産業ロックだよ!全員集合!!パート2終了!パート22007年02月14日

ラテンぽくはあるが・・・

気を取り直して会場へ戻る。Dream Boatの演奏は半分くらい終わっていた。今回ハートをアコースティックで挑戦されたが、すばらしい出来だった。アンプラグドと言う、ごまかしのきかない設定、各人の技量が即演奏に反映するだけに、見る方としても興味深かった。s@moさん始め、達者な人ぞろい。特にギターのキハチさんは、アコギの早いパッセージでもクリアな音色、そしてピッキングの強弱と併せて、同じ音符でも微妙に変化させ、フレーズに表情を付けるなど、私などのレベルとは格段に違う事を見せつけられた。そしてKeithさんは大ボラならぬオーボエを披露!BBAに、数少ないキーボードのうまい人が来たな〜と思っていたら、ギターもちゃんと弾かれる。その上オーボエって、そのマルチ・プレイヤーぶりには遠吠えしたくなってしまった。リハ終わってからも、オーボエ練習される音が響き、なんだか高校時代の放課後を思い出しました。か〜やさんは、音が高いのでつらいと言ってたけど、本番に合わせてのどの調子を持って行き熱唱されてました。

それからThe U2。そのまんまU2のコピー。今回、U2を歌いたかったヴォーカルのコウ君と、ヴォーカルを探していたU2のコピバンの奇跡の出会いによって誕生したというバンド。見せるヴォーカルはこうだ!って参考になった。U2と言えば、ギターのディレイ・サウンドが肝だが、ディレイのテンポが曲のリズムと合ってないと台無しになってしまう。演奏中にテンポが変えられるディレイを使うなど、その辺は今後の課題かな。

そして、今回のトリと言ってよかった、名古屋から参戦の詠時感。おりしも、本家エイジアがオリジナル・メンバーで来日と、タイムリーなバンドだ。結成して間もないとの情報だったが、個々の演奏レベルも高く、非常にまとまっていて上手かった。ベースを弾きながら歌うヴォーカルさんに、はじめちゃんの姿がだぶったのは、私だけではなかったようだ。本来は楽屋ネタだし、いいバンドだし仲良くもしたいので書くのを迷ったが、あえて記しておく。とてもすばらしい演奏だったのだが、ただひとつ残念だったのが、30分の持ち時間を15分オーバーした事だ。名古屋からわざわざ遠征していただき、1曲でも多く演奏したい気持ちはわかるが、それは他のバンドも同じ事。やりたい曲を削り、なんとか規定の30分以内に納めたバンドも、少なくないと思う。5分くらいのオーバーならわかるが、15分ともなると、もしかすると主催者から許可が出ていたのかもしれないけど。でも、単純に観客としては、演奏がすばらしかったので、もっと聴いていたいというのが本音だった。

それから、聞きそびれたけど、詠時感のギター、なんて言うんだろう?見た事無いギターだった。ノイズも全然無かったし。もしかして手作り?

詠時感の興奮冷めやらぬうちに、ラストを飾る偏脳侍が登場した。このバンドだけは、誰かのコピーというのではなく、オリジナルあり、かなりアレンジしたカバーありと言うバンドだった。この偏脳侍、つい最近まで偏脳「寺」だと思っていたが、実は寺ではなく侍だった。失礼した。MCは武士言葉?と言うか、ちょっと変な言葉で、なかなか面白かった。

そして、終演後はBBAで打ち上げ。どっと虚脱モードだが、次の日が仕事の人も多く、早々と解散となった。

BBAプロデューサー・ナイトの一周年の総まとめとして行われた今回のイベント。ほんとに多くのお客さん、そして出演者の熱演により、成功を収める事ができ、ホッと一息。s@moさん、お疲れさまでした。

ご来場いただいた方々、ありがとうございました。私自身、まだまだ満足のいく演奏などできませんが、また懲りずに来てください。

さて、そのプロデューサー・ナイト。次回は3月10日「The Who & The Rolling Stones」です。その後も、企画が目白押しだそうで、またまた夜出かける回数が増えるな〜。