アイ・ワナ・ノウ...32010年07月08日

どう言う状況なのか、いまだに謎のジャケット

日々進化と言うか、試行錯誤で変わっていく第3回フォリナー・セッション in OsakaのHP。まだまだ参加受付中!

1979年、3枚目となるヘッド・ゲームス (Head Games)をリリース。このアルバムから、ベーシストが元ロキシー・ミュージックのリック・ウィルスになります。インパクトのあるジャケット・デザインがキリスト教徒の反発を招き、出荷停止になった地域もあったそうです。それが影響したのが、売り上げは前作ほど伸びず300万枚(現在まで500万枚以上)にとどまりました。それでも、アルバム・チャートは全米5位まで上がりました。

  • 「ヘッド・ゲームス(Head Games)」
  • A面
  • 1. ダーティー・ホワイト・ボーイ (Dirty White Boy)
  • 2. 真夜中の電話 (Love On The Telephone)
  • 3. 女たち (Women)
  • 4. 反逆の夜 (I'll Get Even With You)
  • 5. 17 (Seventeen)

  • B面
  • 1. ヘッド・ゲームス (Head Games)
  • 2. モダン・デイ (The Modern Day)
  • 3. 科学の影に (Blinded By Science)
  • 4. 灰色の別れ (Do What You Like)
  • 5. レヴ・オン・ザ・レッド・ライン (Rev On The Red Line)

彼らのアルバムで、私が最初に買ったのがこのヘッド・ゲームスでした。1曲目の「ダーティー・ホワイト・ボーイ」のイントロを聴いたときの衝撃は、忘れられません。カッコ良かった。イントロと言えば「反逆の夜」と「ヘッド・ゲームス」の練り込んだイントロは最高です。一方、今までのヒット・アルバムに対してのメディアの反応、いわゆる産業ロックと言うレッテルを気にして、「ダーティー・ホワイト・ボーイ」「女たち」「17」などのストレートな曲調のものも取り入れたとミックは語っています。また、クイーンやジャーニーのプロデュースで有名な、ロイ・トーマス・ベイカーを起用した事により、今までより明るく仕上がっており、バランスの良い出来だと感じるアルバムです。

シングルも「ダーティー・ホワイト・ボーイ」が全米12位。「ヘッド・ゲームス」が、全米14位。「女たち」が、全米41位でした。シングル盤で見てみると、デビューから8曲連続でTop20入りを果たしたのは、ビートルズ以来の記録だったそうで、もし「女たち」が20位以内に入っていたら、ビートルズの記録を塗り替えた事になりますね。

このアルバムから、彼らもプロモーション・ビデオを作成しています。ほとんどが、スタジオ・ライブ的なものでした。まだMTV全盛になる前でしたので、なかなかテレビで見られる機会もありませんでした。ある日、新聞のテレビ欄に「びわ湖放送:天気予報フォリナー」と書いてありました。なぜ、天気予報でフォリナー??疑問は膨らみますが、うちではびわ湖放送など映りません。しかし、テレビのチャンネルを微調整すると、点描の様な画像で受信する事ができました。そしてある日、ついに「天気予報フォリナー」を見ることができました。そこには、ヘッド・ゲームスの曲とPVをバックに流す天気予報が!苦労してやっと見られた彼らの姿は、はっきり見えなかったけどはっきり憶えています。