海の家2005年08月09日

Modern Cafe Club
きれいな海の家、今年出来たばかりだそうで、芝生にテラス、そして巨大なスピーカーが置かれている。国道からここへ来る、あの路地とはうって変わってリゾート気分満点。

前日に処分セールで買った浮き輪をふくらますが、娘は気に入らない様子で、「私こっちがいいの。」と売り物の浮き輪に入る始末。お店のおばちゃんにも、何とか言い含めてもらい、いざ海へ!でも、買ってきた浮き輪は「いらんの!」とつけてくれなかった。

私が初めて海に連れていってもらったときは、怖がって海には入らなかったそうだ。はたして、娘はどうかな?なんて思っている間もなく、「わーい」と言いながらどんどん入っていく。今までプールだったので、だんだん深くなって、自分の背丈より深くなるなんて考えもしなかったのだろう、アッという間に顎がつかるくらいまで進んでいった。あわてて後を追いかけ、抱き上げる。焦った、本当に怖い物知らずなやつ。水遊びは大好きなので、嬉しくてしょうがない様子。延々と続く砂浜沿いを、なにやら歌いながらジャブジャブと歩いていった。

さて、今回課題の海の水は辛い。と言うことを教えなければ、と思い出し、「水、舐めてみ?」と言ってみる。普段、風呂の湯船の湯などを口に入れ、その度に怒られているので、最初は怒られるのかと思い、口にしなかったが、こっちが舐めてみせると、自分の指を舐めてみた。すると、今までの水の味とは全然違う海の水。一瞬、思いとは違った味への驚きと、新たな発見の喜びが入り交じった顔をしたかと思うと、いきなり口を浸けて飲みだした!(°◯°;)さすがにこっちが面食らい、「飲んだらあかんの!」とまた抱き上げる始末。飲むには辛すぎ、すぐに吐いたが、嬉しそうに舌を出して海面を舐めたり、体に着いた水を舐めたりして「海の水は辛いなあ。」と楽しんでいた。

途中から浮き輪も着けるようになり、終始ご機嫌。息子も裸にして浸けてやると、キャッキャと喜んでいた。岐阜から来た10歳のお姉ちゃんと友達になり、遊んでもらう。その間、ちょっと浜辺で休息。雲一つない晴天の日差しが、ジリジリ体に刺さる。焼けるだろうな、と日焼け止めを追加。それでも肩とかが痛い。となりに孫を連れてきたビキニ!のおばあさんが娘を見て、「いや、あの子水飲んでるで。あっ、吐いたわ。やっぱり辛いしなあ。」と実況中継してくれる。しかし、あれだけ喜んで舐めていたのに、最後には「海の水はきたないなあ。」なんて言ってた。なぜだ?砂遊びもするかなと思っていたけど、砂の粒が大きかったのと、砂が熱すぎてそれどころじゃなかったみたい。

3時過ぎ、あまりの楽しさに帰らないと言うかと思ってたが、眠たくなったのか、あっさり帰ると言ってくれた。そして、海の家のテラスでかき氷を食べた。これも初めてで、保育園でかき氷の歌を唄っていたので、食べさせてやろうと言ってたもの。ソフトクリームがいいと言い張っていたが、無いのでイチゴ練乳がけに。それでもご満悦。

さて、その海の家、なにやら建物の中は工事中。テラスに面した、ガラス張りの部屋には、何チャンネルあるの?って言う巨大ミキサーが。そして、その奥の扉を入ると、なんと、グランドピアノ、ドラムセット、そしておびただしい数の照明機材が並んだ立派なステージがあった!幅は袖も含めて10mくらいあるだろうか、客席の奥行きは15mほど。驚いて見ていると、お店のオーナーのおっちゃんが来た。「すごいですね。」「キャパ1000人くらいは入るよ。」なんて言ってる。確かに、つめつめなら入るかも。話を聞くと、去年まで岐阜でModern Cafe Clubと言うライブハウスをやっていて、こっちに移ったそうだ。出演はプロばかりで、桑田佳祐がファンクラブ限定のシークレットライブをやったり、忌野清志郎がライブやったりしてたそうだ。なぜ移ったかは聞いてないけど、たしかに照明なんか素人用じゃないくらいの設備だった。

しかし、こんな田舎で大丈夫なんだろうか?実際、ここへ来るまでは、数十メートルだが、車一台通れるかという道をクネクネ来たくらいだし。騒音の問題なんかもねえ。そこら辺を聞いてみると、騒音問題は岐阜でもあったけど、それ以上に問題になってたのは、来る若者のモラルの問題だったそうだ。外で騒ぐ、ゴミを散らかすなどの方が問題で、実際この浜でもゴミで汚れたり、喧嘩などのトラブルを地元の人も心配しているらしい。このライブハウスの周りはキャンプ場や民宿だけで、静かなところ。活性化という点では、いいけど、それに伴うリスクも大きい。でも、アーティスト側から、ゴミを持って帰って、きれいな海を守ろうなんて、毎度働きかけるといいんじゃないかな?もちろん、一緒にゴミを拾うとか。

偶然見つけたライブハウス、来年行くのが楽しみだ。心配される問題もなく、上手く地元とやっていってるといいなあ。そうそう、ここでもうちの子達は人気で、特に4ヶ月の息子は誰にでも愛想よく「笑ってくれるの、かわいい、かわいい。」といろんな人に相手してもらっていた。プププ。

コメント

_ YK ― 2005年09月05日 10時58分55秒

???!!!
忍者さん、息子って?もしかして既にお二人目がいらっしゃったということですか??
ワタクシ、浦島状態です・・・

ところで、こんな海の近くでライブできたら気持ちいいでしょうね~♪演奏するほうも聴くほうも☆
海デビューが楽しい思い出になってよかったですね☆
ウチの息子の海デビューはせっかく海に行ったのに、波が嫌!とビーチ横のプールにばかり入ってました。

_ manun ― 2005年09月05日 11時49分48秒

スピッツの「明日海を見に行こう」という曲が好きですねん。
そーいえば、目的は何であれ”海に行く”という歌詞って結構ありますねぇ。

うちは海へ行けませんねん。
「お父さん、プール連れて行って!」
「お父さんは海がいい!」
「海は嫌っ!」
「なっ、なんでやねん!」
「サメがいるもん!しかも海藻が気持ち悪い!」
「かっ‥、可愛くねぇっ‥」

可愛いうちにしっかり遊びましょう♪

_ 忍者 ― 2005年09月05日 14時14分47秒

YKさん
>もしかして既にお二人目がいらっしゃったということですか??
あ、3月に生まれたんです。今回は掲示板にも書かず、会った人に伝えるくらいでしたので、知らない人多いかもしれません。YKさんもまだまだ若いんだから、兄弟つくってあげてください。
>波が嫌!とビーチ横のプールにばかり入ってました。
私の小さいときもそうだったようです。今回波はありませんでしたが、娘と同い年くらいの男の子が、「いや〜、あがる〜。」と泣いているところを、無理矢理浮き輪で引っ張られてました。男の子の方がダメですね。
海ライブしてみたい。しかし、機材のメンテが大変だろうな。

manunさん
>「サメがいるもん!しかも海藻が気持ち悪い!」
私もサメが怖いので沖へは泳いでいきません。まあ、今沖へ泳いでいったら、足つって溺れると思いますけど。高校時代、九州で子供がサメに食べられた新聞記事を見て恐怖しました。
海藻は、場所によりますが、岩場でなければ、それほど岸近くにはないのでは?ただ、海じゃないけど琵琶湖は別。ちょっと泳ぐと海底に藻がびっしりで、何か出てきそうであわてて戻りました。基本的に、かなり恐がりです。
そう言う子は、沖縄とか南の海に連れていってあげましょう。

_ メリー ― 2005年09月07日 12時10分32秒

うちの子は、琵琶湖で泳ぐなんてことは、激しく嫌がります。
学校の体育の授業で、琵琶湖で泳ぐというのがあった時
数日前から雨乞いの儀式をし、当日は熱を出しました。完璧でした。
苔がびっしりでヌルヌルの石と、バーベキューの残骸の
キャベツやなすびが流れてくるから、嫌なんだって。
海は好きで、ダイビングもしますけど。

_ 忍者 ― 2005年09月07日 22時03分16秒

メリーさん
>苔がびっしりでヌルヌルの石
砂浜なら苔無いでしょ?でも、琵琶湖は久しく泳いでいませんが、やっぱり汚いですか?
>バーベキューの残骸のキャベツやなすびが流れてくるから、嫌なんだって。
それは嫌だ!浜や河原でバーベキューするのはいいんですけど、ゴミほったらかしのバカが多すぎますね。せっかくきれいなところなのに、台無しになってます。自分の家に捨てられたら、嫌だと思うんですけどね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「忍者」と入力してください。

コメント:

トラックバック