曲者じゃ！出会え、出会え！！

　日本でも次期総裁選のニュースが連日報道されているが、ご存知のようにアメリカでも白熱した大統領選が行われている。日本で総理大臣を選ぶのは国会議員だが、米大統領は一般の人が投票する（厳密には違うらしいけど）。そこでCNNが若者の投票率を上げるためにキャンペーンを打った。そのキャンペーンソングに選ばれたのが、フォリナーのデビュー曲「衝撃のファーストタイム」だったのだ！だが、歌っているのはフォリナーではない。Daughtryと言う若手のグループらしい。たぶん若者に人気があるのだろう。そのDaughtryが、今年選挙権を得た若者に対して「Feels like the first time」と選挙に行く事を呼びかけるのだそうだ。

　ロサンゼルス・オリンピックのときもマラソンのテーマがフォリナーだった。その時も、オリンピックのトリと言えるマラソンのテーマ曲を担当したと言うことに驚いたものだった。そして米大統領選と言えば、今アメリカで最大の祭。民間だし、カバーではあるが、そのキャンペーンソングに選ばれるとは、アメリカでのフォリナーの偉大さを見た気がした。と同時に、いまだに解散せずに続けていられるのも、やはりそれだけの支持があるのだと実感した出来事だった。

　もう一つ。エア・ギター・コンテストでミック・ジョーンズのサイン入りギターをもらおう！なんてイベントが、全米規模で行われているらしい。なんとも微妙な写真ではあるが、優勝すれば大晦日にハワイで行われるフォリナーのライブに招待、そしてステージで商品をもらえるそうだ。なぜにミック・ジョーンズ？と思ったら、主催がAARP(American Association of Retired Persons)だって・・・。変に納得。

　ただ、このエア・ギターってやつ、私はあまり好きでない。見ていて全然おもしろく無いから。酔っぱらった席でとか、ライブで興奮してとかならわかるけど、しらふでやって何がおもしろい？？でも、有名ギタリストの特徴を捉えたものまねならおもしろいかもしれないな。このコンテスト、携帯ムービーで応募できるので、我こそはと思う方はどうぞ。ただ、日本から参加できるかは知りません。

　しかし、ミックの使っているギブソン・レスポール・カスタムの黒は昔からの憧れ。ミックの使っているのは、５７年か５８年製で、３ピックアップのセンターを外して、プラスチックのカバーを付けている。コイルタップなのか、ミニスイッチも付けたりと、結構いじっているみたい。うぅ〜ん、欲しい〜〜。エア・ギター、エントリーしてみるか？？？

　もちろん中山国交相辞任の事だが、やり方はバカに見えるが、エリートのやった事。何か考えがあったのか？教育問題には、結構信念を持っているが、一議員が言っても聞いてもらえない。だから大臣と言う地位を得てこの発言に至ったらしい。念願かなって、テレビにも呼んでもらい喜んでいたそうだが、世間はドン引きなのをわかってないようだ。そりゃそうだ。そんなやり方したって、マスコミではしばらくはネタにしてくれるだろうが、今はそんな場合じゃない。自分の意見を聞いてもらうために大臣の椅子を賭けたって・・・世間はあきれるだけ。タイミングの悪さを見ると、やっぱりアホかな？ほんと、大臣の値打ちも落ちたものだ。

　それにしても、アメリカ経済がぼろぼろで、世界恐慌になろうかって時に、日教組が悪いとかの世間の興味は二の次、三の次。まあ、総選挙までの短命内閣と割り切って利用したのかな。最初は行革大臣を打診されたけど、公務員出身で仲間を裏切る事ができないなんて、訳わからん事言ってたくらい自分の事しか考えてないんだから、この行動も仕方ないか。

　しかし、麻生総理もなめられたもんだ。せっかくの新政権に、こんな形で味噌付けられるとは、思ってもいなかったろうに。もっとも、あんな内容の所信表明演説じゃ、なめられても仕方ないかもしれない。敵の足を引っぱるんじゃなく、日本を引っぱっていく！って気合いを見せて欲しかったな。