異邦人で異空間 ― 2014年09月06日
もう一週間になる。先週、8月30日に、第6回フォリナー・セッションを開催した。天気が心配だったが、すっかり秋のような涼しさだった。会場はいつものスタジオ21。もう4年目になる。セッション中は話ができないので、開場前に近所のドトールで懇親会を開くのだが、来るのも常連さんなので、待ち合わせの駅前じゃなく、直接ドトールにいる人もちらほら(笑)遠方の方は一年振り。音楽の話に花が咲く。
フォリナーをセッションする、それも毎年と言うのは、結構ハードルが高い。ヴォーカルはともかく、他の楽器でのエントリーがなかなか無いのだ。セッションと言えば、普段やれない曲ができるのが魅力なのだが、そう言う意味ではフォリナーはいい素材なのだが、それだけではなかなかプレイヤーの触手は動かない。やはりステージに立つ以上は「見て見て!このテクニック!!(爆)」と言う要素が無いとなかなか振り向いてもらえない様だ。フォリナーも、実際に演奏してみると、そのアンサンブルや構成の難しさなど、面白い面もたくさんあるのだが、聞いているだけではわからない。ただ、そこにはまったのか、このイベントを楽しみにしてくれている常連さんたちには感謝である。
このイベントの楽しさのもう一つの理由に、スタジオ21の雰囲気も大きく貢献している。マスターやママさんの人柄。ライブハウスらしからぬソファー(笑)。年々パワーアップして行く機材(爆)など、非日常の演出としては抜群だ。異空間に迷い込んだような、なかなかクセになる会場だ。
そんな中、演奏されたのはこんな曲たち。
- Dirty White Boy
- Long, Long Way From Home
- I'll Get Even With You
- Say You Will
- I Have Waited So Long
- The Damage Is Done
- Blue Morning, Blue Day
- Until The End Of Time
- Starrider
- Jukebox Hero
- Woman In Black
- Two Different Worlds
- Can't Slow Down
- Heart Turns To Stone
- Head Games
- Urgent
- Night Life
- Feels Like The First Time
アンコール
- Hot Blooded
- Head Games
- Dirty White Boy
ヒット曲はもちろんだが「待ちくたびれて」「ダメージ・イズ・ダン」などマイナー曲や、ファンの中でも、知らなかった人が多かった「Two Different Worlds」などができたのは、やはりこのセッションならでは。お約束のリベンジも残しながら(爆)また来年の再会を約束しあって別れた。まだ未体験の人は、ぜひ来年、フォリナー・セッションで異空間への旅を体験してはいかがだろうか。
コメント
_ ルールー ― 2014年09月06日 22時14分35秒
_ にゅーめん ― 2014年09月06日 22時24分27秒
おかげでとても楽しかったです。
フォリナーは聴くとやるでは大違い、僕がとくに実感したのは「At War With The World」「Lonly children」ですね。
他にも「蒼い朝」のギターソロとか、実際弾いてみると同フレット異弦のフレーズが多くて弾きにくかったです。
Youtubeで古いフォリナーのライブ映像を見てると、ミック・ジョーンズってすごく上手いですよね。
その上手さは、ニール・ショーンやスティーブ・ルカサーのようなわかりやすい上手さではなく、もっと通向けというか、スタジオミュージシャン的というか。
それでも、あくまでも歌ものバンドとして、ギターもアンサンブルの一つにすぎない、との認識かな?脇役に徹してますよね。
その渋さに僕もようやく気がつく年になりました。
_ 忍者 ― 2014年09月07日 00時26分49秒
今年もお疲れさまでした。
あそこは居心地いいですよね。フォリナー以外のセッションも企画してみたいと思います。
にゅーめんさん
毎年遠方からお越しいただき、ありがとうございます。
>フォリナーは聴くとやるでは大違い
そうなんですよね。今回にゅーめんさんがエントリーした「I'll Get Even With You」のバッキングでも、結構手を替え品を替えやってるみたいですね。この曲のイントロが大好きなんですが、2、3弦の7Fの始まりに、4弦D開放を混ぜて、その後二分でDの開放を鳴らし続けると、かなりレコードと雰囲気が似てきますよ。私はそこに、もう一ひねり加えてます(なんて、偉そうに言うことでもないです(笑)
>「蒼い朝」のギターソロとか、実際弾いてみると同フレット異弦のフレーズが多くて弾きにくかったです。
ミックがどう弾いているのかわかりませんが、同じ弦で5フレット上げるのも一つの手だな〜って思ってます。実際、その方が次のフレーズにつながりやすいんですが、同フレット異弦の方が通好みかな〜なんて(爆)
>スタジオミュージシャン的というか。
初期の活動は、スタジオミュージシャンだったようですね。そして、シルヴィ・ヴァルタンやジョニー・アリディと一緒にやったことで、歌を引き立たせることを憶えたのでしょうね。ギタリストよりコンポーザーの意識が強いのかもしれません。
ミックがヴァン・ヘイレンの5150をプロデュースしたとき、エディが速弾きを教えてくれたそうですが、できなかったよ〜とインタビューで答えてました(笑)
>その渋さに僕もようやく気がつく年になりました。
ウ〜ン、マンダム
_ MFCオーナー ― 2014年09月07日 23時08分29秒
マンネリかな、といつも心配になりますが、やってみれば、
やっぱりフォリナー・セッションは楽しいですね。
来年あたり、ちょっとマニアックな、というか初期の知られざる名曲
「You're All I Am」とか歌ってみたいですね(笑)
忍者さんには、ドラムでもやって頂きましょうか(爆)
_ 忍者 ― 2014年09月08日 01時05分40秒
今年も遠方からのご参加、ありがとうございます。
>マンネリかな、といつも心配になりますが
通の集まりと言うことで、結構マニアックな曲もバランスよくエントリーされてますよね。まあ、楽器が足りなくても強引に成立させちゃってますけど(笑)
>「You're All I Am」とか歌ってみたいですね(笑)
邦題「君は僕のすべて」ですね。はい、承りました(爆)
>忍者さんには、ドラムでもやって頂きましょうか(爆)
ほんと、ドラムで何かエントリーしたいですね。私は、ドラムの難しさをわかっている男ですから(爆)
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仕切りもありがとうございました。
あの異空間はくせになりますね(笑)
来年も出来るように頑張りましょう!!