鳴門のうず潮2008年06月07日

巻き終わり。これでも4〜5mあります
 1日、町内のレクリエーションで、鳴門のうず潮クルーズ&イングランドの丘へ行った。前にいた隣の町内では、小学生の頃は、芋掘りなど言った記憶があるが、近年では参加者も少なくなったので、全然行われなかった。ところが、すぐ隣なのに、この町内では、大型バスが満員で、補助席に座らなければならないほど参加者だ。年寄り中心とは言え、活気があるのはいい事だ。

 7時半に出発。YKさん似のバスガイドさんだ。この日から全席シートベルトの着用が義務づけられたが、ガイドさんも例外ではないそうで、高速道路では椅子に座ったままのガイドになるそうだ。前日、おやつを買っておいたが、町内でも用意してくれてたので、おやつだらけになってしまった。子供たちは、朝ご飯食べたとこなのに、早速あれ食べたい、これ食べたいと言い出す。大人は大人で朝の8時から缶ビール。いやいや、楽ちん楽ちん。

 9時半過ぎに港に着いた。乗るのは日本丸。え?あの帆船?目の前にあるのは、まぎれも無く帆船だった、が、ちょっと小さいかな。中は、普通のフェリーのようで、とても練習船を改造したとは思えない。実は、日本丸のレプリカで、サイズも半分くらいらしい。初めての大きな船に、子供たちは大興奮。ただ、甲板の欄干の隙間が広く、子供が走る度にヒヤヒヤものだった。よく事故が起こらないな。せめて網かアクリル板くらいつけて欲しいものだ。

 船が出港するとすぐに鳴門大橋が見えて来た。まだ数キロ離れていると思うのだが、鳴門大橋の下の海面に波が立ち、水しぶきが見える。この距離からでも、ただ事ではないなとわかるくらいだ。今の時間は大潮で、瀬戸内海から太平洋に向かって海水が流れ出ている時。そして、うず潮の観られる確率も高いときだそうだ。途中、海面を見ていたチピラが「あっ、タコ!」と叫んだ。たしかに海面に赤いものが浮かんでいる。が、よく見るとクラゲだった。

 いよいよ橋の下へ来ると、海が渓流のようになっている。うず潮って、巨大な渦が一カ所でぐるぐる回っているのだと思っていたが、実際は流れに沿って渦ができたり消えたりしていた。それでも数メートルから十数メートルの大きさはあるだろう。それより驚いたのが、ちょうど橋の下あたりの海面に、2メートルほど段差ができていることだ。鴨川の段差の小さい滝が海の中にできてる感じと言えばわかりやすいか。他にもうず潮観光の船があり、小さな観光船が、うず潮の中に入って、ゆっくりとくるくる回っていた。あれって、結構おもしろそう。

 うず潮クルーズを後にして、イングランドの丘へ。この南淡地方はタマネギと上沼恵美子の産地と言うことで、辺り一面タマネギ畑。ちょうど収穫の季節で、掘ったタマネギが畑一面に並べてあり、街中にネギの匂いがしていた。イングランドの丘は、特にこれと言ったものはなかったかな。ヤギや羊がいたり、遊具やおもしろ自転車などがあったが、白鳥型の足こぎボートに乗りたいと言うので、それに乗った。白鳥型は4人で漕ぐタイプなので、2人で漕ぐタイプのヘリコプター型だったが、それでも満足だったようだ。

 普段ならこの時間は昼寝の時間だが、色々遊びたい。だが眠たい。色々ゴネ出すと眠たい証拠。ごねるヨースティーを強引に抱っこしていると、そのまま寝てしまった。集合時間も近いので、ヨースティーはそのままバスへ戻り、チピラと二人でコアラを観に行く。普段は寝ていて動かないらしいが、一匹えさを食べていた。動いてるコアラをみられるのは、かなりラッキーらしい。

 運転もしてないのに、結構疲れた。暑いくらいの陽気だったせいもあるからかな。帰りの車内では、さすがに寝ていたが、瀬戸大橋の休憩で目を覚まし、またおやつ&ビール。意外と楽しい旅行だった。