六合ライブ2005年12月04日

 六合のライブに行って来た。今回はCD発売ライブ。前日から妻が風邪で寝込んでいたので、行けるかどうかわからなかったが、快方に向かったので、行くことにした。会場は京都MUSE。会場のドアを開けると、人が詰まっている。大入り満員やん、と思ったが、よく見ると、いつもは客席になっている後ろの場所がテーブルで仕切られている。どうやらCDなど物販用のスペースを取っているようだが、場所を広く取りすぎ。また、そこにいる奴らが、客なら20人は入れるスペースに、4−5人で、我が物顔にふんぞり返っている。客は仕方ないので、狭い通路部分に詰まっている。なんだこいつら?かなり気分悪い。そこに六合のCDが並んでいるかチェックするが、六合のCDは、反対側の狭いスペースの方に並んでいた。広いスペースに並んでいたら、買ってやらないところだった。どのバンドの関係者か知らないが、客を大事にしないような奴らは、絶対人気なんかでない。

 さて、肝心のライブ。前と違って、ずいぶん音が整理された。何を歌ってるかは、わからないけど、ヴォーカルが聞こえるようになった。前は、ほとんど聞こえなかったからね。でも、音程がちょっと怪しかった?それからギターの音が、ずいぶん変わったように思えた。低音部をベースに任せたのかな?ソロの時、もうちょっと音が大きくてもよかったけど、それは私がギターを気にしているからか。それにしても、だいぶ聞き易くなった。

 帰ってCDを聴いてみた。おお、ライブと違って、何を歌っているかよくわかる。意味はよくわからないけど。歌詞カードも付いているが、難しい漢字が多いので、やっぱり意味わからず。教養の無さが悲しい。まあ、それはおいといて、CDはいい出来だった。ライブでもこんな風に歌えばいいのに。正直言って、六合、あんまり得意じゃなかった。CDもどうしようかな〜って、悩んでいたが、結構良い方向に向かっていると思う。

 さて、話は変わって、ライブ前に立ち読みした雑誌に、「プログレ番付」だったかの特集があった。プログレには疎い私だが、周りにはプログレファンが多い。勉強のためにと、ちらっと見たが、それはプログレに疎い私でも???な内容だった。

 出たばかりの雑誌で、ネタバレになるので、あまり詳しくは書かないが、プログレバンドの順位が、読者の投票によりつけられていた。上位はPFやY、KC(&ザ・サンシャインバンドではない)、ELP、Gと、知った名前が並ぶ。問題はここから。6位以下にE.L.O.、Asia、APP、ボストンがランクイン。これってプログレバンドか??プログレの定義と言っても、難しいものがあるだろうが、これはないだろう。ちなみに10位は四人囃子。よたろう皇帝曰く、ピンク・フロイドもプログレではないそうだ。奥が深いプログレ。2−30年も前の音楽なのにプログレ。まずはうちにあるYESから聴いてみるか。

 帰りに皇帝にWHOを聴いたことあるかと聞かれたが、残念ながらWHOは聴いたことありません、フ〜!(←後で思いついたので、ここで書いてみた)

コメント

_ sin ― 2005年12月04日 17時27分01秒

昨日はどうもありがとうございました。
プレイ、サウンド共にまだまだ改善の余地ありですが、以前よりは幾分かマシになったかなと思ってます。
これからも精進を続けます。
個人的には良い意味でより大衆的なサウンドに近づけていきたいので、そこらへんも期待してて下さい。

物販スペースの件ですが、あれはミューズがはじめからああいう風にセッティングしていたのです。
何故か最近ああいう風な配置にしてる事が多くて僕もちょっとあれには疑問です…。

_ よたろう皇帝 ― 2005年12月04日 17時50分17秒

お疲れさまでした~。よそ様のブログですいません。

>_ sinくん
そうか「大衆的」なのか。なるほど、急激にすっきりした音になったのは、そのへんが理由だったのか。割と納得できます。その狙いは、昨日の音を聞く限りでは、うまくいっていると思うよ。
物販スペースの件は、わたしも納得いかんかったなぁ。な~んか、感じ悪かったし。

>忍者さん
いや、フロイドがプログレでない、とは言ってなくって、フロイドは「産業ロック」だと言ったのです。
必ずしも「プログレ」≠「産業ロック」だとは思ってないので。
さらに「プログレ」は、必ずしも(というか間違いなく)字義通りの"Progressive"な音楽ではないです。「プログレ」の定義みたいなものを語りだすと、いろいろ差障りがあるので、省略しますが、あくまで「プログレ」というジャンル名称の一種だと思ってください。

_ 忍者 ― 2005年12月05日 01時49分53秒

sinぼじおっちーくん
お疲れさまでした。
>以前よりは幾分かマシになったかなと
いやいや、プレイは以前からうまい人ばかりだから、問題ないさ。サウンドは皇帝も言っているように、かなり変わったね。

>個人的には良い意味でより大衆的なサウンドに近づけていきたいので
うんうん、それもいい方向に向かっていると思ったよ。特にCDは、その方向性が感じられたなあ。ライブとスタジオでは、表現方法が違うかもしれないけど、どちらかと言うと私はCDの方が好きかな。今の大衆が、どういう音楽を求めているのか、最近の音楽を聴かない私にはわからないけど、今のぼじおっちーの職場は、そういうことをリサーチする意味でも、いいところかもしれないね。

>あれはミューズがはじめからああいう風にセッティングしていたのです
そうか。お客を前に流すための対策なのか?それにしては、機能していないことに気づくべきだな。真ん中をあけてあったけど、あそこに人が立つと、座っている人は全然見えないし。あれは、カウンターに、ずらっと並んだビデオ撮影のためかと思ったよ。まあ、中にいた奴らが「俺たちゃ関係者なんだよ」ってな馬鹿面下げてなければ、それほど腹もたたなかったと思うけどね。ああ、君たちの方は、そんなことなかったよ。場所も狭かったし。

_ 忍者 ― 2005年12月05日 02時10分28秒

よたろう皇帝
お疲れさまでした。
>よそ様のブログですいません。
いえいえ、無い知識を精一杯使って書いておりますので、ご意見、訂正大歓迎です。

>フロイドは「産業ロック」だと言ったのです。
おお、そういえば、確かにそうおっしゃっていた。しかし・・・
>必ずしも「プログレ」≠「産業ロック」だとは思ってないので
そう続きましたか。となると、エイジア、ボストンもプログレでもありでしょうか?
私には、「産業ロック」という言葉を作った方の定義によると、私の認識している「プログレ」とは(極端に言うと)対極にあると思うのですがいかがでしょうか?う〜ん、でも、周りのクイーン好きは、必ずと言っていいほどプログレ好きですね。

>「プログレ」は、必ずしも(というか間違いなく)字義通りの"Progressive"な音楽ではないです。あくまで「プログレ」というジャンル名称の一種だと思ってください。
なるほど。それも昨日おっしゃってましたね。プログレッシヴ・ロックがさらにプログレッシヴしてプログレになったのですね。ちょっと違うかな?
今一度、皇帝執筆の「産業ロックの定義」を熟読して勉強いたします。

やはり聞かずして語るのは無理があるので、まずは家のYESを聞いてみようかな。

_ よたろう皇帝 ― 2005年12月05日 03時21分08秒

いやぁ~、音楽のジャンル分けなんて、主観的なものだから、「わしはこれがプログレやと思う」と断言したら、何だってOKじゃないかと思います。
だから、ボストンやエイジアが「プログレ」だっていい訳です。
しかしボストンとマグマなんて対極にあるバンドが、同じ「プログレ」というジャンルに分類されてしまう、ってのは、まったく分類の意味をなしてないですな。
そもそも世のプログレ者は、なんとなく「選民意識」を持っているので、自分の気に入った音楽を「これはプログレだね」と言い切ってしまう傾向がある、と言ったら、ちょっと問題発言かな。すなわち「自分の高尚な音楽嗜好にあうものがプログレ」って訳ですね。なんちゅうか、「プログレ原理主義」とでも言いましょうか(意味不明?)。
(こんなことを書いているのが、他所でばれると非難囂囂なので、ちくらないでね。多分ここは「プログレ者」は読んでいないと思うから、安心して書いていますが)

で、わたしのプログレ観ですが、まぁひらたく言ってしまえば、70年代の中盤頃までに、それまでのロックとクラシック・ジャズ・民俗音楽などとを融合させてできあがってしまった音楽、とでも定義づけられるかな、と。
このあたりまでは、ほんとに字義通り「プログレッシブ(進歩的)」だった訳です。
ところが、70年代後半にパンクムーブメントが起こると、「プログレ」に代表される重厚長大な音楽は一気に陳腐化してしまいます。そこで、それまで「プログレッシブ」だったミュージシャンは、フュージョン(当時はクロスオーバーと言った)やジャズに向かい、あるいは映画音楽などの軽音楽に向かい、あるいは産業ロックの勃興期に活躍することになる訳です。
その後、「プログレ」とは、時代の流れに取り残された文化財のような音楽となり、その芸風の伝統を受け継ぐバンドが生まれ、一つのジャンルとして硬直化して現在に至っているというところではないかな。
(だから悪いと言っている訳ではなく、もちろんわたしは伝統芸能化した「プログレ」も嫌いじゃないです。が、基本的には70年代に既に完結している分野だと思っています)

>プログレッシヴ・ロックがさらにプログレッシヴしてプログレになった
え~っと、これは逆の話で、「プログレッシブ」だったのが、硬直化して伝統芸能になって「プログレ」なるジャンルが確立した、というのが実態に近いのではないかと思います。

長々と訳のわからん話で、すいません。

_ sin ― 2005年12月05日 04時02分52秒

いえいえ、プレイもまだまだです。
でも、次回のライヴは一気にレベルアップ出来そうな根拠の無い自信が何故かあります(笑)

音に関してはCDの方が間違いなく聴き易いでしょうね。
キーボードが入ってるのもありますが、ミックスをする時にそこら辺は結構意識しました。
ヴォーカルも所謂普通のメタルよりは大きくしてあります。
そういった意味での「大衆的」でもあります。

また会ったときに色々と感想聞かせて下さい。

プログレトークは皇帝にお任せします~(笑)
一つ言えるのは、全ての芸術は精神的にProgressiveであるべき、という事ですね。

_ やぎ ― 2005年12月05日 18時25分49秒

忍者さん、MUSEではあまりお話できなくて残念でした。風邪がまだ完全に治ってなかったのと、一人お荷物(失礼)がおりましたので。。。
CDは僕が参加してるのも大きいですよ 笑
これでもかなり控えめな感じです。
僕も実はCDの方が音的には好きってカミングアウトしましたけど、でもね、ライヴすっごく楽しそうだったでしょ?ああいう映像はCDじゃ分からないからライヴ行って良かったなぁ、と思えました。
sinくんも言うようにCDのmixには相当時間かけてましたし、また聴いてやってくだせい〜

_ 忍者 ― 2005年12月05日 23時40分04秒

よたろう皇帝
なるほど、勉強になりました。選民意識か。難しいことやってるほどえらいって考えでしょうか。プログレ=テクニシャンのイメージありますからね。テクニック偏重指向の日本人には受けやすかったのかな。
「産業ロックを考える」<http://spaces.msn.com/members/yotatei/Blog/cns!1pr78aJ7C4h-RskEU29zikjA!113.entry>ともあわせると、プログレ≠産業ロックではないと言うところも、その流れから見ると理解できます。

>ちくらないでね。
みなさ〜ん( ~o~)/・・・って、プログレものって誰だろう?

_ 忍者 ― 2005年12月06日 01時31分13秒

sinぼじおっちー
>でも、次回のライヴは一気にレベルアップ出来そうな根拠の無い自信が何故かあります(笑)
個々のレベルは高いからすぐやね。逆にいろんな事出来て、まとめるのが大変かな?それも楽しいやん。期待してます。

>そういった意味での「大衆的」でもあります。
プログレから産業ロックへの移行は、皇帝の説通りだ。

_ 忍者 ― 2005年12月06日 01時42分53秒

やぎくん
>風邪がまだ完全に治ってなかったのと、
風邪流行ってるからね。今日も急に冷えてきたから、こじらさないようにしてください。

>CDは僕が参加してるのも大きいですよ これでもかなり控えめな感じです。
確かに。六合の雰囲気を壊さないように、かつそれを一層盛り上げて、厚みを出すのは、難しいでしょうね。ピアノの曲も、もちろん八木君が弾いているでしょ?あの曲が、CDをより良いものにしているのは、確かだと思います。ギターだけでは、いくら緩急つけても限界ありますから。あの曲をライブでどうアレンジするのかも楽しみです。

_ ろくまん ― 2005年12月06日 02時49分16秒

ミューズの物販スペース、同感ですね。
ビデオカメラ数台並べてCDも並べて内側では広々としたスペースにイス置いて退屈そうにふんぞり返ってる兄ちゃんら。その前に立ち尽くす観客。私もムカついた一人です。分かってないなあとバンド連中に感じていましたがライヴハウス側のセッティングとは、、、。致命的ですね。どうやらライヴハウスにとっての「顧客」とは、観客ではなく、客を動員してくれるバンドのほうなんでしょうね。

ま、大阪のライヴハウスなんかはオールスタンディングってのが多いのでそれに比べたらイスもテーブルもあるだけマシかもしれないですが。

_ 忍者 ― 2005年12月06日 15時00分33秒

ろくまん
丁寧な語り口のろくまんは、非常に違和感がある。だから貴殿だけタメ口だ。だから、ここでもタメ口ってくれ。まあ、組違い同級生だからな。知らずに見た人は「なんだこいつ」と思うかも知れないが、あきらめてくれ。

>私もムカついた一人です。
さて、最近どこかのblogの影響で、ちょっと毒のある記事が増えてきたような気がするが、やはり気になるものは気になる。録画ランプのついているカメラの前に立って、妨害してやろうかと思ったくらいだ。

>ライヴハウスにとっての「顧客」とは、観客ではなく、客を動員してくれるバンドのほうなんでしょうね。
なるほど。鋭い考察だ。確かにそうだな。代わりにMUSEに投書してもいいぞ。

>ま、大阪のライヴハウスなんかはオールスタンディングってのが多いので
ライブの間は立っていても、せめてセッティングの間は座っていたいなあ。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「忍者」と入力してください。

コメント:

トラックバック