事故2006年01月26日

 今年初めてバイクに乗った。11月に乗ろうと思ったら、バッテリーが上がっていて、整備しようと思ったら、バッテリーを留めているボルトを車体の中に落としてしまい、その日は時間がないのでそのままにして置いた。すると、その頃からどんどん寒くなり、ついつい乗るのがおっくうになって、放っていたが、急ぎの配達で、どうしても使わねばならず、今朝から直した。まあ、無くしたボルトを探して、ケーブルでつないでエンジンかけるだけなので、大したことはなかったけど。

 今日はちょっと寒さもゆるんで、最高気温が10度くらいだった。いよいよエンジンをかけたとたん、細かい雨が降ってきた。なんてこった。ほったらかして置いた罰か、バイク乗りの試練か、時間がないので、霧雨の中出発するが、南の空は明るい。すぐに雨のゾーンを抜けた。昔は取り憑かれたように、車を抜いていかないと気が済まなかったが、今は混んでくるまでそんなことはしない。もっと寒さがこたえるかと思ったが、それほどでもない。やっぱりバイクは良いな〜、って大阪まで行く。

 大阪で一件目の仕事を終え、高速に乗って神戸へ。高速を降りて、山の手のきつい坂をクネクネ登って、2件目の取引先へ。そこは外国人住居用に建てられた家を、オフィスとして使っている。高台の斜面に建っているので、眺めは抜群だ。あいにく社長は不在だったので、玄関先で荷物を渡して、社員の人と話をしていると、社長が帰ってきた。車を車庫にバックで入れてくるが、そこには私のバイクが停めてある。ゆっくりさがってきたが、止まる気配がない。「ちゃんと見えてるのかな?」と言う間もなく、ガン!とバイクに追突!バイクは車止めを乗り越えて、横に倒れた。びっくりして外へでると、社長も驚いて車から降りてきた。

 倒れた車体を起こしたが、後ろのウィンカーが取れて、タンクがちょっとへこみ、アッパーカウルの横とマフラーが、コンクリートが当たった傷になっている。社長は平謝りで、弁償するので、ちゃんと修理して欲しいと言ってくれている。高額になったら、保険を使うので遠慮しないで言って欲しいとも言ってくれているが、買ってからもう14年目の古いバイク。ウィンカーだけ交換すれば、後は磨くなりしますよと言っておいた。それより、車の後ろがへこんでしまったのが、申し訳ない。

 不思議なことに、それほどショックでもなかった。これが、見ず知らずの人だったら、そうでもなかったんだろうか?いや、最近、物への執着心が薄れてきたように思える。もちろん、新車に近い状態だったら、違っていたかも知れない。でも、長い間乗っていれば、自然と傷もつくものだし、走るのに問題があるならいざ知らず、走った感じでも、車体に異常はないし。でも20代の頃だったら、一週間は落ち込んでたろうな。

 明日、あさってと、暇を見て細かいところをチェックしてみよう。たぶん新しい部品はウィンカーのみ。タンクのへこみは、吸盤である程度戻るかな?それともバイク屋で内側から押してもらって直せるかな?傷はコンパウンドで磨けば、ましになるだろう。久しぶりに、整備に出すかな。古くても、まだまだ走ってもらわないと困るしね。