よたろう帝国VS荘園 プログレ2大決戦2005年11月15日

 しびれた。体の中を電流が走り抜けたとは、まさにこの事か!

 昨日はBBAでクイーン祭の合同リハ。今回はMFCオーナーが、優雅に混浴旅行と言うことで、ドラムの代打をぼじおくんにお願いして挑んだ。エンディングなどを簡単に打ち合わせ。あの曲が8分の6拍子だと、その時初めて知る。何拍子であろうと、私にかかれば、問題なし。いや、それが問題か。気を取り直し、セッティングのためにマイクをつかむと電流が両腕を通ってる〜!
あんな強烈に感電したのは、大昔コンセントで感電して以来だ。アンプのグランドスイッチを換えるが、トラウマになりそう。

さて、肝心のリハ、その出来は・・・本番はがんばろう。

 実はこの日、合同リハより、その後に行われた「よたろう帝国vs荘園」のライブの方が楽しみだった。

 先攻はよたろう帝国。BBAでは、産業ロックセッションで、お茶目な一面を見せたり、クイーンやメタル・セッションでばかり活躍しているので、真の姿を誤解している人がほとんど。今回は、その「メタフィジカル・ロック(皇帝談)」の神髄をBBAで披露してくれた。メタフィジカルと言われても、意味はよくわかりません。私はどうも、フィジカル=オリビアN.ジョンと連想してしまい、よけいにわかりにくくしているようだ。私のよたろう帝国の印象は、「和風(雅風)プログレ」。雅もしくは時代劇イメージの旋律が見え隠れするからだ。プログレは、曲が長いから。

 最初の「シベリア夜曲」は、ジョージくんの透き通った歌声が、シベリアの空気を思わせる。皇帝はフルートとギターを忙しく持ち替る。見た目ウッチャンのクールなG3さんのベースと、熱いさめさんのドラムのリズム隊もぬかりない。続く「メタルゴジラ」いっしさんがヴォコーダ?を使ってゴジラに変身?ちょっと気に入ってしまった。続く2曲は、サプライズ・ゲストとしてBrendaさんがヴォーカルで登場!会場に優しい歌声が響く。「夢のかよひ路」は、昭和のムード歌謡?(が果たしてこんなのか知らないが)雰囲気たっぷりで、まさに李香蘭?(が果たしてあんなのかも知らない)。ちょっと異色の曲でした。「僕の時計」は、はじめちゃんヴァージョンとはうって変わって、時がゆっくり進む時計のように感じる。そして、ラストを飾る「ぬばたま」。この曲は、私の中ではスタンダード化しつつある。

 演奏も、間近で見ると、結構個々にいろんな事やっている。そのアンサンブルは、もう少し聴かないと理解できない奥深さがある。まあ、それは演奏者としての視点で、音楽を楽しむ段には、何ら問題ないことだけど。やっとBBAで本領発揮と言うことで、みんなも驚いたことだろう。

 続く荘園は、トリオのギター・インスト・バンド。個々が、これまた超絶技巧のオンパレード。ベースもギターも、よくあんなにプリプリ弾けるな〜って感心する。弾き倒す曲ばかりだと、圧倒されるが、ちょっと飽きても来る。でも、そんなところにロング・トーンの泣きの曲も、タイミング良く入れて、見ている方を飽きさせない。私としては、曲名はわからないが、ギターのフレーズがキーボードのような曲が気に入った。セカンドCDの日本盤がリリースされたところで、終わってから殺到していた。私は、ちょっと体調が悪かったせいもあり、終わると早々に帰らせてもらった。CDは、次回買うことにしよう。

 と、簡単なライブ・レポでした。うちはコピー・バンドだが、彼らのようにクォリティの高い演奏が出来るように、目標にさせていただきます。