心斎橋で遭遇!2008年11月06日

やっぱ、カッコいいな〜黒のカスタム
 憧れのアーティストが使っているのと、同じ楽器を使ってみたいと思うのは、洋の東西を問わず同じであるが、日本ではかなり昔から、アーティスト・モデルのコピーが出ていた。しかし最近では、本家のギブソンやフェンダーがシグネイチャー・モデルを出す事が多い。ただ、シグネイチャー・モデルとなると、そのアーティストの印象が強すぎて、場面を選ぶ気がして、いまいち惹かれるものが少ない。例えば、レッド・スペシャル持ってたら、クイーンをやらんわけにはいかんでしょ。

 まあ、クラプトン・モデルのようにバカ売れしたものもあるが、たぶん例外。ベックやペイジ、ジミヘン等結構スタンダード的なものから、ヴァン・ヘイレンやザック・ワイルド、マイケル・シェンカー等の、いかにもって言うペイント系もある。大体が、ギター・ヒーローのシグネイチャーだが、あんまり売れてないんじゃない?なんて思う。

 私が気になるのは、以前紹介したエリック・ジョンソン・シグネイチャー。これはパッと見ても、シグネイチャーとはわからない。そこが奥ゆかしいエリックっぽくてよい。以前出たのは、彼のメインの一つである54年製のメイプル指板だが、近年よく使っている65年製のローズ指板ものも出るとか出ないとか。ローズの方は欲しいな〜。定価は28万円くらい。売価は17〜20万円くらい。

 そしてもう一つ、ニール・ショーン・シグネイチャー も2〜3年前に発売されてる。渋谷で見たとき、78万円と言う値段にぶっ飛んでしまった。

 そして今日、心斎橋で見つけたのがこれ!ミック・ジョーンズのシグネイチャー・モデル。何と、定価781,200円。販売価格は585,900円!!


 正直・・・買う人いるのか????



 ミックのレス・ポールは、元々3ピックアップのセンターを埋めて二つにし、二つのトグルスイッチが増設してある。それを再現するために、わざわざ穴空けて埋めてあるそうだ・・・ご苦労様。そして二つのスイッチの機能の説明があった。ずっと、コイルタップだと思っていたのだが、on-off-onの3ポイントで、それぞれのピックアップを切り替えるスイッチらしい。もとからついているセレクターはダミーだそうだ。知らなかった〜!スイッチの役割は、ノーマルのヴォリュームとトーンを通るのとオフ、そしてヴォリュームとトーンをバイパスと言う機能だ。なるほど、バッキングとリードの音量をこれで切り替えてたのか。ちょっとしたアイデアだな。

 それらの特徴的な点の再現はもとより、ネックのシェイプから、ボディのヒビまで入れてある。このレリックだっけ、新品なのに、使い込まれているって言うの大嫌い。わざと傷つけたりメッキさびさしたりして、オールドのイメージを出してるんだけど、ほんと余計なお世話だ。自分で使い込めって言うんだ!まあ、プラモデルの完成品が売れる時代。しょうがないのかな。

 ミック・ジョーンズ・モデル。レリックさえしてなければ、そして金があれば、元々ブラック・ビューティーは欲しいので買ってもいいか。だが無理。しかし、同じミック・ジョーンズ・モデルなら、4のツアーで使っていたとんがりギター、ミニギター合体モデルを出して欲しいな〜、きれいな色で(爆)だって、オリジナルはネズミ色だからね。せめてシルバーやろ。

 それにしても、このシグネイチャーにはほんと驚いた。なぜって、ギター・ヒーローでもない彼のモデルが今出るなんて・・・。フォリナーも捨てたもんではないな。