陰と陽、オーケストラとプログレバンド2010年04月27日

 24日(土)。保育園で、保護者総会があったがパス。例年、保護者総会の後は、子育てに関する講演会がある。チピラが入園して2年ほどは講演を聴きにいったが、その後、バンドの練習やライブなどでさっぱり行ってない。今回は予定が無かったのと、「音楽と子育て」という講演内容だったので、久しぶりに行く事にした。

 保育園に近づくと、クラシック音楽が聴こえている。今日の講演で使うんだろうなと思い、ホールに入ると、ありゃ!弦楽のミニ・オーケストラが!!どうやら講演というより公演のようだ。預けられているヨースティーたちも、席を作ってもらい座っている。これは!と、すぐにチピラを学校へ迎えにいき、ミニ・コンサートを鑑賞した。前半はポニョやドラえもんなどのアニメ曲が中心。曲の度にチピラ歌う(笑)後半は、モーツアルトやエドガー、ドボルザークなど、クラシックの一部を大人向けとして演奏してくれた。この弦楽団。ムジーク・クライン室内合奏団といい、京響や大阪フィルを退職した人から、中学生くらいの子供とそのお母さんなど、いろいろな人で構成されているアマチュア・オーケストラだった。他にも親子だとか、その子供さんも客席にいたりとか、とてもアット・ホームな楽団だった。

 子育て講演と言うことだったが、曲ごとに作曲者や曲の解説程度でほとんど演奏だった。その方がよかったけど(笑)その中で、何歳位から楽器を始めるのかという話があった。もちろん、早いに越した事は無いだろうが、やはりヴァイオリンやピアノなど、オーケストラで演奏したいと思うなら、楽器は遅くとも4〜5歳から始めた方がいいそうだ。何でもそうだが、ある程度まで行くと、必ず壁にぶつかり、その壁を乗り越えるかどうかが上達の分かれ道なのだが、幼い頃から始めると、その壁を乗り越えるのが楽なのだそうだ。子供の吸収力と言うのは計り知れないから、その意見はよくわかるが、たぶん、一日に何時間も練習。嫌がって泣いても、必ず練習させないといけないだろう。大きくなった時のために、今がんばれば、我慢すればと言うのは、果たしていいんだろうか?親としては、非常に難しいところだ。まあ、普通の人は、それを勉強に向けているだけなのかもしれないけど。

 夜は、陰陽でよたろう帝國主催「妄想科学対戦」を見てきた。なぜに科学?もしかすると、幼少期に学校の前で月一回売られていた「科学と学習、どちらを買うかの葛藤」を意味するのだろうか??謎だ。出演は、荘園、水鏡とよたろう帝國の3バンドだった。

 いつものように、京都駅で子供たちを妻に預け、そのまま歩いて陰陽へ。烏丸通と平行に走っている小さな道を歩くと、昔からの職人の店をいろいろ発見する事ができる。今回目についたのは、胡粉を使った天然絵の具の店。ここでは、40歳くらいまでの職人も募集していた。伝統工芸は、継承すべきものだが、食っていけなくてはどうしようもない。難しいところだ。

 御池を上がったところで、ISSIさんとすれ違った。陰陽を通り過ぎ、ケーキ屋の前でジョージくんとさめさんとすれ違った。実は次の日も、いろいろすれ違う、すれ違いの二日間だった(笑)てなことは別スレに書く事にして、妄想科学対戦。トップ・バッターは荘園だったが、どうしたんだろう?今まで見た中で、一番悪い出来だった。特に、新しい曲は、まだこなれてないからだろうか、西尾さんのギターが歌ってない。藤井さんのMCも、何となく張りが無かった。どうした荘園!また、以前のようなプレイの復活を願いたい。とは言え、普通のレベルより、よっぽど上手いのだが。

 次に、東京から来た水鏡。和風ロックという感じが、何となくよたろう帝國に似ているな〜っ。でも、ルックスは見慣れている分、よた帝の方が上だ(爆)月一でライブをやっているというだけあり、安定した演奏を聴かせてくれた。ヴォーカルの女性が、曲の雰囲気に合わせて、静々と登場したり退場したりして、「静」「雅」な空間を構築していた。ところが、キーボードの人が、なんか立ったり座ったり、機材いじって効果音出したりと落ち着かない。裏方さん的動きで、ヴォーカルの作った雰囲気台無し。ただ、このひ弱そうなキーボードさん、MCはええ声だった(笑)でも、全体的な雰囲気を大切にしたいなら、MCはもっと落ち着いた感じにするか、他の人が取るべきだろう。

 また、独特のメロディやアレンジで、特色が出ているのだが、歌い方や曲のテンポとリズムが、どの曲も同じ感じで、一曲聞いたら、それでええやん。と言う感想だった。コンセプトがあったとしても、もうちょっとバラエティに富んだ作品が並べばよかったな。あと、虫の声が効果音として使われており、曲の前後に流れる。これも雰囲気作りに一役買っている。だが後半、日暮しの声が流れると、とたんに感じる違和感。あれ?なんでだ?そうか!秋から夏の終わりに季節が逆行してるやん。だから、何となく気持ち悪かったのか。SE使って風景を見せたければ、その辺も、もうちょっと気を使って欲しかったかな。

 さあ、かなり辛口でまいりました、今回のレポ(爆)よたろう帝國の運命やいかに?

 今回は、笑っていても悲しそうな顔、えりたん♪がお休み。その分をBrendaさんがカバーするようだ。最近歌詞カードが配られるようになったので、それを見ると、その日のセットリストがわかる。一曲目は「シベリア夜曲」か。これは、シベリア抑留の捕虜の悲哀を曲にしたそうだが・・・皇帝幾つだ?ジョージくんにもマイクが立っているので、久々にジョージくんがこれを歌うのか??と期待しながら見ていた。Brendaさんが歌った。考えてみりゃ、これえりたん♪の持ち歌じゃなかった(爆)ジョージくんは歌の代わりに手作り二段ショルキーを堪能させてもらった(笑)

 水鏡と同じく、和風プログレなステージだが、曲の多彩さが見ていて飽きさせない。言ってしまえば、バラバラなんだが、別にまとまっている必要も無いし、その方が楽しい。バンドのコンセプトは、変態だったことが、今回明らかになったが、そのコンセプトがよく出た曲「肉電車」で、ちらさん大爆笑。アンコールの「恐竜王」で、えりたん♪に代わって歌ったBrendaさんの、卵から生まれるパフォーマンスが見られるかと期待したが、残念ながらそれは無かった。と言う事で、今回はよたろう帝國の変態勝ち!って言う楽しいイベントだった。

コメント

_ Brenda ― 2010年04月27日 17時43分08秒

>曲の多彩さが見ていて飽きさせない

ありがとうございます<(_ _)>

>その方が楽しい

ありがとうございます<(_ _)>

>よたろう帝國の変態勝ち

ありがとうございま・・・・

アタシ、変態違うし(T_T)

お忙しいところ、参戦ありがとうございました!

_ 忍者 ― 2010年04月28日 01時38分16秒

Brendaさん
急遽えりたん♪のパートまで、お疲れさまでした。
次回は一緒に、卵からかえってください。

>アタシ、変態違うし(T_T)
変質者?(爆)

_ 皇帝 ― 2010年04月29日 03時54分57秒

どもども。
遅くなりましたが、ご観戦ありがとうございました。

勝ち負けはともかく、楽しんでいただけたようでなによりです。
MCでも口走っていましたが、「和風プログレ」と称されることが多いよた帝ですが、実は「和風」なのは、わたしとえりたんの衣装だけなんですよね~。
現在作成中の新曲群は、実はヨーロッパ風を狙っていたりしています。
それがお披露目できるころには、欧風皇帝衣装になっているかもしれません(^^;

_ 忍者 ― 2010年04月29日 12時03分43秒

よたろう皇帝
主催イベント、お疲れさまでした。

>勝ち負けはともかく、楽しんでいただけたようでなによりです。
「対戦」なので、勝ち負けははっきりさせなければなりません!(笑)
よた帝のイベントは、いつも個性的なメンツなので楽しみです。バンドのカラー、個性を
演出するのは、なかなか難しいですね。悩みの種です。

>実は「和風」なのは、わたしとえりたんの衣装だけなんですよね~。
和風衣装は、今のメンバーからですものね。でも「シベリア夜曲」なんかは、
充分和風テイストが感じられます。

>欧風皇帝衣装になっているかもしれません(^^;
それは楽しみ、と言うか、衣装の調達が大変そうですね〜。王様や早野凡平に
見られても困るし(爆)レコ発とも、期待してます。

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