激流と激震2007年07月17日

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 昨日は朝からヘリコプターの低空飛行の音が響く。先週の長雨で、かなり増水した川に人が流されたようだ。先日も橋の上から飛び込んだ女性が、下流で助かる事件があったが、川で流されたらまず助からない。緩やかな流れは、つい油断してしまうが、自然はそれほど甘くはないようだ。

 今回は事故か事件かわからないが、去年3件程あったのは、ほとんど事件だった。若い女性が橋から飛び込み。幼い二児を連れた母子の無理心中。上流で男性が流されたなど。橋を渡る時、消防隊員が4人、橋の上から川面を見ていた。川は濁って土色をしている。「あの泡のところを通って流れて来るから、あの辺をよく見とけよ」と隊長らしき人が指示を出していたのを聞いて、人の死というものがつい近くにあることを感じた。消防隊員たちは、その何倍、何十倍も近くに感じ仕事をしているのだろう。

 今日もヘリコプターは飛んでいる。まだ見つかっていないのだろう。川や海、山など自然の中で遊ぶ時は、遊んでもらっているという感覚を持っていないと、とんだしっぺ返しを喰らうと言うことを心のどこかに留めておかなければいけないな。

 そして、大型台風の去った後に起こった新潟の大地震。実家でテレビを見て、その凄まじい被害に驚いた。ネットにより全国に知り合いも増え、それとともに各地で事故や災害が起こる度に、あの人は大丈夫だろうかなど心配し、元気だと言う知らせを聞きほっとすることも増えた。今回もしりとりで独走中の喜楽院さんのいらっしゃる新潟・長野が甚大な被害にあったが、喜楽院さんはご無事のようで、まずは一安心だ。しかし、その土地にいらっしゃる以上、親戚や知り合いが被害にあっている可能性も高く、単純に喜んでいられないだろう。地震に水害など、災害続きで大変だが、一日も早い復旧を願うばかりだ。

 その地震以上に我々を震え上がらせたのが、柏崎原発の放射能漏れだ。今回は隠蔽などなく、すぐに発表されたが、本当はもっと深刻なダメージなんじゃないか?と勘ぐってしまう。だいたい、地震大国日本には、壊れると地域、最悪その県や周囲の地方全体にまで危険が及ぶ原発自体が爆弾なのではないか。今や電気無しでは生活は成り立たないが、それと引き換えに持つリスクは高すぎると思う。そして、それを押し付けられる地方はたまったものではない。