10月9日、出演時間変更2010年10月02日

いよいよ来週に迫った「My Generation Vol.7」ですが、若干の出演順変更がありました。途中からいらっしゃる予定の方は、ご確認くださいね。

  • 10月9日(土)
  • 【My Generation Vol.7】
  • 会場:祇園Silver Wings (Tel 075-204-9966)
  • 開場:17時30分
  • 開演:18時
  • 出演:
  • 18時〜 Yngboo Tatsumsteen & Suzulynn Turner
  •    (イングヴェイ・マルムスティーン&ジョー・リン・ターナ)
  • 18時35分〜 宇宙征服 (as UFO) from 東京
  • 19時30分〜 FOREFINGER (as FOREIGNER)
  • 20時25分〜 MR. DICK (as MR. BIG) from 名古屋
  • 21時20分〜 Bueen (as Queen)
  • チャージ:2000円(with 1 drink)

ヨースティー運動会2010年10月09日

先週2日は保育園の運動会だった。保育園最後の運動会。演目は毎年同じだけど、それぞれが、来年はあれが出来ると楽しみにしているものが多いので、同じでも気にならない。年長は、まずは鼓隊。ユニフォームを来て、音楽に合わせて太鼓を叩いて行くのだが、ずれてる(笑)ずれながらも、みんな揃って叩いてる(爆)これってリズム感良いのか悪いのか??2曲目がなぜか「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ。ヨースティーもうちで、イントロから歌からラッパから、全部一人で歌ってた(笑)

すぐにかけっこ。1周3〜40mくらいと思われる狭い園庭を、みんなちょこまか走っている。年長は1周半。ヨースティーは、以前は全然勝てなかったが、最近は練習でも勝てるようになったと喜んでいた。そして本番。スタートからトップに出て、そのまま1着でゴール!嬉しかったようで、後日運動会の絵も、かけっこで自分が一番を走っている絵を描いていた。

リレーや親子競技、玉入れと、さすが年長さんは出番が多い。そして最後の組体操。これは、先月区民運動会でも発表したが、ヨースティーは骨折していたので見学だった。9月の一ヶ月は、組体操もかけっこもリレーも鼓隊も、全部見学だった。練習に復帰できたのは運動会の10日ほど前。ちゃんと出来るかなと心配だったけど、フォーメーションなどは参加していたようで、しっかりやってくれた。私はもちろん出場してないが、ビデオ撮るのにあっち行ったりこっち行ったりで疲れた〜(笑)でも、かけっこの1位は、ヨースティーにとってかなり自信になったようだ。他のこともこんな風に進めば良いのにな。

2ライブ終了2010年10月10日

2連続ライブ、無事終了いたしました。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

まずは9日のMy Generation Vol.7。前日からの激しい雨は、昼を過ぎても一向にやむ気配が無い。開演時間になっても、やっぱり降っている。そんな中、大勢の観客が集まった。本当に、ありがとうございます。

クイーンだけではフラストレーションがたまったのか、最初はたつやセバスチャンとスズリンターナの演奏と歌。ギター回し、今度一度やってみようかな(爆)

そして宇宙征服。ヴォーカルのゴンザレスさんのキャラも強力だが、縦縞スーツにとぼけた顔で弾くベースもチェックだ。

そして我々FOREFINGERの出番。暑かった!汗ビチョビチョ(笑)今回は、ヴォーカルみっちゃんが加入後初のライブ。かなりの緊張だったが、無事終えることが出来てほっと一安心。この調子でどんどん行くぞ!

次が名古屋から参戦のMr.Dick。同じ日に六合が都雅都雅でライブだというのに、元六合のギタリスト・みやっちがSilver Wingsでステージとは、なんとも皮肉だ。本番はビックリするようなトラブルが続いたが、そんなの問題じゃないって感じで終了。よくあんなにプリプリ弾けるな〜。

ラストは、超重量級クイーン・バンドBueen。笑いありだけど、笑われてるんじゃない。とにかく楽しかった。

11時過ぎてもまだ雨が降っていた。エコ音楽祭、大丈夫か?

昨日の雨雲が少し残った今日、’10年10月10日。伏見エコ音楽祭は開催された。事前にほとんど情報がつかめず、とりあえず行ってみなけりゃわからない事だらけだったが、それほどこだわりの無いと言うところが良い方に転び、しっかり勤めることが出来た。

昨夜の雨で、電気系統の仕込みが今朝からだった関係で、1時間遅れで始まったようだ。我々の出番も3時だったのだが、4時にずれてしまった。せっかく仕事の休憩時間を使って観に来てくれたハポさんには、申し訳なかったです。

もともと、セッティング、音合わせ、本番、撤収全て込みで30分と言うことだったので、4曲だけ演奏。でも、他のバンド、結構演奏だけで30分ギリギリやったりしてる。おかげで最終的には2時間遅れで終了だった。数々のプロも出ていたようだが、出演者で現在有名なのは福井舞だっただろうか。毎日聴いているKBS京都のエコのテーマソング歌ってるってのを、1週間ほど前に知った。カラオケだったけど、やっぱり上手かったな。道行く中高生が、他のバンドには見向きもしなかったのに、一生懸命聴いては写真撮ったりしてた。でも、告知不足からか、人の集まりは充分とは言えなかったかな。まあ、半分以上アマバンだったから、しょうがないか。

その後、舞台のバラシまで手伝って帰った。久々に大道具仕事やったな〜。楽しい!(笑)2〜30人の学生ボランティアがいたが、私に「これはどうしましょう?あれはどうしましょう?」と指示を仰ぎにくる。そんなん知らんもん。だいたいの責任者は、動きを見てわかったので、あの人に訊けとか、この人に訊けと振り分けといた(笑)しかし、男子学生、あんまり力ないな(笑)女の子の方が、がんばってた気がする。

この伏見エコ音楽祭、今日が第1回目だったそうだ。来年は・・・未定らしい。今年はエコセンが全面的にバックアップしたけど、来年は独立した音楽祭としての開催を目指すそうだ。だから、もしかすると無いかもしれない(笑)ボランティアで成り立っているので、こう言う手作り音楽祭、ずっと続くといいな。もちろん出演者として。

インド人と動物園2010年10月12日

先日のライブのセット・リストを忘れていたので書いておく。

  • 【10月9日】
  • 衝撃のファースト・タイム
  • Head Games
  • 蒼い朝
  • Can't Slow Down
  • Too Late
  • Jukebox Hero
  • Hot Blooded
  • 【10月10日】
  • 「前説」門川京都市長
  • 衝撃のファースト・タイム
  • Head Games
  • Can't Slow Down
  • Hot Blooded

さて、11日は妻が仕事なので、弁当作って動物園へ行った。だが、動物園に行く前に、展示会に顔出し、インド人から材料を買う。チピラとヨースティー、初めて見るインド人にちょっと緊張。でも日本語ペラペラなので、楽しく話をしていた。他にもチピラの好きな石がいっぱいあり、あちこち見ては興奮していた。

久々の動物園は値上がりしてた。でも、中学生までタダだから仕方ないか。白いユニフォームを着た、若いお姉ちゃん職員がいたりと、イメージ・アップ作戦に出てるな〜。三匹の虎の赤ちゃんや、マンドリルの赤ちゃんが人気だった。死んでしまったシロクマの檻には、エゾヒグマがいた。前はもっと大きかった気がしたが、これも代替わりしたのかな?

今回、一番東にいるシマウマ、ダチョウ、ツキノワグマなどのゾーンへ行った。その方向は、ちょっと狭くなっているので、今まで気づかなかった。やっぱり動物園に、シマウマは必要だよな。なんでいないんだろうと今まで不思議だったけど、単に見落としていただけか。

ペンギンと猿の餌やりを見たが、前も見たかな?猿は、一部発情していて、あちこちで喧嘩が起こっている。それでも餌の時間になると、みんなおとなしくなった。「今日は人が多いからサービス」と飼育係の人が、何やら液体を壁に吹きかけている。すると猿たちは、一斉に壁にへばりついて、その液体を舐め始めた。たぶん、シロップか砂糖水など、甘いものなんだろう。地面にたらすと、そこにも集まって舐めていた。

行きも帰りも三条から歩いて、動物園の中もたっぷり歩いてクタクタになった体育の日だった。

久々の東京、久々の顔2010年10月27日

10月13日、14日と、約半年振りに東京へ出張した。以前は年に10回ほど行ってたが、今年はまだ3回目だ。出張の目的は、仕入れもあるが営業もある。経費を使うからには、それ以上稼いでこなければならない。しかし、見込みありそうな商品が無く、自然と足が遠のいていた。だからと言って行かないわけにはいかないので、ようやく季節が秋を感じるようになった今月行くことにした。ちょうど14日から幕張メッセで「日本ホビーショー」が開催されるということもあった。5月の静岡ホビーショーは、出張のアポイントの関係で見逃しているので、今回はちょっと見ておきたい。また、前の週に友人から、貴金属のネックレスを頼みたいという相談があった。ちょうどいろいろな用事が重なってくれ、ついに行くことに決めた。

出張にはだいたい、ホテル付きのパックツアーを使う。横浜の親戚の顔を見るために、年に一二度泊めてもらうが、新幹線の安売りチケットを買うより、ホテル付きパックの方が安かったりする。しかし、そのパックツアーも、しばらく利用していない間に変わってしまった。以前はひかり指定のみだったが、のぞみも指定できるようになった。そのかわり、上りは午前11時前だと1800円も追加料金をとられる。下りは午後8時以前だと2800円追加だ。これでは全く格安感が無くなってしまったと思ったのだが、私の場合、子供を保育園に預けてから出発なので、10時30分頃のひかりを利用していた。今回のぞみは11時2分発。ただ、のぞみはひかりより30分ほど早く東京へ着くので、私にとってはほとんど変わりなかった。

13日、京都は朝から気温20度を超えている。最高気温は27度にもなるらしい。久々のスーツで、駅まで歩くと汗だくになった。東京は23度ほどで、やや快適といったところか。それでも、慣れない長袖に上着では、結構汗をかいた。今回は、返却用の石でかなりの重さになったカバンのせいもあるだろうか。10キロを超えるであろうカバンを持ち歩くのは、いくらキャスターが付いているからと言え、階段の多い東京の電車ではかなり疲れる。取引先で荷物の半分を空にし、ほっこりと座った総武線の車窓から見えたのは、ああ、あれがスカイツリーか。その大きさは、遠くからでもはっきりわかる。ビルの林の中に立つ東京タワーと比べると、草原にそびえ立つ様なスカイツリーは、ジャックが登る豆の木のようだ。そのうち、あの周りも林になるんだろうか。

御徒町の取引先を出ようとした時、突然バラバラと雨が降ってきた。空の具合からして夕立だろう。1時間もしないうちに止むだろうが、友人の参考になるような、K18のネックレスを探すため、傘を借りて御徒町をうろうろする。しかし、なかなか思うようなものは見つからない。そうこうしているうちに出発時間が迫ってきた。横浜で久しぶりにMFCオーナーと会う約束をしていたので、傘を返し電車に乗って横浜へ向かった。

久しぶりに会うMFCオーナーに、どんな顔しようかな、などといつもと違うことを考えながら、居酒屋へ向かう。それは、今回彼の奥さんとなったchi〜さんも来ているという緊張からだ。chi〜さんとは、8月のフォリナー・セッションに来ていただいたが、私は司会進行で忙しかったため、途中ほんのご挨拶程度しか出来てない。今回が初めて会うと言っていい場で、少しはまともなことしゃべらないとあかんかな?などと考えると、つい緊張してしまった。しかし、そんな心配も、明るいchi〜さんのおかげで、すぐに無くなった。そして終電間近、ワインのボトルを3本空けてまだ足りないという盛り上がりの中、MFCオーナー夫妻と別れホテルへ戻った。

明けて14日。ちょっと飲み過ぎたようだが、私はワインはそれほど残らない。午前中は、幕張メッセへ「全日本ホビーショー」を見に行く。ガンダムや宇宙戦艦ヤマトなど、それなりに新製品は出ているが、やはり昔の焼き直し感は拭えない。昔のスーパーカーやF1などを、新たに金型を起こして発表しているものも少なくなく、その辺りに、今の模型業界のターゲットが見えてくる。今や、時間を使ってひとつのものを作ると言うことは時代に合わないのか。わからないことも、ネットで一瞬のうちに知ることが出来る。時間や効率に追われ、情報に埋もれ結果ばかりを気にするあまり、そこへたどり着く過程という大切なことが失われていくように感じる。会場に「タミヤ人形改造コンテスト」などで有名な山田卓司さんがいた。静岡でも初日に行くといつも来ている。彼のような作品、あるいは鉄道模型のジオラマなんかを作ってみたいと思いながら、やはり私も時に流され、果たせぬままでいる。

昼からネックレスの参考資料を探しに再び御徒町へ。昔の同僚のサトウさんが、御徒町の貴金属の問屋に勤めていたことを思い出したからだ。同僚と言っても一回り上である。しかし、二十年前に私が新卒として入った会社へ、彼が転職してきたのはその二ヶ月前だった。渋谷の円山町で生まれ育った江戸っ子。お父さんが、確か寿司屋から中華料理屋になったと言う、ちょっと変わり種。営業畑を歩いてきたサトウさんは非常におしゃれで、オーダーのワイシャツにカフス。髪はリーゼントとまでは行かないが、いつもアップに固めていた。体型はスリムで浅黒く、仕事中はいつも眉間にしわが寄っていた。そこへ、バリバリの東京弁なので、入社してしばらくは、怒っているんじゃないか?と、あまり近寄らなかった。ところが、彼から見ると、私の関西弁こそ、怒っているんじゃないかと聞こえていたそうで、しばらくしてお互いその事実を知り、笑いあったものだった。

サトウさんからは、社会人とは、営業とはなど、色んなことを教わった。仕事中は厳しい顔をしているが、定時の6時を過ぎると「ああ、今日も一日終わったな〜」とにっこり、机の引き出しを明け「これが無くちゃ、残業なんてやってられるかよ」とウィスキーをちびちびやるのであった。ある時は、営業の帰りに買ったいいちこの一升瓶を開け「さあ、6時過ぎたよ。ほらほら、コップに注いであげて」と、回したりしていた。そして、ほぼ毎日へべれけ状態で、会社の愚痴などをみんなで言い合あった。そんな愚痴の中でも、サトウさんは必ず「でもね、○○さんにはいつもきっちり仕事してくれて、感謝しているんだよ」などと、ろれつの回らない口で、他の人の仕事に対するお礼を欠かさない人だった。

サトウさんは、非常に細やかで、気の利く人だった。いや、人より気を利かせることが彼の美徳であり優しさであった。だから、社内はもちろん取引先から飲み屋に至るまで信頼と人気は絶大なものだった。会社の近所の宿泊施設の食堂は、夜は飲み屋になる。青山では貴重な気安い場所だ。そこでは、仲良くなった店員さんが、おつまみだけ注文してくれたらいいよと、宴会で余ったボトルをサトウさんのキープに回してくれた。「若い奴らを飲みに連れて行ってやるほどもらってないけど、ここならいくらでも飲んでいいからね」そこはカッコ付けの彼が、限られた人だけを誘う憩いの場所でもあった。

サトウさんとは部署が違ったので、一緒に仕事をする機会は少なかったし、プライベートでの付き合いも無かったが、なぜかかわいがってもらった。大体においてだらしが無い私であるが、ある時「俺はね、君がご飯を一粒も残さずにちゃんと食べるのを知ってるんだよ」と妙なところで誉められたのを憶えている。そんなサトウさんも、バブル崩壊による会社の業績不振のため、転職を決意することとなった。責任感の強かった彼には、苦渋の決断だったようで「ほんと悔しいけどよ、俺もガキやババア食わせなきゃなんないんだよ」と、営業不振がまるで自分の責任のように思っていた。その後、サトウさんは取引先の、小さいが老舗の貴金属の問屋へ転職した。私が東京にいた時は、たまに飲みに行ったりしたが、京都へ帰ってからは、会うこともほとんど無くなった。

何年振りかな。御徒町はいつも行くが、あえて避けて通っていた店の前に立った。会いたくなかったわけではなく、昔と変わらない、成長していない自分を見られるのが恥ずかしかったからだろうか。ガラス扉の向こうのショーケースの前に、サトウさんはいた。外からじっと見ている私に気づいたが、私だとわかるまで、ちょっとインターバルがあった。「なんだよ〜、なんか似てる奴がいるな〜ッて思ったら、やっぱり君かよ。びっくりしちゃったよ」と、以前と変わらない口調で出迎えてくれた。サトウさんは、相変わらずスリムだが、以前は無かった白髪が交じって、痩せたみのもんたか井川比佐志を連想させた。とは言え、私の方が白髪も増え髪も薄くなっているのだが、そんなことは気にせず、一気に二十年前に戻ったような気になった。

K18のネックレス情報の他、思い出話も交え、最近の業界の動向や他の同僚たちの近況などを話し店を後にした。その後横浜で仕事を片付け、8時過ぎののぞみで帰った。午後11時過ぎ。出張は一日中で歩くので、さすがに疲れる。どっかり腰を下ろした、京都駅から奈良線に乗っている途中、携帯が震えた。マナーモードの留守電に録音されていたのは、サトウさんだった。「もしもし、お疲れさまでした。今日は会えると思ってなかったけど、元気そうで良かった良かった。それじゃあまた、おやすみなさい」と、ちょっとろれつが怪しい、あの懐かしい声が録音されていた。

大人の条件2010年10月29日

ヨースティーには悩みがある。結婚できないかもしれないと言う。5歳にしてこの悩みの訳とは・・・。歯を磨く度に、鏡を見ながら「僕、まだ歯が抜けない」と、前歯を触っている。年長ともなると、ほとんどの子が歯抜け顔。早い子なら年中から生え変わっている。ヨースティーは3月生まれなので、他の子より遅いのだが、友達たちが次々と歯が抜けていくので、いまだに一本も抜けない本人は気になるようだ。そのうち抜けるとなぐさめてもダメで、今すぐに抜けて欲しいようだ。なぜなら「歯が抜けないと、大人になれないよ。だから結婚できないよ」というのが理由らしい。

ヨースティーには、結婚したい相手がいる。同じクラスのナナちゃんだ。いつも保育園で一緒に遊んでくれるそうで、ナナちゃんはヨースティーのことを「ヨーさま」と呼ぶらしい。そして、普段から「ナナちゃんと結婚する」と宣言している。「僕とナナちゃん、ラブラブなんだもん」なんて事も言ってた。ところが、歯が抜けないので、その結婚も危ういと危機感を持っているようだ。

ところが、今週になって爆弾発言があった。「僕、ナナちゃんと結婚しないことにした」というのだ。一体何があったんだ?話を聞いてみると、最近ナナちゃんはゴローくんと遊ぶようになったからと言うのがその理由だった。そして「シーちゃんと結婚することにした」と言うのだ。妻にも言ったようで「ちょっと、ヨースティーから重大発表があったで!」と驚いていた。あれほど、毎日のようにナナちゃん、ナナちゃんと言ってたのに。

最近、ヨースティーは、帰ってきてから近所のトモくんと一緒に遊んでいる。お互い合虫ガッツと言うゲームが好きで、カードを集めているのだ。このところ、うちにきたり、トモくんの家へ行ったりと、とても仲がいい。男の子同士だから、結婚はあり得ないのだが、毎日遊んでいるので、保育園でも、たぶんトモくんと遊ぶ時間が増えたのではないかと推測される。当然、ナナちゃんと遊ぶ時間も減るから、ナナちゃんは他の子と遊ぶ。ところが、それが気に入らないようだ。「もう、ナナちゃんに、結婚止めよて言うた。ゴローくんと遊んだらいいやんて」などと、いっぱしなことを言ってる。

昨日も、婚約破棄を宣言していたのだが、今日の晩ご飯のとき「やっぱりナナちゃんと結婚することにした」と言い出した。一緒に遊んでくれたんだろうか。変わり身が早いと言うか、調子がいいと言うか、単純な奴である。それから洗面所で鏡を見てつぶやいていた「まだ抜けないな〜」。大人への道は、まだまだ遠いようだ。