A Night at the RAG Vol.4〜ふれでぃの勤労に感謝する日(その3)2005年11月27日

 そして、なぜか宿敵?となったLILAQUEEN。その演奏は、すでに8月に完成しており、10月には熟成の域に達していた。11月には熟れすぎて、腐るんじゃないかとの懸念もどこへやら(そんなもの無いか)。観客動員も素晴らしく、会場からは「やっさ〜ん」と茶色い声が飛ぶ。負けずに焦げ茶色くらいで叫んでおいた。今年は紅一点ちらさんを欠くが、逆にノビノビとした演奏になった(スペース的にです)。他のバンドと比べて、メジャー曲が多い分、会場の乗りも違う。お客さんは、メジャー曲を一緒に歌って楽しみ、そして、それがさらにバンドに力を与える。そんな相乗効果が現れた瞬間だった。

LILAQUEENの演奏曲目
Fatbottomed Girls
Play The Game
It's Late
Somebody To Love

 来年はJunGreenさんから、このイベントのプロデュースを引き継ぐsinぼじおくんのテクニカルバンド。ギターの弦が1本多い。最初の2曲、Stone Cold CrazyとI Want It Allは、去年のサイコキと同じ選曲。若者に好かれる曲なのだろうか?ヴォーカルの西口君は、ハイ・トーンまでしっかり出て、会場のおばさんを魅了していた。キーボードのパートをギターがスイープで決めたり(MFCオーナー分析)と、そのテクニックを存分に出して、クイーンの曲を見事に自分たち流にこなしていた。

Acid Noteの演奏曲目
Stone Cold Crazy
I Want It All
Don't Try So Hard
The Show Must Go On

 よたろう皇帝率いる、今年限定ポール・ロジャース関連の選曲。皇帝、いつもより髪の毛が10倍くらい伸びて、床に着きそう。もちろんヅラだけど。ポール・コゾフ歴25年を誇る皇帝のギターは、いつも以上に味が出ていた。音の出ない間のバッキングが、その年輪を語っている。ヴォーカルのきしやんさんは、声量も抜群。会場がちょっと静かだったのは、その歌に圧倒されたからだろう。ただ、MCで後でやる予定の「ムスターファ」のさわりをやったのはいただけない。その日のセットリストに入ってなかったり、すでに終わってたなら、やってもよかったけど、ネタバラしては、後からやるjazzさんがかわいそう。とは言え、ストレートを地でいく、素晴らしいステージだった。

Fire and Watersの演奏曲目
Can't Get Enough
Feel Like Makin' Love
Mr. Big
All Right Now

 いよいよラストのバンド。今回は3人それぞれ初ヴォーカルを披露。TOMさんが、ブライアン風のディレイを使ったギターソロを弾く。ソロの最後は「さくらさくら」で締めた。今年の公演で実際にやった(と思う)ので、公演を観た人は、ニヤリと思い出してたのではないか。

TOM, Jun & Sinの演奏曲目
Driven by You
I Want To Break Free
I'm In Love With My Car(以上メドレー)
Dead On Time

A Night at the RAG Vol.4〜ふれでぃの勤労に感謝する日(その4)2005年11月27日

 そしてファイナル・セッション。今回、先だって急逝した、クイーンと関係の深い本田美奈子さんのCrazy Nightをやることに。ヴォーカルはE-yoちゃん。その小柄な体からは想像できないくらいしっかりした声で歌う。いずれにせよ、かわいい。ギターは、サモさん、はじめちゃん、masuyanさんの3人。そして、ファイナルは、すべてcharlyさんメインのツインドラム。会場では、私の隣の席だったcharlyさん、緊張のあまり、食べ物ものどを通らないなんて言ってたが、本番になると、堂々の叩きっぷりだった。

 続いては、jazzさん登場で、ROYさん譲りの「で〜ろ」で客席をあおる。その衣装も、さすが本職、バッチリ決まっている。ひとしきり観客をあおると、紙コップに入った北海道みやげを会場にぶちまける。そして「さっき言われて悔しいけど。」とMustaphaに。やっぱり。

 残るはいつもの3曲。まずは、Bo Rapから。ピアノは白と黒さんに、そしてファイナルのベースは、実は私と小学校2〜3年生の時、クラス違いだったことが発覚したろくまん(同級生だから呼び捨て)。私もギターを弾くが、あれ?音が違う??チューニングがかなり狂っている。TOMさん、ぼじおくん、ろくまんにいっせいににらまれる。σ(^◇^;)急いで、サモさんにチューナーをつないでもらい、チューニングを合わせて参加するが、ほとんど曲は終わってた。

 気を取り直して、次はソロを弾くWWRY。ドンドンパッ!この曲のドラムはBBAマスター。Kahyaさん、まんきちさん、E-yoちゃんと歌い継いで、いよいよ決めのパート。ジャ〜〜ン・・・ドンドンパッ、あれ??おいら間違った???ジャ〜ンとシンバルが鳴り響くところが、そのままドンドンパッって・・・。BBAマスターを見るが、笑顔でドンドンパッ。TOMさんは、こっちをにらんでる。まあええわ。強引にソロ弾いて終わった。フ〜〜。

 そしてラストWe Are The Champions。この頃にはステージにはあふれんばかりの出演者、と言うかあふれてる。飛び跳ねるEriさん、エフェクター踏んで、ジャック抜ける。すかさずサモさんつなぐ。まあ、この時点で、音なんかどうでもいい状況。あ〜〜、今年も終わった〜〜。

Final Sessionの演奏曲目
Crazy Night
Mustapha
Bohemian Rhapsody
We Will Rock You
We Are The Champions

 今年も盛大だったクイーン祭。みなさんお疲れさまでした。立ち上げからここまで育てたJunGreenさん、お疲れさまでした。来年からはsinぼじおくんがプロデュース。どう変わるのかも今から楽しみだ。