休みのような日々 ― 2007年03月21日
訳あってここ一週間子供達はずっと家にいる。自分の事はおろか、仕事すらろくに出来ない。まったく、人の心や気遣いを推し量れない奴と礼儀をわきまえない奴には疲れさせられる。
昨日は子供達を連れて銀行へ行った。支払い等があるので行かないわけにはいかん。普通に歩いて30分ほどだが、子供の足ではどのくらいかかるか・・・。また、寒風厳しかったので電車で行った。切符を自動改札に入れるのはチピラの係。でも、最近お姉ちゃんのまねが大好きなヨースティーがやりたがる。これから切符が一枚のとき困るな〜。二人も子供つれていると、周りは何かと優しくしてくれる。電車を降りるとき、ベビーカーで手一杯だと、チピラの手を取って一緒に降りてくれる乗客のおばあさんとか、狭いホームをゆっくり歩くので、道を譲ると「いいですよ、ゆっくり行ってください」と言ってくれるおじさんなどに出会うことができる。
しかし、この前近所のスーパーで、ヨースティーが激しくグズッた。床に寝転がって動かない。抱っこするにも大暴れだし。買い物カートを3mくらい手前の入り口に置いていたので、とりあえずそれを取りに行ったら、その数秒の間にカートを押したババアがヨースティーの前に来て「通れへん」などと抜かしやがった。ムカついたのでヨースティーを抱き上げ「すまんのう、ちょっとグズッとるだけやないけ」とにらんだら、その後近づいては来なかった。よく行くスーパーなので、あまりもめるのも嫌だが、ほんと、状況を見られない奴って腹立つ。
まあ、昨日はそんな奴とは遭遇せず、平穏に過ごせた。露天で干し果実を売っていた兄ちゃんに、試食の干しイチゴをもらって「甘いな〜、おいしいな〜」と喜んでいたチピラ。100g600円と、高級牛肉並のイチゴは、ちょっと手が出なかった。他にもいろいろ欲しいものがあったようだが、下を向いて我慢しているのがいじらしい。でも、買ってるとキリないしね〜。
日曜日に電車に乗った時は、最後尾に乗った。運転席が気になって「何これ」としきりに訊いていた。昨日は先頭に乗って、二人で運転席を見たり、前を見たりしていた。電車が進むにつれ「景色がどんどん大きくなってくるな〜」と喜んでいた。電車を降りて「電車にバイバイしような」と言うと、運転手さんが運転席から顔を出して「バイバイ」と言いながら手を振ってくれた。ヨースティーは元気に、チピラはちょっと恥ずかしそうに手を振った。そして運転手さんは、こちらを向いてバイバイしながら静かに電車を発車させた。全然前見てへんし〜!しかも片手やし〜!!でも、そんな他人のちょっとした事が嬉しかった一日だった。
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