無いよね」「スタンディングやろ」と言う声が(笑)over 40にはその場に立っていると言う行為は非常に辛い。歩いてたら、2時間くらいは平気なんだけどね。そうか!歩けばいいんだ!と言うことで、次回のイベント名は「徘徊」でよろしく(爆)

 辛いのはわかっているが、トータルなイベントだから、最初から最後まで見てやろうと6時ちょっと前に到着。年寄りは私だけ・・・サイコキのライブが頭をよぎる。他の年配の方々は、その辺で飲んでて、六合の時には駆けつけるんだろう(笑)1バンド目medamoil。ハードなギターの音に、刑事コロンボの口笛のようなキーボード・サウンドが面白い。あれはテルミンの音なのかな?キーボードのアクションがすごかった。

 2バンド目curb。黒ずくめのデスメタル調。最初は「うわぁ〜」って思ったけど、見ているうちに、ちょっとカッコいいかもと思えるようになった。MCも流暢な英語で、一人一人がなり切っているところが、カッコ良く見えるのかな。ただ、曲はあんまり区別付かなかった。

 3バンド目MinstreliX。パンフには「メロディックスピードメタルを軸に、民族音楽、クラシック、ジャズetc.の要素を取り入れ・・・」と書いてあったが、それらはあまり感じられなかった。ヴォーカルが外人のお姉ちゃん。Brendaさんに対抗するかのような黒のドレス。ベーシストの衣装は、谷村新司のコピーだった(爆)ギターは、90年以降の、プロントPUのような、アタックの少ないメタル系プリプリ音。たぶん、ぼじおっち〜の好きそうな音。キーボードは、よた帝のジョージくんのように、盤面を客席に向けていたが、あなたそんな事するより、しっかり弾きなさい!

 そしてラストは六合。実は、キーボードの八木君が加入してから初めてとなる。開演前に八木君が「僕が入って、全然変わりましたよ!」と言ってただけに期待大。観客も満員になっている。そして六合のステージは、今まで見た六合の中で、一番よかった!まず、音がクリアで、分離がよかった。今までは、ぐちゃっと固まってた印象があり、それをぶつけられるとお腹いっぱいって感じだったが、今回は違った。そして八木君の言葉通り、キーボードがかなり六合を変えた。演奏の緩急に加え、楽曲に空間的広がりができた気がする。ヴォーカルも艶っぽく、いい感じだ。ぼじおっち〜の鳴りものも雰囲気を盛り上げたし、きよたっき〜の時折入れるコーラスがよく効いてた。ギターも、チューニングはノーマルにしているのかな?メイクしてないのにエース清水に見えた(笑)いや、顔の雰囲気が。

 ただ・・・衣装が・・・、いや、あれでもいいんだが、私にはどうしても「昭和初期の子供」に見えて・・・。まあ、心配しなくても、そんな風に見ているのは私だけだ(爆)でも、あんな演奏された上に、衣装まで格好良すぎたらね〜。いや、決してかっこわるいって言う意味じゃないよ(笑)しかし、先週に続き、これだけクォリティの高いパフォーマンスを見せられると、自分でやるの嫌になっちゃうな〜。でも、無謀にも負けるものかと、身の程もわきまえずチャレンジしてやるぞ!!

 そんな余韻の中、四条通を歩いていると、前からやってきた若い女の子二人の会話が耳に入った。「・・・でさ〜、お風呂で触ったりするやん・・・」えっ?えっ?もっと聴きたいな〜(爆)