流しそうめんオン・ザ・リヴァー2011年09月07日

80年代から90年代前半にかけて、スペインで絶大な人気を誇ったグループ、Mecano。彼らの曲に「El 7 de Septiembre(9月7日)」と言うのがあった。

91年のアルバム「AIDALAI」に収録されたファースト・シングルだ。翌年に控えた、バルセロナ・オリンピックの影響か、日本盤も出ていた。この曲の邦題が「想い出のセプティエンブレ」(* ̄m ̄)プッ、いや、笑っちゃいかん。そんな曲があったな〜と、初めてYou Tube貼付けてみた。

8月18日(木)、貴船の流しそうめんへ行った。もう十数年前になるか、友人と食べに行ったことがある。当時は1000円。そうめんに1000円かよ!と思ったが、結構楽しかった。上流の一段高いところでは、すき焼きや会席料理の席があり、いつかはあの席ですき焼き食べるぞ!と皆で誓ったものだった(笑)

ネットで検索すると、結構人気があるらしく、二時間待ちは普通らしい。え〜?以前行ったときは、我々だけ。その後に一組来ただけだったのに。もしかしたら、季節がズレていたのかな?朝11時開店だが、30分早く着いて整理券をもらっても1時間待ちとの情報もある。おまけに、道が細く駐車場が無いので、車で行けない。ギプスをしたチピラが行けるのか?貴船神社までバスがあるので、それに乗ればなんとか歩ける距離までは行けることがわかった。

当日は午後から雨の予報。9時頃に出発し、叡山電鉄貴船まで行く。盆過ぎてるから、少しはマシかと思ってたが、結構な人が乗っている。すぐ来たバスに乗るが、満員になった。貴船神社前までは10分もかからない。そこから歩いて、流しそうめんをやっている「ひろ文」へ、私だけ先に整理券をもらいに行った。10時40分くらいだったろうか、14番だった。細い山道には、多くの料亭が川床を出している。しかし、流しそうめんをやっているのは「ひろ文」だけの様だ。シーズンに2時間待ちになるくらいだから、他もやればいいのに。あまり儲からないのか?それとも格の問題か?

貴船まで来ると、涼しいと思っていたのだが、結構暑い。歩いていると、汗が出てくる。みんなを迎えて、川床へ。渓流を覆うように床が作ってあり、川を横切るように、流しそうめんのレーンが設置されている。流しそうめんオン・ザ・リヴァー、川は三途の川ではなく貴船川だ。以前は流しそうめんの床はひとつしか無かったが、今は2つになっていた。床ひとつの広さは16畳くらいか。結構広い。そこには先客と我々だけだった。手を伸ばせば、冷たいせせらぎに届き、子供たちは大喜び。川を渡る風は上の道路とは違い、冷たくて心地よい。汗もみるみる引いて行った。

しかし、次々と客がやって来て、あっという間にその床もいっぱいになった。20分ほどして、一組目のそうめんが流れて来た。子供たちは物珍しそうに、食べている人の横へ行って見ている(笑)ラッキーにも、次の組が我々の番だった。事前に配られた、流しそうめんの注意書きにあった「流れて行ったそうめんは帰ってきません」という一言。流れて来るそうめんを、子供たちが上手く箸で取れるか心配だったが、みんな上手にすくっていた。ただ、ゆっくり食べていると次のが来る、それをせき止めて遊んだり、止めたのがいっぺんに流れて来たり。末席で、一本たりとも逃すものかと気合いを入れた私は、結構忙しかった(笑)

この流しそうめん、温泉たまごが付いていたが、これに浸けて食べるのか迷ったが、私はそのまま食べた。そうめんの量は結構あり、満腹になるくらい出て来た。最後に赤い、梅のそうめんが流れて来たら終わり。白いそうめんに飽きつつあった子供たちも、赤いのが流れて来たら取り合いだった(笑)結局、待ち時間40分ほどだったが、1時間くらいなら、床の上でのんびり涼んだりできるので、全然苦にならない。値段は1200円と値上がりしていた。流しそうめんもいいが、いつかは上の席でハモしゃぶだ!