「青春=金がない」のはもう古い2006年10月20日

18日(水)、東京へ出張してきた。今回も日帰り予定だ。以前は、東京の友達と会うために、二三泊していたが、子供に手がかかるようになり、行く回数も日にちも減ってきた。そして、前回と今回は日帰りだ。特に展示会でもない限り、キツいけど一日で回れるスケジュールでもあった。今回も誰にも会わずに帰ろうと思っていたが、前日、夜行バスで帰ることをふと思いついた。

以前はかなり利用していた夜行バス。値段が安いということもあるが、それよりも、私は夜行バスの旅が好きだった。それは、スペインを旅行した時の移動が、ほとんどバスだったからだ。スペインは、今でもそうだが、鉄道網があまり発達していない。中心にある、首都マドリードから放射状に延びているだけである。だから、バスしか乗ったことが無いと言う人も多い。私は旅行のとき、特に宿代を浮かせるために、夜行バスをよく使った。バスでは2〜3時間に一度、10分程度のトイレ休憩がある。たいていが小さな村のバルやカフェテリアで、カフェ・コン・レチェやジュースなどを飲み、村の雰囲気を味わう。夜なら外で満天の星を眺めるなど、ちょっとしたことだがリフレッシュすることができる。日本のバスでも、旅していた頃の雰囲気を少しでも思い出し、楽しめるので、結構バスを使っていた。

しかし、年とともにバスの移動もキツくなってきた。夜行バスはゆっくり寝ることができないので、到着したら結構疲れる。それに昔は、朝6時頃に到着しても、店も何も開いてない。途方に暮れるだけだ。そして、疲れた体で仕事となるとつらい。最近は、出張プランというツアーもあり、往復の新幹線代でホテル付きというのも珍しくない。だから、いつの間にか新幹線で出張するようになった。ところが、このところ夜行バスの運賃がかなり下がって来た。4〜5千円だと言うので、久しぶりにバスにしてみようかな、それにバスだと、出発時間が遅いので、友達と一杯飲める。

そうして、21時50分発の「青春ドリーム号」片道5000円のチケットを買い、久々にvoltyと呑んだ。結局1時間ほどしか時間がなく、次回はもっとゆっくりしようと別れた。そして乗り込んだ「青春ドリーム号」、やっぱり寝られなかった。昼間のバスは寝られるのに、なぜ夜行バスでは寝付けないのか?不思議だ。東京の帰りに、静岡によっていた頃も、必ずバスを使っていた。朝出るバスは4時間ほどで静岡駅に着く。その時はよく寝られたのに。それに、どうもお尻が痛い。ウトウトしても、お尻が痛いので目が覚める。乗って2時間ほどは、やっぱりもう乗りたくないと思った。

結局2〜3時間ほど寝られただろうか。朝6時前に京都駅に到着。バスから降りた人たちは、夜が明けたばかりの人通りの無い街に散らばって行く。その時、新幹線では味わえない「着いた」と言う気分、そして思い出される旅の記憶。また乗ってもいいかな、って気分になっていた。

しかし、「青春ドリーム号」って名前、何とかならないもんだろうか。

コメント

_ かがみ ― 2006年10月20日 17時28分33秒

いつだって青春ですよぉぉぉぉぉ!!

_ ルールー ― 2006年10月20日 19時24分14秒

「青春18きっぷ」というのもありますよ!!

_ 忍者 ― 2006年10月20日 22時30分50秒

かがみさん
>いつだって青春ですよぉぉぉぉぉ!!
そう、心の中はいつまでも青春なんだけど、blogに載せた若い頃の写真を見て、誰か全然わからなかったという感想をもらうと、「俺の青春も終わったのか・・・?」なんて心が揺らぐのでした。
青春時代は、夜行バスの連泊なんて平気だったのにね・・・。


ルールーさん
>「青春18きっぷ」というのもありますよ!!
題名着けて、本編で書き忘れましたけど、JRって、アホの一つ覚えみたいに「格安切符=青春」なんですよね。確かに、昔の学生は、金がないので、旅行も安くあげようとしてましたけど、今の学生は、仕送りもらって親に学費払ってもらい、でも学校に行かずにせっせとバイトして金稼ぐ。よっぽど金持ってるんですよ。だから「青春」って言葉に「安い」って言うイメージはもう古いと思うんです。実際、乗っているのも結構年配客多いし。いっそ「哀愁ドリーム号」にした方がいいんじゃないかな。え?客が減る??やっぱりそうかな。

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