スペイン料理は辛くないけど辛口で ― 2015年06月01日
土曜日に妻が、土日に、蹴上の国際交流会館で「スペイン料理祭り」が行なわれると言う情報を仕入れて来た。じゃあ言ってみようかなと思っていたが、日曜の朝、すっかり忘れていて、昼過ぎに思い出した。こういうイベントって、4時くらいに終わっちゃうからな〜と思って調べると、8時までやっている(さすがスペイン時間)と言うので、行くことにした。
ワインなども飲みたいので、電車で行くことに。天気もいいので、三条から歩いて蹴上へ。日差しは強いが、カラッとした風が心地いい。まさにスペインを思い出させる。会場は、国際交流会館の前庭。そこにいろいろな屋台が出ている。各地方ごとに分けられ、名物料理が味わえると言うことだ。200円10枚綴りのチケット制になっており、余れば払い戻してくれる。なかなかの人手で、ステージは、ちょうどフラメンコ・ショーで盛り上がっていた。
さあ、どの料理を食べようか。まずは屋台を一通り見て回る。揚げなす、イベリコ豚の炭火焼、鯛の炭火焼など、スペイン料理って、結構素朴なものが多い。そういうものより、家では作れないものや普段食べられないものがいいな。選んだのは、1m以上もある大鍋で作られる鶏とウサギのパエジャ。エビのアヒージョ。ヤリイカの墨煮。クリームコロッケ。ソーセージなどを食べた。子豚の丸焼きもあったが、小さい割に1000円と高かったのでパス。ワインも、地方に分かれていろいろあったが、シェリー酒を頼んだ。小さな樽(保冷用で、本物ではなさそう)から、プラカップだがちゃんとベネンシアで注いでくれる。すっきりとした口当たりは、暑い日にぴったり。
パエジャは、どれがウサギの肉かな〜?と食べ比べるが、元々鶏肉に似ているので、よくわからない。最後に、この骨は鳥じゃないだろう、と言うことで、これがウサギだと言うことにした(笑)味は、パルケ・エスパーニャのバルで食べるのと似ている。ヨースティーは、エビのアヒージョがいたく気に入って、もう一皿食べたいと言ったが、味がわかったので、今夜作ってあげるからと、他のものにした(笑)チュロスも買ったが、ミスドであるみたいなやつだった。
昨今のバルブームもあり、なかなか盛況だった。スペイン料理に、興味ある人って結構いるんだな。ただ、屋台の割には、料金が高かった。プラカップのワインは、一律600円。料理も400円〜800円。パエジャの400円はいいけど、ソーセージ1本や、握り寿司くらいの大きさのクリームコロッケ2つで400円とか、祭りでなかったら買わない。だって、普通に店で食べるのと変わらない値段じゃないか。それなら店に行く方がいいや。この値段なら、もっと盛りを多くしてもらわないとね。でも、フラメンコ・ステージもあるから、来年はボタ(ワイン用革袋)でも持って行くかな(笑)
そうそう、料理じゃないけど、一番驚いたのが、高級オリーブオイル。パンの切れ端に浸して試食したが、今まで食べたことのあるエキストラ・バージンとは全く違った味。まず、口の中に広がるのは、草の香り。葉っぱごと搾ったんじゃないか?って思うくらい草っぽい(笑)その後に、じんわりと苦みがやって来た。普段食べるオリーブ・オイルの甘さは無い。チピラは一言「嫌い」(笑)オリーブ・オイルにする代表的な4種類のうちの一つらしいが、こんなに野性味溢れた味は初めて。値段は250mlで1700円とお高いが、興味深い味だった。
コメント
_ りんじぃ ― 2015年06月02日 21時54分23秒
_ 忍者 ― 2015年06月03日 00時33分38秒
そういう機会があったらいいですね。バーベキューでパエジャくらいなら作りますよ!
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