F1観戦 ― 2006年10月08日
今日、鈴鹿でのF1開催がひとまず終わった。来年からは富士になるそうだが、コースが昔と同じなら、マシンとタイヤの性能差で勝敗が決まりそうで、つまらないな。その鈴鹿で初めてF1が開催された年に、スペイン・グランプリを観ることができた。
開催地はJerez De La Frontera(へレス)。ここはシェリー酒の産地として、世界的に有名だ。サラマンカからバスで6時間かけてSevilla(セビージャ)に行き、そこからバスを乗り換えて1時間ほどでその小さな田舎町に着いた。スペインでもかなり南にあるヘレスは、9月も終わりというのにかなり暑い。サーキットは町から10kmほど郊外にある。交通手段はバスかタクシーだが、F1開催だというのに、臨時バスも無い。町が盛り上がっている訳でもない。そう、観客が少ないのだ。スペインはオートバイのレースは小排気量において、アンヘル・ニエトだとかホルヘ・マルチネス・アスパルだとかのスター選手が多く、DerbiやJJコバスなどのメーカーも活躍しており、絶大な人気を誇っていたのだが、ことF1に関しては、いつもドベが定番のアドリアン・カンポスしかいなかった。それに入場料もバイクの約2千円に対し、F1が約1万円と高価だったこともあるかもしれない。
土曜日の予選と日曜日の決勝を観た。予選では帰りのバスがなかなか来ないので、10kmの道のりを歩いて帰った。途中ヒッチハイクを試みるが、誰も停まってくれなかった。翌日の決勝、疲れが出たのか寝過ごしてしまった。あわててバス停に行くが、何か様子が違う。予定のバスに余裕で乗れた。実は前の日でサマータイムが終わったので、一時間遅くなっていたのだ。間先場所は、2〜3コーナーと4コーナーが見渡せるところ。金網も低く結構近くで観ることができた。応援するのは、やはりこの年からF1に参戦した、日本人初のF1ドライバー中嶋悟である。
誰が優勝だったか、中嶋がどうなったかも憶えてないけど、バイクに続き(これはまた後日)F1も観戦できた喜びに、旅の疲れも吹っ飛ぶのであった。
今調べたら、優勝はマンセル、中嶋は9位完走だった。
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