今月皆勤BBA2008年06月26日

 22日(日)前日に引き続きBBAへてりぃさん率いるE.F.T.を観に行った。オープニングはCreamy Tasteだったが、着いたときはほとんど終わりだった。次の演奏が、転石偽造団とKeithさん、MFCオーナーなどの混合ストーンズバンド。ヴォーカルは、全身星条旗にユニオンジャックのマント。どことなく洋七に似ている。ギターは、前に観た時話題沸騰だった、プレスリー似の人。今回は後ろ向く事も無く弾いていた。カネルさんも爆笑の、楽しいセッションだった。

 そして1年ぶりのライブのE.F.T.。ヴォーカルが脱退して、ASHさんがヘルプでヴォーカルを勤めたが、新しく女性のヴォーカルも加入したようだ。E.F.T.はジャーニーのコピバンだが、若い頃。たぶんフォリナーよりもよく聴いていたジャーニーなので、かなり辛口。心臓の弱い方は、これから先は読まない方が・・・(爆)

 まず演奏陣は、音も作り込んでいてすばらしい。危なっかしいところも全く無かった。ただ、MCがずっとヘルプのASHさんだったのは??だった。だってメンバーほとんどしゃべらずだし、誰が正式メンバー?って感じだ。新ヴォーカリストが入ったのに、ASHさんをヘルプにしている点も、私にはよくわからない。彼を正式メンバーにする布石なのかもしれないが、男女ツインヴォーカルって・・・。でも、前のヴォーカルも男女ツインだったな〜。これがE.F.T.のスタイルなんだろうか。

 で、その新しい女性ヴォーカルだが・・・、これは全く私の好みの問題なのだが・・・あかん・・・。歌がへたとかそう言うんじゃなくて、完全にイメージだけの問題なんだが・・・。まず、裸足が嫌。だって、大嫌いな一青窈を連想させるから。そして、歌っている時に目をつむって、テルミンを弾いているかのごとく、マイクを持っていない手を顔の横で上げ下げしながら歌うその仕草が嫌。中島美嘉以降からか、こんな変な歌い方が流行って来たのは。とっても気持ち悪い。そして「Who's Crying Now」なんかのバラードでのねっとりした歌い回しと言うか、発音が嫌。サザンの桑田っぽいと言えばわかりやすいか?ただ、桑田は日本語を英語っぽく聴かせるために、ああいうこねくり回した歌い方をしているのであって、英語をこねくり回したら、耳障りが悪いだけの気がする。ジャーニーは西海岸なんだから、もっとカラッと歌って欲しいな。まあ、全く私の好みの問題なので、てりぃさん、見てても気にしないでね。

 そして、思い入れの強いニール・ショーンについて、それはあかんやろ!って言うのが一点。「Don't Stop Believin'」の最初の、ギターソロとまでは行かないけど、かなり見せ場的な16分から6連に続く、シーケンス的な下降フレーズ。♪タカタカタカタカタカタカタカタカ〜となるのだが、そこを独自のフレーズに置き換えてた。だが、そこはあのフレーズでないとダメなんだ!!なんでか?まず歌詞を見てみよう。

「Don't Stop Believin'」
Just a small town girl, living in a lonely world
She took the midnight train going anywhare

Just a city boy, born and raised in South Detroit
He took the midnight train going anywhare

直訳だがこんな感じだ「孤独な世界に生きる小さな町の少女。 彼女は夜汽車でどこかへ旅立った。サウス・デトロイトで生まれ育った都会の少年。彼は夜汽車でどこかへ旅立った」その後に、例のフレーズが来る。そう、この♪タカタカタカタカ〜と言うフレーズは、汽車の走る音を表しているのだ。そして汽車が走り去り、チョーキングの汽笛をキューンと鳴らす。そんな景色が見えるフレーズなんだ。後半のソロは、好きなように弾いてもいいけど、そこはあのフレーズ以外あり得ない。

 たしかに、ニールのようにフルピッキングであのフレーズを弾くのは、かなり難易度高いけど、ギターの見せ場でもあるのだ!がんばれギターさん。フルピッキングが無理なら、プリング・オフの連続でもいいから、そうして欲しいな。

 まあ、これは私の勝手な解釈なので、本当にニールが汽車をイメージしているかは、わからないんだけどね。

 なんて、いつもなら「良かった」としか書かないのに、ジャーニーと言うだけでつい力が入ってしまった。決して悪かったわけではないので、お間違えの無いように。ああ、これ公開するのは、私の心臓に悪いな・・・。