皮は珍味2012年05月21日

マーマレードは皮だな。金柑の実は、ジュースにしたらおいしそう。

今朝は金冠日食。京都はギリギリ金冠になる。上賀茂神社辺りが北限らしい。小学校で観察会があったので、子供達と見て来た。いつもより一時間早起きだったが、チピラは目覚ましより早く起きた。2009年の部分日食は、あいにくの曇り空で、びわ湖博物館まで車で走ったが、今回は学校があるので、そう言う訳にも行かない。しかし、心配だった天気は晴!薄い雲が少し出ているくらいで、絶好の観察日和だ。

7時15分頃登校。外は薄暗いとまでは行かないが、光の元気の無さは充分感じる。校門の木漏れ日が三日月型になっている。校庭では先生が遮光板を配っていて、続々集まって来る生徒や父兄に配っていた。チピラとヨースティーも、教室にカバンを置きに行く。チピラはすぐに出て来たが、ヨースティーが全然出てこない。もう25分を過ぎている。京都は、金冠になるのが7時30分前から約1分間しかないので、あっという間に終わっちゃう。教室まで行くと、薄暗い中、ヨースティーが一人で宿題提出や教科書の準備をしていた。今日は早く来たから、それは後でもいいと言っても聞かない。かといって、ゆっくりやっている。しびれを切らして、途中だったが無理矢理校庭へ連れ出した(笑)

金冠になるまで後2分という所で校庭へ。しかし、遮光板はもう無かった。チピラは先にもらっているので、交代に見ようと思うが、どこに行ったかわからない。ヨースティーは、授業の用意できなかったし、遮光板も無い。泣きっ面に蜂のがっかりモード。すると、親子で遮光板をとってたお母さんが、ヨースティーに遮光板を譲ってくれた。すると、今までのがっかりモードが、一転(爆)大興奮の観察となった。チピラもやって来て、代わる代わる遮光板をかしてくれた。朝からテレビでもやってたし、ここ数日は、過去の映像等も放送していたが、実際に見るということは心に残る。特にチピラは、生で見られてよかったと大はしゃぎしていた。遮光板を通して写真も撮ったが、なぜか普通のまんまる太陽だった。

前回の部分日食もそうだったが、金冠日食も、結構明るい。それでも何となく薄暗く、肌寒い感じはした。でも、それは季節のせいかな?薄いリング状になった太陽は、まるで果実の皮の様。「金柑皮喰って実ほかす」と言うが、薄皮に価値のある金冠日食は、まさに金柑日食?ただ、チピラは金柑の実の方が好きだ。皮をメインに食べる果物って、他に無いな。魚のカリッと焼けた皮はおいしいから、家でも取り合いになったりするし、鳥や豚もおいしい。セゴビア名物、子豚の丸焼きや、北京ダックなんかその代表だな。今日はそんな珍味を味わうことができて、よかった〜。