今も変わらぬ倫敦2015年05月27日

エッジが立ってるのも、いいシェイプだ!

新京極の帰りに、ロンドン焼を買った。ロンドン焼とは、カステラ生地の中に白あんが入った、小さめの今川焼(回転焼き)みたいな物。店頭のガラスの向こうには、作っている機械が見える。直径1m程の丸い鉄板が、ターンテーブルのように回転している。その鉄板の上に並べられた鉄のリングに生地が流され、あんこを詰められ、上から生地をかぶせられ、ひっくり返されて、リングを外して出来上がり。1周半で焼き上がるようになっている。最後のバリ取りと検品のみ人が行うが、作業の全行程すべてオートメーションだ。これが、ピタゴラスイッチみたいで、子供たちは釘付け。私も子供の頃、よく見ていた。この日も、外国人観光客の子供がずっと見ていた。

一つ50円で、店頭では1個から売ってくれる。これは静岡の10円饅頭に次ぐ安さだ。今食べる分とお土産用に買った。味は、案外あっさりしている。カステラ生地が、普通の今川焼と違った味わいだ。カスタードとか、他の味もなく、白あん一筋。子供の頃、祖母がたまに買ってきてくれたが、その頃と変わらない味だな。刻印が「ロンドンヤ」となってたけど、昔は「ロンドン焼」だった気もするが、記憶違いかな?よく見ると、屋号も「ロンドンヤ」で、商品名が「ロンドン焼」みたいだ。なぜロンドンなんだろう?あんこ使ってるし、イギリスやロンドンを連想させる物は無い。カステラ生地が、ヨーロッパの雰囲気を出してるからかな?夏目漱石が好きだったとか?

それにしてもあの機械、私の子供の頃と同じ物だろうか?もしそうなら、よく働いてるな〜!店の奥にも、もっとあるんだろうか?支店等もなさそうだし、欲張らず、コツコツってのがいいんじゃないか(笑)そう言う機械欲しいな〜、いや、欲張ったらダメか(笑)