畑のしだれ桜2007年04月15日

右が現地ガイドさん

 今年は桜が早く咲くと踏んで、4月に入ってから予定を入れてたので、ちゃんと花見が出来てない。しかし京都市内の桜は、だいたい終わり。どこかないかな〜と考えると、去年ロジャバリンさんが、地元に大きな桜があるとブログに書いていたのを思い出した。あそこならまだ咲いているだろうと、早速大まかな場所を教えてもらい出かけた。

 頭の中に入れた大体の地図の地点に来たら、矢印と「畑のしだれ桜」と言う看板が出ていた。よしよしとそちらの道に進むが、行き止まり。もどってから観光案内看板を見て、再度別の道からチャレンジ。しかし、またもや行き止まり。仕方ない。駅前の駐車場に停めて、現地ガイドを呼び出した。

 忙しい合間を縫って来てくれた現地ガイドさんと一緒に出発。細い道を結構走ると、いきなり渋滞。そう、その桜を見に来た観光客の駐車場待ちだった。駐車待ちをしていると、窓の外を見ていたチピラたちが土筆を見つけた。「ツクシ採りたいな〜」と呪文のように繰り返すチピラ。ちょっと遠い駐車場に停め、あぜ道を抜けて桜のあるところへ。しかし、そのあぜ道にも土筆がいっぱい。チピラもヨースティーも土筆採りに一生懸命で、全然進まない。やっとこさ桜の前まで行くが、チピラは桜を見ずに、また土筆を採りに戻っていった。

 この「畑のしだれ桜」は、かなり立派な物で、ちょうど満開。田畑の中にぽつんとあるのは、奈良の又兵衛桜とよく似ている。近くに行こうと思ったが、ヨースティーも言うこと聞かない。仕方なく畦に戻る。チピラは土筆採りに夢中で「全部採るまで帰らない!」と言い張る。他の人に教えてもらった土筆スポットに移動し採るが、採りきれない。なんとか言いくるめて、やっと駐車場に戻った。途中ぺんぺん草を採ろうと、群生している中に入ると「あ、毛虫がいるで」とガイドさんが教えてくれた。よく見ると、ぺんぺん草の先についている。すごい、目が野生だ。

 そのまま、おすすめスポットに案内してもらい、現地ガイドさんと別れた。日曜の午後の貴重な時間を、土筆採りにつきあわさせてしまい、申し訳ないと、昨日作った桜餅を渡しておいた。本当に、ありがとうございました。また行きます。

 久しぶりに山の方へ出かけて、気持ちよかった。ガイドさんは、田舎が嫌らしいが、生活に不自由するほどへんぴなところでもないし、仕事さえなんとかなれば住みたいな〜と話しながら帰った。