亀ジャム2007年08月03日

 明日はいよいよ亀岡運動公園での野外ライブ、通称亀ジャムだ。この亀岡での野外ライブは、Cross Pointが主催で毎年行っていたようで、去年は身内からも何人か出演した。野外ステージというのは、気持ち良さそうで憧れだったが、去年は出演はともかく、観戦の誘いもなかったので、意地になって見に行かなかった。今年はなんとか潜り込むことが出来、やっとステージに上がれそうだ。

 出演と時間は以下の通り。

13:30〜Shakee's (Earthshaker)
14:30〜よっしい☆バンド (Queen)
15:00〜The U2 (U2)
16:00〜Dream Boat (Heart)
17:00〜詠時感 (Asia)
18:00〜偏脳侍

 私はしょっぱなのShakee'sとよっしい☆バンドで出演する。台風が心配されたけど、どうやら抜けてくれそうだ。でも、ほどほどの天気にしてくれないと、野外なので、かんかん照りもチとキツい。また、家族サービスを兼ねて子連れで行くので、搬入・撤収の手伝いが出来ない可能性が高く、関係者にはご迷惑をおかけします。勝手な言い分だが、家族あってのバンド活動なのである。

 さて、ちびたちがどれだけ持つかで、見られるバンド数が決まって来るが、出来るだけがんばって見て、演奏するようにします。

ライブ・アンダー・ザ・スカイ2007年08月05日

 あ〜飲んだ。ビール以外でこれほど飲み物を飲んだのは高校生以来か?真夏の野外ライブの過酷さは、去年のRAG主催のイベント観戦でわかっていたつもりだが、出演はその何倍も疲れた。しかし、それを吹き飛ばすに充分なほどの開放感、満足感があった。

 亀岡運動公園野外ステージで行われた「亀ジャム」。曇り時々晴れと言う天気予報に、暑さもちょっとましかと思っていたが、ステージでの興奮からか、流れ落ちる汗は止まることを知らない。

 当日は家族で行く予定だったが、朝、チピラがなかなか起きない。「ちょっとしんどい、頭が痛い」と言う。夏風邪か?体温を測るが、熱はない。眠いだけかと思ったが、朝ご飯も、お茶もジュースもいらないと言う。これはいつもと違う。8時に出発予定を、様子を見るために少し遅らすことにした。しかし全く元気がなく、ぐったりしている。そして気持ち悪いと言ってもどしたので、病院へ連れて行き、妻と二人で留守番をすることにし、私はヨースティーと二人で亀岡へ向かった。

 会場に着くと、既にセッティングは終わり、これからリハが始まるところだった。ヨースティーは知らない大人ばかりで、ちょっと人見知り。扇型にせり出したステージを見下ろすように、すり鉢上の客席フィールドが広がる。ドラムセットもマーシャルも小さく見える。すごい!プロのステージみたい!それだけで体温が2度上がった。

 しかし、そんな感激や、他の人と話をする間もなく、当日は子守りに追われていた。出演中は、ASHさんの奥さんやか〜やさん達に面倒を見てもらっていたが、それ以外はあちこち動き回るのに付いてまわっていたので、他の人のステージは、音を聴くだけで全く見ることが出来なかった。

 肝心のステージは、その心の昂りが気温と相まって、そのまま体温の高ぶりになり、リハから汗まみれだった。サウンドチェックで、自分のギターのモニターが小さかったので上げてもらったが、いっこうに聴こえてこない。こんなものなのか?と思ったが、今度はキーボードがやたらうるさいので下げてもらうと、ヴォーカル以外聴こえてこなくなった。後でミキサーさんが、ギターとキーボード反対やったって、ふぇ〜ん。と言うことで、本番中はアンプの直音たよりで弾いていたので、自然とアンプの置いてあるセンターよりになってしまった。それから、エフェクターのLEDが点いてるのかどうかわからない。まあ、今回はほとんどつないでなかったけど、あれは困るな〜。

 我々はShakee'sと言うアースシェイカーのコピバンで出演。オープニングを勤めた。今回はお揃いのTシャツをつくり、普通のカッコで演奏。ASHさんや♪会長♪さんのアクションに負けまいと思ったが、弾きながら動くって、やっぱり難しい。まだまだそこまでの域には達することが出来なかった。でも、広々としたステージは最高!の一言。いくら間違っても、どうでもいいや!(違)って感じにさせてくれた。しかし、ほんと暑かった。滝のように流れる汗を拭きながら、この極限状態におけるプレイが伝説を生むのだ!などと考えたが、ついに伝説は生まれなかった。

Shakee's演奏曲
Earthshaker
Wall
Fusitive
Gambler
T-O-K-Y-O
流れた赤い血はなぜ!
Radio Magic
More

 演奏終了して、ステージ前で手をつなぎお辞儀をした。ライブでよく見るあれである。その時、初めてMFCオーナーの手を握った(笑)結構ごつい手なんだ(爆)今度ちらさんに鑑定してもらおう。

 今回は、よっしい☆バンドでクイーンも演奏した。以前やったことある曲だが、ヴォーカルのASHさんとキーボードのKeithさんはぶっつけ。でも、さすが一回のリハだけで、なんとか形にだけはなった。Shakee'sでは下手でギターを弾いていたが、よっしい☆バンドでは上手に移動。今度はギターのモニター音が異常にでかい。♪会長♪さん、よくこれで弾いてたな〜。よっしい☆は、手を怪我してて、出演も危ぶまれたが、どうにか治ったので、急きょ3曲だけの出演だったが、来年あるなら、フルに参加できたらいいね。

よっしい☆バンド演奏曲
A Kind Of Magic
Under Pressure
Tie Your Mother Down

 他のバンドの演奏も進んでいく中、ASHさんの奥さんにも子守りをしてもらいながら聴いていたが、詠時感の出番には、昼寝をしていないヨースティーが、かなりフラフラになって来た。他の皆さんには、大変申し訳なかったが、チピラが病院で点滴を受け、9度ちょっとの熱が出ているというメールも入っていたので早々に帰ることにした。チピラは、今朝はしんどそうだったが、昼過ぎには熱も下がってきて、かなり回復した。

 初めての野外ステージだったけど、あの開放感は野外ならではのもの。ただ、やる方も見る方も、暑さと体力の勝負。ビール飲んだらさぞ美味しいだろうが、車で行ってるので、そう言うわけにも行かない。場所柄、車で行く人が多いので、今度はノンアルコール・ビールを用意するかな。去年までは、公開合同練習だったそうだが、やはり場所が普段の活動拠点から遠いとあり、観客として来てくれた人は少ない。でも、家族でピクニック気分で参加できるようなイベントにすれば、夏の定番になるんじゃないかな、なんて思った。

ムーミンの日2007年08月08日

 明日8月9日はムーミンの日だというのを、ネットでちらっと見た。作者トーベ・ヤンソンの誕生日だからだそうだ。するとあちこち、と言ってもあっちこっちだけだが、ムーミンのお題だったので、ここで(勝手に)三部作を完成させることにした。

 だが、私はムーミングッズをもらったわけでも集めているわけでもない。以前ハイジの皿なら、コンビニのレシートを集めてもらったことがある。だが、この手の景品やガチャガチャや食玩を揃えたければ、オークションだと無駄なくお安く揃えることが出来るなんて、夢も希望もない情報もチョコッと加えておこう。

 また、8月9日は、長崎原爆の日でもある。6日は広島原爆の日だった。知り合いに被爆者はいないが、きな臭い方向に向かいつつある日本を考えると、チョコッと考えてみるのもいいかもしれない。とは言え、既に原発って言う地雷をたくさん抱えているけど。

ベティー・ブルー2007年08月12日

 暑い・・・今日も体温を超えている・・・。外に出ると日差しは熱線となり身体に突き刺さる。いつもより多くの光の粒子で身体が押されるのか、太陽と反対に身体が傾いている様な気さえする。せっかくつけたエアコンで涼んでいたいが、家の中にいるのは、やっぱりもったいないので、近くのカーディーラーの縁日に行った。縁日と言っても、ちゃちこいものだけど、かき氷に綿菓子、たこ焼きにフランクフルト、ヨーヨーすくいに釣りゲームと、広告の券を持って行けばタダ。ひとしきり遊んで、帰ろうかと思ったが、やっぱりもったいないので、そのままドライブ。

 広い田んぼの向こうには、緑鮮やかな山がよく見える。風が強いせいか、やけにくっきりとしている。景色は何処も太陽で溢れており、その密度の高い光が、家や車、川や木々を隅々まで照らすので、いつもよりハッキリと見えるのか。

 そのまま宇治田原を抜け信楽へ。山に入ると、密度の高い光は、密度の濃い影を作る。そのコントラストだけで充分涼しい。山の涼を味わいたいが、国道沿いには、車を停めるスペースもなく、通り過ぎる景色を眺めるだけで我慢する。

 帰って西瓜を食べた。ああ、よくぞ西瓜が夏のものであってくれたと、感謝の念さえ感じてしまう。甘さや上品さでは桃にかなわないけど、あのシャリシャリとした食感、冷たさと瑞々しさを閉じ込めるのに最適な細胞の結合具合は、お前本当に一人で進化したのか?と言いたくなってしまうほど夏だ。

 そしてあのじゃまな種。この種がなければ、どんなに楽に食べられるかと思うが、あれは一気に食べ切ってしまわないように、計算のうえ配置されているのである。そうでなければ、味わうこともなく、欲望にまかせてあっという間に食べてしまうだろう。ほとんど水分でも、ちゃんと考えているんだ。何とも憎いやつだ。最近はマンゴーに押され気味だが、マンゴーには真ん中にデ〜ンと波乗りの様な種があり、南国のおおらかさを感じさせるけど、その辺の気遣いがない。。日本の夏は西瓜無しではあり得ないな。

 日が暮れると南の空には木星が輝き、その下に蠍座のアンタレスが妖しく光る。今夜は、ペルセウス座流星群がよく見えるそうだ。ちょっと夜更かしして、願い事でも唱えてみるかな。

 そうそう、28日の皆既月食も見逃せないイベントだが、果たして当日憶えているだろうか。

撃!王様2007年08月20日

 ふぅ〜、スポンジみたいに、いくら水分取ってもどんどん流れ出る・・・。天気が下り坂で、蒸し蒸ししているのが京都らしいと言えばそうだが、京都らしくなくていいから地中海気候にならないかな。亀ジャム後、久々にギター・ケースを開けると、ボディに大きく白いスジが。「ゲッ!傷いってるやん!!」と思ったら、塩ふいてた。

 そんななか、昨日はスタジオで練習。さすがに練習中は快適。でも、ナチュラルな音がほとんどなので、ごまかし効かないから演奏も気を使うな〜。レベルアップ、レベルアップ。終了後、早々に解散になったので、北山Mojo Westで行われた、王様のライブに行って来た。オープニング・アクトは、Shakee'sでいっしょにギターを演った♪会長♪のバンド、Attack!だ。本当は22日のVOXホールに見に行こうと思っていたが、地蔵祭の縁日があり、妻の休みがその日しかないので行けないから、ちょうどいいかと見に行った。でも、昨日行ってよかった。いや〜、おもしろかった!

 今月リニューアルしたばかりのMojo West。客席左にあったカウンターと巨大なルーレットは取っ払われ、PA横の隠れ家的客席にカウンターが移っていた。うん、かなり見やすくなったな〜。客席がぼちぼち埋まり、各テーブルを♪会長♪が挨拶してまわっている。王様の客はいないのか?そして、メンバーが引っ込み、いよいよAttack!の演奏。♪会長♪はでっかいアフロヘア。ほしい!意外にも白いスーツで現れたLidaさん、ケイ・グラントのようだ。アカペラ??と言うか、語りと言うか、今日の出演の経緯を節を付けて説明。Attack!って、ハードなイメージじゃなかったっけ?

 一通り説明し終わると、オープニング!袖に隠れたLidaさんが、再び衣装を替えて登場。羽織?腰に刀差してるし。なんでも、「王様」に対抗して「殿様」の格好をしたそうだが、どう見ても「甲賀幻妖斎」・・・。数曲後には「これが本当の姿です!」と、オレンジのサイケな柄の衣装で再登場だった。あ〜、なんか笑かしてくれるな〜。でも、それとは正反対に、演奏も曲も良かった。♪会長♪ギター上手いな〜。それに、今回は前の時よりギターの音が少し高域を押さえてあった。芯のある太い音で好きな音だ。Lidaさんのハイ・トーンもよく聴こえたし。持ち時間も4〜50分と、通常より長めだそうで、他では見られない衣装と言い、かなり得した気分だった。

 Attack!が終わり、ギター・アンプがセンターにセッティングされた。どうやら、王様一人で演るみたい。いや、タモツくんがいたな。王様を見るのは、実に12年ぶり。前に見たのは池袋パルコPart2の路上イベント。当時は「深紫伝説」が大ヒット中で、ものすごい人だった。舞台に出て来た王様は、12年前といっしょ。当たり前か、トレードマークだもんね。で、軽快なおしゃべりに超絶ギター!クラプトン、ベック、ペイジの3大ギタリストから、ヴァン・ヘイレン、ジミ・ヘンとスーパー・ギタリストの曲を次々と弾いていく。腕があるのに、それを感じさせないのは、やはりあの格好のせいか。これはライブというより演芸だな。いや、褒め言葉で。弾いてるのが61年のヴィンテージ・ストラトだって言うから、やっぱりただ者じゃない。

 そしてアンコールは、Attack!のメンバーと「湖上の煙」をセッション。♪会長♪が王様に「あっ、僕より音がでかい。ダメだよ」なんて突っ込まれながら楽しそうに弾いてた。

 王様、今ツアー中のようで、前日はえでぃさんのみせだったようだ。新譜も企画中だけど、許可が出てない楽曲が多いので、まだまだ先になるみたい。でも、これだけ洋楽が聴かれなくなったら苦しいだろうな。終わってから「12年前に見た時は、マイケル・ジャクソンとかやってましたね」と言うと「あ〜♪さあ、ぶて!ぶて!ぶて!♪とかやってたね〜」とちょっと歌ってくれた、いい人だ〜。

 王様も言ってたけど、Attack!は、何か似た様な臭いがするので、今回のオープニング・アクトは最適だったんじゃないかな。集めて楽しいスタンプ・カードももらったし、また見に行こう。ちなみに、今週22日VOXホールでライブあります。王様も11月18日、伏見でライブあります。楽しいので、是非どうぞ。

大文字とFOREFINGER再び2007年08月21日

 フォリナー祭も終わり、新たに見てくれる人もチョコッと増えただろうから、過去にFOREFINGERの名前の意味などを書いたお気に入りの記事を再利用してみる。本当は先週16日にアップしようと思っていたけど、色々忙しくてできなかった。タイミング逃してるけど、いいか。

【以下2005年8月16日の記事を再掲載】

 今日は大文字、五山の送り火だ。東京にいるとき、なぜかみんな「大文字焼き」と言ってた。誰が言い始めたんだろう?饅頭じゃないんだから、大文字焼きは無かろう。まあ、「おおもじ」と読まないだけでもまだましか。

 今日はぼじおくんの六合のライブだったが、このところ夜間の外出が多いので、申し訳ないが見送らせてもらった。この六合、「りくごう」と読むそうだが、これこそ読めない。変換もできない。難しいです。意味はわすれてしまった。う〜む、それなら私がぼじおくんと組んだら、名前は「一口」にでもするかな。

 しかし、うちのバンドFOREFINGERも結構わかりづらいようだ。よく「5人なのに?」とか「フィンガーファイブ」とか言われますが、「FOREFINGER=フォアフィンガー=人差し指」ですよ。四本指じゃありませんよ、☞そこのあなた!Four=フォー=4じゃなくてFore=フォアですからね。テニスのバック・ハンド、フォア・ハンドのフォアです。だいたい、四本指なら複数形ですから。

 名前の由来は、本家FOREIGNER=フォリナーに字面が似ているからですが、人差し指を立ててNo.1なんて意味もありますね。ああ、中指でなくてよかった。鼻くそ指なんて呼ばないでください。FOREFINGERは大文字(おおもじ)でつづると、よりFOREIGNERに似ているのでベターですね。

 そのFOREFINGERのライブも後3日。テクやヴィジュアルでは他のバンドの足下にも及びません。おもしろいこともしゃべりません。アクションも足がつるので少な目です。じゃあ、何が売りかって?・・・人柄ですかね。

【以上2005年8月16日の記事を再掲載】

 もちろん過去の記事なので、六合やFOREFINGERのライブはありません。年に一回再アップでもいいな、これ。

お盆、山と海2007年08月22日

 お盆週間、ずっと子守り。16日は南山城自然公園と言うキャンプ場へ行き小川で遊んだ。キャンプもしたいけど来年くらいからかな。連日の暑さで、涼を求めて人も多かったが、山の中でも暑かった。キャンプ場と言っても、低い山だし舗装してあるから仕方ないかな。河原は幾分涼しかったけど、キャンプ用に砂防ダムや整備された河原が上流にあったりで、水も思った程冷たくなかった。でも、みんな沢ガニや魚とりに夢中だった。

 チピラとヨースティーも水着に着替えて川の中へ。チピラは「裸足で行くの。お父ちゃんも裸足で来て」とゴツゴツした川を入っていく。足の裏痛〜。「お水飲めるかな」と手ですくって飲もうとするが、メチャメチャきれいという感じでもなかったので、やめさせた。「石をめくるとカニさんがいるんやで」とめくるとチピラが「カニさんいた!」と叫んだ。「え?いるか?」よく見えない。「いるよ」と言われよく見たら、沢ガニがサササっと。早速捕まえる。一発目で見つけるとは、チピラ恐るべし。ヨースティーに見せると、動くのがおもしろいのか、かごをガンガン振り回していた。

その後、沢ガニは見つからず。チピラは木の棒に水をつけて、河原の石に模様を書いたり、葉っぱをちぎって流したり、一人で色々遊んでいた。ヨースティーは、「抱っこ抱っこ」と引っ付くだけで、結局水には浸からず。あれだけ水遊び好きやのに、なんでかな。

 その日は夕方から所用があったので、早めに引き上げた。帰り道、車の前を蛇が横切る。ブレーキ!向こうもヤバいと思ったのか、道の真ん中でサッと方向転換して、跳ぶように逆戻り。・・・轢いたかな・・・。バックして逃げ込んだ溝のあたりを見るが、何処にもいなかった。多分・・・踏んでないと思うけど。

 明くる日の17日は、7月にも行った高浜の白浜海岸へ。今回は人出もあり、海の家早川も開いていた。前の日は、パラソルを立てる隙間もないくらいの人だったそうだ。こう暑いと、やっぱり海にいくわな。これからはクラゲも多くなるので、もう海も終わりだそうだ。

 白浜は、前回より水がきれいな感じがした。文字通り、白い砂浜で遠浅の海は、水深1m〜1.3mくらいが岸から50mほど続いている。強い日差しで網のように光った波の模様がゆらゆらと底を照らしている。薄い水色が続く海は、まるで南国に来たようだ。

 ヨースティー、やっぱり最初嫌がったけど、すぐに「じゃぶじゃぶ」と浮き輪に乗って海に入る。でも、波で揺れるのがちょっと不安なのか、手を離すと手で持てと怒る。でも、後半慣れて来ると、浮き輪をしないで、じゃぶじゃぶ入っていき、波をかぶってむせたり、頭を海に向けてうつぶせに寝転び、また波をかぶってむせたりしてた。チピラも一人で遠くへ行こうとするから、全く目が離せない。

 前回獲った貝はほとんど顔を見せなかったが、ちょっと深く掘るとちゃんといた。無事貝も収穫。そして帰りにスーパーでお造り用の鯖と舌かれいを購入。鯖はお造りで食べたが、舌かれいは上手くさばけず、ズタズタのまま焼いて食べた。やっぱり港町のスーパーはいいな〜。

侵入者2007年08月24日

 夕方、保育園にむかえにいくために戸締まりをした時、不意に窓から部屋に飛び込んで来た。ヤモリだ!捕まえようとするが、素手では嫌。小さな缶を持って追いかける。すばしっこい。基本的にモノの隙間を走るので、色んな物をのけながら追いかける。エイ!・・・捕まえた!!と思ったら、缶の横で小さなしっぽが暴れてた。ヤモリもトカゲみたいにしっぽ切るのか。初めて知ったこの事実。ヤモリ本体は窓の外へ逃がし、さて、このウネウネしている小さなゲソはどうしよう?紙に乗せて観察してみる。切り口は、結構生々しい。缶でちぎっちゃったかな?いや、そんな力入れてないし、やっぱり自分で切ったんだろう。

 うごめくしっぽを見つめながら考える。さて、どうする。チピラたちに見せてやろうか。へその緒のようにとっておくか?ヤモラーのYKさんに送ろうか、それともわさび醤油で・・・、考えた末、窓の外に捨てた。自然に帰るのが一番。

 保育園に迎えにいくと、よその女の子が手に何か握ってこっちへ来る。「なにかわかる?」そう訊かれても、手を開かないから何も見えない。おおかた、流行のダンゴムシか。「ダンゴムシ?」と答えると、「違う」と言う。手を良く見ると、小さな指の間から、これまた小さな生き物の手が。ヤモリだ。「ヤモリや!」「当たり」「赤ちゃんやから、逃がしてあげや」と言うと、園庭の真ん中に放して、指でつついたり、砂で埋めたり。大丈夫か?ヤモリ。小さな升を持って来て蓋をして、また砂を入れたり出したり。遊具の下に放して、また捕まえて・・・。先生たちは呼びに来るが、何を持っているか知っているので近づかない。そのうち、升で蓋したまま行ってしまった。生きてるかな・・・、中を見ると、弱っていたが生きていた。木陰に逃がしたけど、連れて帰れば良かったかな。