急いで口で吸え!2013年02月09日

例年、1月は何もしないうちに終わってしまうが、今年もあっという間に過ぎてしまった。特に後半は、何もできなかった。それと言うのも、中旬から風邪をひいたが、その治りが異常に遅かったせいだ。歳と言えばそれまでだが、中途半端に体調の優れない日が一週間程続いた。ちょっとマシになったかと思うと、その夜、寝られないくらいの頭痛に襲われ、翌日、仕方なく医者にかかった。

とりあえず、頭痛の薬さえもらえればいいと、近くの耳鼻科へ。熱を測ると、自分では全く平熱と思っていたのに、38.5℃もあった。「インフルエンザでしょうね」と、念のために検査をする。検査薬のAとBの印を見ると、うっすらと「A」の部分に赤い線が浮かんでいる。同じ出るならAの方が値打ちがある・・・てな問題ではない!インフルエンザ?風邪でほとんど引きこもっていたのに、どこで移されたんだ?

「かかり立てですから、早めに薬を飲みましょう。」と、リレンザを処方された。タミフルは、以前飲んだ事あるが、リレンザは初めてだ。「これは飲むのではなく、このパッケージの中の白い粉の薬を吸引します。」と、医者が説明をしてくれた。しかし、そのパックでは吸い込みづらそうだな、と思ったら、なるほど、専用の器具があるらしい。大きな目薬のような形の器具に、薬のパッケージをセットして、穴を開けて、吸い込み口から吸い込むらしいのだが、その吸い込み口、太すぎないか?などと思っていると、「今やってみましょう。」と医者が薬をセットしてくれた。そして「はい、ここをくわえて、思いっきり息を吸ってください。」そう言われて初めて、あっ、口で吸うのか!と気づいた。白い粉を吸引だから、てっきり鼻から吸うと思っていたが、それは別のクスリだったな(爆)いや〜、説明受けといてよかった(笑)

その後、早めに薬を飲んだのに、二日間は頭痛と全身の筋肉痛で、ほとんど眠ることもできなかった。こんなキツい症状初めてだ。幸いにも、家族には移らなかったが、やはり体調は一週間程優れず、やっとマシになった!と思ったら、今週は、キツい胸焼けと胃もたれと、激しい下痢で、その後嘔吐・・・。ノロ?その後、とんでもない副作用が起こった。下痢で一晩に十数回トイレに行ったので、おしりが大変なことに(笑)後半は、出すも地獄、出さぬも地獄(爆)おむつかぶれの薬を探したが見つからず、メンタムを塗ると、あるベーシストも驚きの、それはホットなA感覚(爆爆)だが、一日で治った。さすが、近江兄弟社!体調は、二日程じっとしてたらマシになったが、年明け早々、とんだ目にあった。風に当たって、ちょっとは抵抗力を付けないといかぬな。

いや、新年一発目から、こんな記事で吸いません。

一触即発2013年02月11日

仕事で大阪に行く時、以前は地下鉄に乗ってたのだが、ここ一年程は、時間がある時は取引先まで歩くことにしている。二駅でちょうど30分くらい。そのまま日本橋へ更に二駅、帰りは四駅を歩くこともある。しかし、一時間歩くより、五分程自転車こぐ方が疲れるのは気のせいだろうか?

ある日、時間が無かったので、半年振りくらいに地下鉄に乗った。車内は、一通り座席が埋まる程の混み具合。私はドアの横に立っていた。次の駅で、半分くらいの人が降り、私のすぐ横の座席も、ちょうど三人分程空席になった。その向こうには二人程おじさんが座っており、向かいの座席には、お姉ちゃんが3人座っている。席が空いたので、座ろうかと思ったら、赤い座席の真ん中に、白く光るものが・・・100円玉だ!どうやら降りる人が落としたらしい。その人に教えてあげようと思う間もなく、ドアは閉まってしまい、座ってるおっちゃんと私の間に、100円玉が白く光っていた。そして、その物体を「あっ100円玉だ」と認識した瞬間、向こうのおっちゃんと目が合った。同じ顔していた(笑)

私と100円玉の距離は約1m。座っているおっちゃんからも同じくらいの距離。私が座ると、ちょうど100円玉の隣になるが、座ってしまうと無視するわけにはいかない。それはかなり不自然だ。かと言って、100円玉拾うのもちょっと気が引ける。いや、堂々と「あっ100円や!」と拾ってしまっても、誰も何も言わないだろうし、すぐに忘れるだろう。だが、プライドがじゃまして、どうしてもできない。一方子供が一緒なら、拾わせるのに!と、親のプライドのかけらも無いことも頭をよぎる(爆)向こうのおっちゃんも気になるようで、視線は前を向いているのに、その視界の端には確かに100円玉をロックオンしていると言う気を感じる。私も、吊り広告を見上げているが、神経はその100円玉に集中しレーダーは外さない。そして、ふと向かいのお姉ちゃんを見ると、やっぱり100円玉見てる!(笑)この三者の微妙な距離感と緊張感。これは竹島か尖閣諸島か??(爆)

3分程して下車駅に着いた。何気なく拾って降りるという手もあるなと思ったが、そのまま降りた(笑)ああ、あの100円は誰の手に渡ったんだろう。

Long, Long Way From Home2013年02月24日

その日は、ベッピンさんの隣で気分がよくなり、少々調子に乗り過ぎた。濁り酒を一本空けた後は、焼酎のロックかストレートだった気がする。焼酎やウィスキーは、ロックもいいけど、できたらストレート舐めるのがいいよね〜。で、次に憶えてるのはタクシーの中だった(笑)まだ電車のある時間に、京都市内へ出たんだろうな。中でひとしきり絡んで(爆)その後次の店に行った人もいたんだろうけど、私は帰りを選んだ・・・はずだ。

気がつくと、数人の警官に囲まれていた。いや、囲まれているというより、介抱されてると言うか・・・どうやら道端で寝ていた様だ(爆)「大丈夫ですか?」との問いかけに、当然「大丈夫!大丈夫!」と答えるが、たぶん目は開いてないし、フラフラだ。「財布とか盗られてませんか?」チェックしたら、ちゃんと財布はあった。「こんな所で寝てたら死にますよ。署で休みますか?」との親切な申し出を丁寧に断り、方角もわからず、とりあえず歩き出した。今考えると、泊めてもらえばよかった(爆)

時間を見ると、夜中の1時半頃だったかな。何にも考えずに、とりあえず歩いていると、目の前に見覚えのある高架が見えた。あれは・・・船場センタービル??・・・。目の前にあるのは、確かに船場センタービルの10号館だ。横にはHard Rock Cafe。大阪??大阪にいるのか?京都にいたはずなのになぜだ???一気に酔いが冷めた(笑)

酔いが冷めた気がしたが、やっぱり頭はグルグル回っていた(爆)京都にいたのが、どうして御堂筋で寝てたのか?まあ、爆睡で電車乗り過ごして、終点まで行っちゃったんだろう。始発までは、まだまだ時間がある。さてどうする?とりあえず、淀屋橋まで戻ろう。凍てつく中、フラフラともと来た道を戻った。駅は閉まってた(笑)オフィス街だし、店も無い・・・。心斎橋の方まで行ってみるか。と、再び道を戻った。考えてみれば、そのまま梅田に行った方が近かったし店もあったのだが、目の前しか見えてなかった。そして、本町まで戻ったが、やはり店は無かった・・・。

今思うと、ネットカフェでも探せばよかった。結局、4時頃まで外をフラフラ。駅の地下通路が開くと、中に入って、とりあえず階段で寝た(爆)いや〜、駅で寝るなんて、ヨーロッパ旅行以来25年振りだな〜。人通りの気配で目が覚め、やっと電車で家路に向かった。そして、次に目が覚めたら、七条だった。乗り過ごしてる・・・(爆)反対の電車に乗り換え、ホッと一息。気がついたら枚方公園だった。また行き過ぎた・・・。今度は寝ないぞ!と心では思いながら、やっと最寄り駅に。6時頃着く予定が、8時を回っていた。やっと帰れて、その日は爆睡。

夜になって、ズボンのポケットから黄色い紙切れが出て来た。京阪電車の書類の様だ。祇園四条でもらったようで「無償送還」にチェックが入れてあった。何だこの紙??無賃乗車の欄もあったが、そちらにチェックは入ってない。切符は買ったんだろうな?それを無くした?それとも寝過ごした駅でくれた?でも消印は祇園四条だし??どう言うことか、さっぱりわからない。

一月後半の風邪は、これが原因だったのかもしれない(笑)その後体調は最悪だったが、ふらふらの状態でホームから転落とか、シャドウで寝るとかしなくてよかったと思っておこう。

Mother, Father2013年02月26日

関西若手芸人がテレビで両親のことを「おかん、おとん」と言うようになったのはいつ頃からだろう。ダウンタウンの松ちゃんが使い始めてから、こぞって使うようになった気がする。テレビの影響は大きいもので、今では芸人だけでなく、若い子も使っている様だ。ただ、テレビで広まるまでに、両親のことを「おとん、おかん」と呼ぶ人は、友人、知人だけでなく、街でも聞いたことが無かった。それまで聞いた事無かったのに、ある日突然、昔から使ってましたって顔して使われてることに、とても違和感を感じる。

我々の周りで使われているのは「とうちゃん、かあちゃん」もしくは「おとうちゃん、おかあちゃん」だ。もちろん場面によってさん付になったり父母と言うこともあるが、普通の会話ではちゃんづけだ。おとん、おかんは、元々は大阪の方言かもしれないが、芸人が右にならえで使っているのを聞いて、逆に拒否反応が出てしまった。

言葉は時代によって変わって行くものだ。流行語から定着するもの、新しく変わるもの。しかし、おとんやおかんは、新しい言葉ではない。逆に大阪の古い言葉なのかもしれない。それを使うのは郷土愛から来るものなのだろうか?そう言えば、私も子供の頃は使わなかった言葉で「おおきに」と言うものがある。子供の頃は「ありがとう」と言ってたが、二十歳を超えた頃から「おおきに」という言葉を使い始めた。大学で、他府県からの友人が増えたから?東京で暮らし始めたから?よく憶えていないが、そこには他者に飲み込まれないように、自身のオリジンを再確認する意味で使い始めた気がする。そして、芸人たちの使うおとん、おかんもそう言う意味合いを持って使われているのかもしれない。

でも、やっぱり私はおtん、おかんは絶対使わない!(爆)