誰がために金は成る ― 2019年11月03日
ラグビー・ワールド・カップは、南アフリカの優勝で幕を閉じた。この一ヶ月半ほどは、日本中がにわかに沸いたように、私も日本戦や強豪国の試合を観戦した。その迫力は、テレビを通してでもわかる、格闘技と言ってもいいくらいだ。相撲の立会いを80分間続けてるようで、よく体壊さないな〜!と感心する。見ている分には、絶対サッカーより面白い。ただ、やる気はしないけど(笑)
実は、高校の体育の授業でラグビーがあった。もちろん試合など見たこともなく、あんな激しいぶつかり合いやタックルはなかったが、トライを決めたことはある。と言っても、ラックからころげ出たボールが、ゴールラインを転がって、私の前に来たので、それを「えい!」と押さえてトライ!(爆)漁夫の利を得た。そういえば、やり投げもやったな〜。
ラグビーの魅力は、その迫力と高潔さにある。ひたむきに突進する姿に、素直に感動する。スポーツっていいな〜って。
もう一つのビッグ・イベント、オリンピックは、それとは反対に、ゴタゴタのドタバタだ。もちろん、それは選手たちのせいではないが、始まる前から興ざめだ。IOCでも大会組織委員会でもテコンドー協会でも地域の役でも、老人ってのはどうしようもない時がある。もちろん全てではないが、のさばりすぎると発展はない。
急に、マラソンと競歩を暑いから札幌にと、都民をバカにしたかと思えば、じゃあ、表彰式は東京でと、これまた札幌市民をバカにした案。選手のため、アスリート・ファーストと言いながら、実際は金のための8月開催なんて、誰もが知ってる。都知事も合意前提で、その抵抗や言動は、票集めのためというのが見え見え。盛り上がるのはいいが、プレイヤーやお客さんのためでないとね〜、魅力無くなるよね。何でも。
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