街中の空白2007年10月01日

空間の使い方が贅沢です
 先週から色々書こうと思っていたら、出張や飲み会で結構忙しく、そうこうしている間に月が変わってしまった。

 まず、9月23日に、ルールーさんのドライ・フラワーの個展に行って来た。元庄屋の屋敷が会場と言うおもしろそうな場所だった。行きしなに、友達の家のすぐ横を通ることに気づき、ドライ・フラワーはともかく、屋敷に興味あるだろうと突然誘って行った。会場は、あんな住宅やマンションが建っているところにあるとは、全く想像がつかないくらい大きな屋敷。そこだけ時間が止まってた。広い台所に、おくどさんが弧を描いた対面キッチン型というのが珍しい。

 座敷に上がると、ずっと向こうの部屋に作品が見える。縁側もぐるっと屋敷を囲むようになっていて、ため息の出る造りだった。今回のコンセプトは「ウェディング」と言うことで、畳の部屋にルールーさんや生徒さんたちの手によるドレスやブーケ、晩餐の宴があった。一見ミス・マッチのようだが、西洋文明が入って来た明治時代、もしかすると当時の最先端の結婚式の風景がそこにあったかもしれない。

 とても雰囲気のいいところだったが、子供たちは喜んで走り回るので、作品を壊したり、廊下のガラスを突き破ったりしないかとヒヤヒヤで、なかなか落ち着いてみることが出来なかった。

 その後、伊丹空港へ飛行機を見に行く。子供の頃、初めて空港に連れて行ってもらった時、道路から見えた垂直尾翼の大きさに驚いた。飛行機って、あんなに大きいんだ!と。その頃「白い滑走路」というドラマがあり、旅客機、特にジャンボにはまっていた。その時大きなジャンボジェットのおもちゃを買ってもらって、とても嬉しかった記憶がある。

 こちらも街中に突然出現する大きな施設。その当時からすると、関空などの出現でかなり小さくなったのだろうか。ジャンボも無いし、国際空港と言ってるが、やはり華やかさは少なかった。だが、初めて見る離陸した飛行機を見て、チピラもヨースティーも驚いていた。が、それも10分程。後は展望台でかくれんぼ。周りを見るとカメラを構えたり、次々と飛び立ち、降りてくる機体を見つめているのはお父さんばかりだった。ああ、あの飛行機に乗って、どっか行きたいな〜。

ルールーさん作品2007年10月01日

花は・・・食べられません・・・
 ルールーさんの展示会での作品です。ドライ・フラワーでウェディング。通常結婚式では生花が使われることが多いそうですが、あえてドライ・フラワーでチャレンジしました。ドライ・フラワーにすると、花の色が落ち着いた感じになり、その色合いが今回の会場にとてもマッチしていました。花は着色しませんが、きれいに色が残っています。

 ヴィヴィッドな生花と比べると、かなり落ち着いた感じになるドライ・フラワー・ウェディングは、2度目3度目の方にいいかも(笑)お考えの方は、是非ご相談を。