バンドバトン2005年12月08日

ジャケットも中身もこれが一番
 よたろう皇帝から、バンドバトンなるものが回ってきた。各地で見たことある「バトン」というもの、回ってくるのは初めてだ。このバトン、よそで見たら、失礼ながらあまり読まない。だって、あまりおもしろいものがないから。まず、質問がつまらない。しょーもないこと聞いてるな〜、ってのが多い。もうちょっと興味を引くようなこと聞けないのか?と思ってしまう。そう言う質問だから、自ずと答えもつまらなくなる。と言うか、想定内の答で、読んでてもときめきがない。だから、なぜみんな喜々としてバトンを回すのだろう?と疑問に思っていた。中には、そう言うことを感じてか、次に回さずに、やりたい方はどうぞって終わり方をするときも見かける。

 さて、今回回ってきた「バンドバトン」、皇帝やMFCオーナーの回答をみて、なるほど、普通の質問でも、こういう風に回答すればよいのかと、目から鱗だった。

 と、自分の回答を棚に上げ、さんざんに書いた後で、非常にやりにくいが、自業自得なのでしょうがない。よたろう皇帝から私に回ってきたバンドバトン、お題は「ジャーニー

 ジャーニーは、言わずと知れた80年代を代表するアメリカのバンド。私が高校生の頃「エスケイプ」「フロンティアーズ」と大ヒットアルバムをリリース、名実ともNo.1バンドだった。当時はMTV全盛期。猫も杓子もプロモーション・ビデオを作っていて、マイケル・ジャクソンなどのように、莫大な費用をかけ、短編映画に仕上げるアーティストも少なくなかった。そのクォリティも高く、名作と呼ばれるものも数々出た時代でもあった。ジャーニーもシングル毎にPVを作っていたが、そのクォリティは、どう贔屓目に見ても最低だった。カッコ悪い。しかし、PVに比べ、ライブ映像は抜群にカッコ良く、それ故彼らの映像が流れるときは、ほとんどライブ映像だった。

 当時私は、スティーヴ・ペリーに似ているとよく言われたものだった。ヤング・オー・オーなどで放送された次の日などは、「昨日、お前によく似た外人がテレビに出てた。」とよく言われたものだ。その後は、フィル・コリンズ→パヴァロッティ→葉加瀬太郎と変遷していく。

 ここから、やっとバトンの本文。

【好きなメンバー二人】
ニール・ショーン(ギター)
 高校時代、ギタリストと言えばこの人だった。コピーもしたが、まともに弾けたものはひとつもなかった。後年聴き直すと、速弾き部分は指癖で、ほとんど同じフレーズなのね。でも、スローのメロディーは素晴らしい。持っているギターもきれいで、憧れだった。バイトで貯めたお金で、最初目を付けていた中古のブラック・ビューティー(フォリナー、ミック・ジョーンズ御用達)を買いに行ったが、タッチの差で売約済み。代わりに買ったのが、今も使っているAria Pro II、PE。ケーラー付きという、そのまんまニール・ショーン仕様。彼のLP、Limited Editionを真似て、リアピックアップのカバーも取ってある。しかし、外観をいくら真似ても、彼のようには弾けなかった・・・当たり前か。折りしも、今月ギブソンからニール・ショーン・シグネイチャー・モデルが発表された。

スティーヴ・スミス(ドラム)
 普通スティーヴと言えばペリーだが、あえてこの人。"Don't Stop Believin'"のドラム、最初どうやって叩いているのか全然わからなかった。PVを見て「ええ?こんな叩き方するんや!!」って驚いたもんね。ジャーニー解散後は、jazzバンドを組んだりして、そっちの方へ行ったようです。再結成時に一時戻りますが、再度脱退。やはりjazz畑の方がいいのでしょうか。

【好きなメンバー二人へのメッセージ】
Dear Neal
 ペリーの去った後、ペリー似のヴォーカルを持ってきたのは、賛否両論ありますが、結果的には良かったですね。ペリーのヴォーカルは強烈でしたから、再活動に際して外せなかったのは事実ですから。新作「ジェネレーション」での、全員がリードヴォーカルを取るという試みは、ペリーの亡霊から抜け出す第一歩だと思います。ピカード率いる新スタートレック「ジェネレーションズ」が、見事にカーク達の亡霊を振りきったように、新たなジャーニーにも期待してます。(って、まじめに書いちゃった)
 それから、LP、Limited EditionとかPEのギターシンセ付いたのとか、もう使わないギターは私にください。

Dear Steve
 ジャーニー以外でのあなたの作品を、残念ながら聴いていません。心に余裕が出来たら、聴こうと思います。

【思い入れのある曲3曲と理由】
Mother, Father
 名曲!私の中では、それだけで充分です。でも、それだけじゃあつまらない。私は、バラードはあまり好きではありません。一般に評価の高い「Open Arms」などはすっ飛ばします。でも、これは別格。イントロのピアノ+アコギから、ギターシンセが雰囲気を盛り上げます。ペリーは切々と歌い上げ、ゴリゴリとしたベースが、容赦なくフィル・インを決めてきます。なんというシンバルか知りませんが、パシャパシャとしたシンバルも効果的です。メロディアスな最初のギターソロから一転して、後半のソロは弾きまくり最高潮を迎えます。とどめはペリーのファルセット。聞き終わると、いつもフ〜ッとため息が漏れます。

Edge Of The Blade
 ギラギラしたニールのギターが全面に出ている曲です。大学生の時、学祭で即席バンドを組んでやりました。当然教室でできると思っていましたが、場所は中庭。ドラムと30WくらいのG、Bアンプが2つ置いてあるだけ。PAはマイクのみ。サウンドチェックなど、もちろん無しのぶっつけ本番。当時はそんなことも知りませんでしたが、それにしてもひどかった。この事がトラウマとなり、その後10年間バンド活動は封印されるのでした。

Chain Reaction
 アルバム「エスケイプ」の大ヒットの後、予約で買った「フロンティアーズ」。毎日のように聴いたが、どうもこの曲だけ、途中でドラムが不自然に左によれる。レコード屋に持っていき、聴いてもらうが、最初は機械のせいじゃないのかと言われたりした。でも、よく聴いてみるとやっぱりおかしいとなり、レコード会社に電話して問い合わせてもらった。すると、アメリカからのマスターテープの不良で、やはり指摘部分のレベルがおかしくなるとの回答。現在新しいテープを取り寄せ中との返事だった。かくして、初回不良プレスは回収、新しいレコードを手にすることが出来たが、今にして思えば、お宝盤だったのか?

【このバンド以外で最近気になり、よく聴いてるバンド】
 Queen。やはり皇帝と同じく、訳ありで。一年のうち半分は聴いているが、課題曲以外は聴かず。他にも聴きたいが、今は聴ける環境にない。

【次に回す人5人とバンド】
 う〜ん、これも難しい。みんなクイーン関係ばっかりだからな〜。じゃあ、ちらさんにボン・ジョビ(見てるかはわからないけど)と、ロジャバリンさんにKween(Gueenでもいいです)をお願いしようかな。BanKさんにスピッツって手もあるか。

あ〜、やっと書き終わった。