英五で弾き語るスペイン語 ― 2012年05月15日
ソロ・デビューである。黒いマスクとマントに、サーベルで刻む「Z」の文字。それはソロだ。(怪傑ゾロ、zorroのスペイン語発音はソロなのだ)一人での弾き語り。普段は複数での演奏だから、失敗もごまかせるが、一人なのでバ〜レバレ。しかも、弾きながら語ると言う、一人二役。以前から、やってみたいとは思いながら、なかなか決心がつかなかったが、今回Keithさんからお誘いいただき、来場者には悪いと思いながらも、デビューさせていただいた。5月12日、稲荷のアンソニア・カフェでのこと。
まずはセット・リストを見ていただこう。
- Las palabras son cansansio (El Ultimo De La Fila)
- Si amaneze por fin (Joaquin Sabina)
- Uva de la vieja parra (El Ultimo De La Fila)
- Asi estoy yo (Joaquin Sabina)
- Aviones plateados (El Ultimo De La Fila)
- El loco de la calle (El Ultimo De La Fila)
- Son cuatro dias (El Ultimo De La Fila)
- La bamba (Los lobos)
ご覧の通り、全てスペイン語の歌だ。スペインの歌は大太犬でもやったが、解散後もやりたいと常々思っていた。しかし、以前のメンバーのように、やりましょうと言ってすぐにやってくれる人もいない。その後、なべっくでアコースティック・ギターを演奏するようになり、弾き語りならできるんじゃないかと思うようになった。それも思うだけで、練習等していなかったが、今回KeithさんとBrendaさんにお誘いいただき、その機会を利用させていただくことにした。
普段なじみの無いスペイン語というだけで拒否反応を起こし、大太犬では「スペイン語以外の歌はよかった」と感想をいただいたこともあった。大太犬では、誰も知らないならオリジナルってことでええんちゃう?(爆)なんて言ってた。そう、オリジナルも一緒だ。特に英語のオリジナル曲なんか歌われた日にゃ、一言だって意味わからない(笑)同じように、広めて行けばいいじゃないか。
しかし、聞く方にとっては、全く知らない曲を7曲も聴かされるのは、結構苦痛だろう(笑)でも、私がいいと思った曲なんだから、ワンフレーズでもいいなと思ってくれればそれでいい。そう言う思いで演奏したが、力不足だった。お客さんは、最初「何やってんだろう?」って雰囲気がひしひしと伝わって来た。でも、それは想定内で、逆に快感でもある(爆)ギター一本で、単調になるのを防ぐため、小細工等入れたりしたが、これも思ったようには行かず。今更ながら、弾き語りの難しさを痛感した。しかし、できないとなるとファイトが湧いてくる。だから、これからも止めない!(爆爆)
もったいなくも、アンコールをいただき、スペイン語でヒットした「La bamba」をやった。さすがに聞いたことがある人も多いからか、こちらは手拍子等いただき、みんな安心した顔をしていた(笑)
そして、Keith&Brendaだが、私とは違い、こちらはしっかりと歌い、演奏する。Keithさんは、ロマンチックなギターの音色。私は、弾き語りと言えば河島英五なので、ロマンチックのかけらも無い無骨、いやぎこちない演奏(笑)かたや、ギターだけでなく弾けるようなピアノ、はたまたキーボードに録音したギターと共演等、八面六臂の活躍。Brendaさんが、メインの私を見て!と嘆いていたが(笑)目の前であんなのやられたら、しょうがない気もするな。もっと大きなステージなら、そう言うことは無いんだろうけど。
今回は、プレイヤーとして非常に収穫の多かったライブだった。この機会をくださったKeithsさん、Brendaさんに感謝します。次回は・・・またどこかで、こっそりやってるかな。
コメント
_ 焦げ茶色の仔豚 ←もういいって ― 2012年05月15日 20時38分17秒
_ にゅーめん ― 2012年05月15日 21時58分45秒
弾き語りデビューおめでとうございます!
いきなりスペイン語ですか、すごいなあ。
ぜひとも聴いてみたいです。
さぁ、そろそろ私も本気出しますか、、、と思いきや、密かに計画していた伊勢のライブハウスが先週閉店。
とりあえず、来月は名古屋かな。
_ 忍者 ― 2012年05月16日 00時15分56秒
セゴビア名物、気に入りました?(笑)
>いきなりLas palabras son cansansioですか~。
当初、一番最後にしようと思ってたんですよ。アラビアチックで変わってるんで(笑)でも、変わったのを最初にがつんとやった方がいいかな〜って。もちろん難しかったです。
>なんちゃってフラメンコというかなんちゃってアラベっていうか
私のは、それに加えて、なんちゃってスペイン語でした(爆)今回、いやいつもスペインの曲をやる時って、知ってる人がいないから気楽にできる強味ってありますね。これが、焦げさんやお友達のマノレラさんの前だったら・・・やる勇気はありません(爆)
>マリア・ヒメネス
ああ〜、スペインの八代亜紀、イサベラ・パントハならわかるんですが(笑)
>「Canta por Sabina」
濃いな〜。でも、こんな感じのギター、カッコいいです。
>私が一番好きなのは、Uva de la vieja parraです。
おお、そうですか!原曲も、ジャンジャカとコード弾きだったので、楽勝かと思いきや、一筋縄では行きませんでした(笑)途中、どうしても歌いづらいメロディーが。本番もそこだけやっぱりおかしかったです(笑)
>歌詞にも捨てゼリフ感を感じます。
歌詞はわかっていますが、意味が分かっていません。他の曲も、だいたいそんな感じです(爆)歌詞って、よくわからへ〜ん!特にこの人たちのは。今度教えてください。
にゅーめんさん
>弾き語りデビューおめでとうございます!
ありがとうございます。一人の責任が思い割りには、バンドでやるより疲れませんでした(笑)
>いきなりスペイン語ですか、すごいなあ。
いえいえ、間違っても誰もわからない(爆)と言うか、これしか考えてなかったです。他の人がやらないようなのがいいと。あまのじゃくですね〜。フォリナーもそう言う理由が大きかったし(爆)もちろん、どれも大好きだからやりたいってのが一番の理由です。
>さぁ、そろそろ私も本気出しますか
その調子で、京都までいかがですか?今回やったアンソニアカフェは、チャージも無しですからいいですよ。
>とりあえず、来月は名古屋かな。
活発に活動していらっしゃるんですね。がんばってください。
_ Keith ― 2012年05月16日 17時01分05秒
成り行きで結果的に(笑)忍者さんのソロ・デビューに関わることになれて光栄です。
全曲スペインの歌というこだわりと
難しいけど1人でやり切ろうという心意気がいいですね。
刺激を受けました。
忍者さんと言えばスペインを連想し、次にパエジャを思い出す(笑)
そのイメージと、忍者さんの風貌、声が、曲とスペイン語の歌詞に似合っていました。
スナフキンの格好でガットギターにすれば、よりスパニッシュ・ムードが出るかも知れませんね。
期待してます(^-^)
_ Brenda ― 2012年05月16日 20時13分32秒
いや~ヨカッタですよ、「La bamba」(笑)
実は前回からどうも客席の目線が私よりKeithさんに向いてるんじゃないか、という感じはあったんですが
今回は露骨に、でしたね。Brendaさん、歌ってたん?みたいな(涙)
もっと私に気を遣ってください(笑)
_ 忍者 ― 2012年05月17日 00時17分54秒
お疲れさまでした。
>成り行きで結果的に(笑)忍者さんのソロ・デビューに関わることになれて光栄です。
こちらこそ、あんな中身で出演させていただき、ありがとうございました。
>刺激を受けました。
こちらこそ、ギターにピアノに打ち込みに、マルチな活躍うらやましい限りです。
>スナフキンの格好でガットギターにすれば、よりスパニッシュ・ムードが出るかも知れませんね。
はっはっは〜???なぜ???
Brendaさん
お疲れさまでした。
>ソロ・デビュー、おめでとうございました!
ありがとうございます。みなさんには申し訳ありませんが、やり遂げた感は大きいです(爆)
>いや~ヨカッタですよ、「La bamba」(笑)
でしょ、あれは受けると思ってました(笑)ひとつくらいは、知られた曲入れとかないと、と思って。もうひとつ隠し球がありますが、まだ練習してません。
>客席の目線が私よりKeithさんに向いてるんじゃないか
今回は、お客さんがほとんどプレイヤーでしたからしょうがないですよ。
>今回は露骨に
次回は露出を(笑)
>もっと私に気を遣ってください(笑)
店の外で演奏してもらいましょうか(爆)
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http://www.youtube.com/watch?v=wu1t_2O3RQA&feature=relmfu
ちなみに今回の忍者セレクシオンの中で私が一番好きなのは、Uva de la vieja parraです。このCD全体に「オレはもう疲れた、やーめた」感が漂っていると思っているのですが、この曲は最後に収録されているせいか何だか、歌詞にも捨てゼリフ感を感じます。でも大好きな曲です。